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ファイナンスとはどういう意味?企業や個人のファイナンスとは?

楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2021年7月19日 10時0分

ファイナンスとはどういう意味?企業や個人のファイナンスとは?

ファイナンスとはどういう意味?企業や個人のファイナンスとは?

しばしば耳にする「ファイナンス」という言葉。なんとなくお金に関係のある言葉だとわかっていても、ちゃんとした意味はわからないという人も多いでしょう。企業だけでなく、個人や家庭にもファイナンスは関係あります。どういう意味か、詳しく見ていきましょう。

ファイナンスとはどういう意味?企業や個人のファイナンスとは

ファイナンスとは何か

ファイナンスとは何か

financeには、金融、財政、資金といった意味があります。まずは大まかな意味を確認しておきましょう。

 

・金融
銀行や信用金庫、信用組合などの金融機関を呼びます。これは、資金が不足している人にお金を融通する機関ということ。金融には直接金融と間接金融があります。

 

直接金融 株式や債券を発行して、個人から直接資金を調達する方法
間接金融 金融機関からお金を借りることで、個人の預金を間接的に調達する方法

 

・財政
国や地方公共団体が公共サービスを提供するため、税金を集めて管理し、必要な場面で使っていく活動のこと。転じて、企業や家庭のお金の管理を指します。

 

・資金
事業に必要な資金を調達すること、さらには資金そのものを指してファイナンスと呼びます。たとえばファイナンシャルプランナーは資金計画を立てる専門家です。

企業におけるファイナンス

企業におけるファイナンス

企業の資金調達は、エクイティファイナンスとデットファイナンスの2種類があります。

 

・エクイティファイナンス
株式を発行して資金を調達する方法です。自己資本を増加させるため、返済義務はありません。利息を支払う必要もなく、安定した資金調達手段といえるでしょう。しかしながら株式を発行しすぎると1株あたりの価値が薄くなり、株価が下がることがあります。手続きにも時間やコストがかかるため、急な資金調達には向かないというデメリットもあります。

 

新たに発行した株による主な増資方法は以下のとおりです。

 

○公募
時価で新株を発行する方法。

 

○株主割当増資
既存の株主に、持っている株式数に応じて新たな株式を割り当てる方法。

 

○第三者割当増資
特定の第三者に新たな株式を引き受けてもらう方法。

 

○転換社債型新株予約権付社債
発行時は社債としての性質を持つが、権利行使によって株式に転換する仕組みのもの。

 

・デットファイナンス
金融機関からの融資や、社債の発行で資金を集める方法です。貸借対照表では負債の部に記入されるもので、返済義務があります。

 

返済義務と聞くとあまり好ましくないことのように感じるかもしれませんが、デットファイナンスには株主が増えないというメリットがあります。経営に口出しされることがないので、安定した経営が望めます。また、新たに株式を発行する手間がかからないため、急な資金調達にも向いています。

家庭におけるファイナンス

家庭におけるファイナンス

個人や家庭といった小さい規模でのファイナンスを個人ファイナンスやパーソナルファイナンスと呼びます。お金の出入りを管理する家計簿も立派な財務諸表といえるでしょう。

 

一度、家計のバランスシートを作ってみるのがおすすめです。資産から負債を引いたものが現在の総資産になります。

 

 

純資産を確認して、「思ったより少ない」と感じた人もいれば、「十分だと思うが、もっとあったほうがうれしい」と感じた人もいるでしょう。将来に向けた資金調達方法を考えることもファイナンスの一つです。

個人ファイナンスと投資

個人ファイナンスと投資

日本人は銀行預金を好む傾向があると言われています。銀行預金は元本保証で、いざというときにすぐ換金できる、流動性に優れた商品です。しかし、近年の低金利で預金はほとんど増えません。ある程度の生活費が預金にプールできているのであれば、一部を投資に回して、お金を増やす仕組みを作るとよいでしょう。

 

投資初心者にもはじめやすい資産形成方法が、iDeCoとつみたてNISAです。いずれも少額からはじめることができ、長期間の資産形成に役立ちます。

 

iDeCo
iDeCo最大の魅力と言われるのが、掛金が全額所得控除になることです。毎年所得税と住民税を払っている人で、iDeCoをまったくやっていない人なら、導入することで確実に節税になります。たとえば月1万円の拠出であっても、所得税10%、住民税10%の人なら12万円×20%=2万4,000円が節税できます。

 

iDeCoは運用先を自分で選べるのも特徴です。定期預金、投資信託、保険商品などのラインアップから、任意に組み合わせることができます。運用益が非課税になるというメリットもありますが、原則として60歳になるまで引き出せないのがデメリットです。

つみたてNISA
毎年40万円までの非課税枠があり、この枠内で購入した商品は値上がり益に課税されません。投資対象は長期の資産形成に適した投資信託やETFに限られているため、初心者でも選びやすいのが特徴。日経平均株価やTOPIXに連動するインデックス型投資信託は日々のニュースで値動きがわかるため、初心者が投資の第一歩としてはじめるのにも向いています。

 

iDeCoと違っていつでも換金できるのもつみたてNISAのいいところです。手数料もなく、無料で続けられます。

 

楽天証券のつみたてNISAは、楽天ポイント楽天カードを使って投資信託が購入できるため、普段から楽天サービスを使っている人におすすめです。

このテーマに関する気になるポイント!

  1. ファイナンス(finance)の意味とは?
    金融、財政、資金という意味があります。
  2. ファイナンスにおける金融とは?
    資金が不足している人にお金を融通することで、直接金融と間接金融があります。
  3. 直接金融とは?
    株式や債券を発行して、個人から直接資金を調達すること。
  4. 間接金融とは?
    金融機関からお金を借りることで、個人の預金を間接的に調達すること。
  5. ファイナンスにおける財政とは?
    企業や家庭のお金の管理を意味します。
  6. ファイナンスにおける資金とは?
    資金を調達すること、資金そのものを指します。
  7. ファイナンシャルプランナーはどんな人?
    資金計画を立てる専門家のことです。
  8. エクイティファイナンスとは?
    企業が株式を発行して資金を調達する方法のことです。
  9. デットファイナンスとは?
    金融機関からの融資や、社債の発行で資金を集める方法

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