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心療内科はどんな症状の時に行くのか。メンタルクリニックや精神科との違いは?

楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2021年7月21日 10時0分

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心療内科はどんな症状の時に行くのか。メンタルクリニックや精神科との違いは?

仕事に家事に忙しい毎日を送る人が多い現代社会では、心の調子を崩してしまう人も少なくありません。特に最近はコロナ禍の影響もあって、メンタルの不調を訴える人が増えているようです。心の不調を診てくれる所としては心療内科がありますが、具体的にどういった場所なのか詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。ここでは心療内科について、メンタルクリニックや精神科との違いとあわせて解説します。

心療内科はどんな症状の時に行くのか。メンタルクリニックや精神科との違いは?

心療内科とは?

心療内科とは、心理的・精神的な理由によって引き起こされている不調を治療するための診療科です。

 

主な治療対象となるのが「心身症」と呼ばれる症状です。心身症とは、ストレスなどの心理的な要因によって「身体に現れる症状」の総称であり、頭痛や吐き気、めまい、胃の痛み、下痢や便秘、皮膚のかゆみなど、その症状は多岐にわたります。

 

心療内科は内科の一種なので、こういった身体に出ている症状の検査や治療も行いながら、精神領域のケアも行っていくのが特徴です。

心療内科・精神科・メンタルクリニックの違いは?

心療内科・精神科・メンタルクリニックの違いは?

心に関する病気を診てくれる医療機関には、心療内科、精神科、メンタルクリニックなどがあります。いずれも心理領域・精神領域が関わる不調を診る場所であり、対象となる症状や受けられる治療は重複しています。

 

ではその違いは何かというと、特化している分野や病床の数です。

 

・心療内科
心療内科は「心が原因となっている身体の不調」を診るのを専門としています。

 

例えば、症状が出ている箇所の専門科を受診したのに特に異常が見つからない場合、心理的なストレスが原因になっている可能性がありますので、一度心療内科にかかってみるのがおすすめです。

 

とはいえ、身体に症状が出ていなければ受診してはならない、というわけではありません。不安感や動悸が辛い、なぜか憂鬱で辛い、といった漠然とした心の不調についても幅広く対応が可能です。

 

・精神科
心療内科が「心が原因となっている体の不調」を専門としているのに対して、精神科は「心そのものの不調」を専門としています。

 

精神科が専門とする病気には、うつ病、統合失調症、双極性障害、パーソナリティ障害などがあります。

 

ほかにも強い不安感やイライラ感、強迫観念、幻覚や幻聴、不眠、アルコール依存症や薬物依存症など、精神的な面で生活に大きな支障をきたす症状が精神科の治療対象です。

 

・メンタルクリニック
メンタルクリニックとは、心の不調を扱う「診療所」のことをいいます。

 

そもそも「病院」と「診療所(クリニック)」の違いは法律で定義されており、入院用のベッドが20床以上あれば病院、19床以下またはゼロの場合はクリニックと呼びます。

 

病院が入院治療を必要とする大きな病気やケガを担当する一方、通院治療に特化したのがクリニックです。

 

メンタルクリニックの診療科は、そのクリニックの先生が何科を専門としているかで変わります。近年では心療内科と精神科のどちらもカバーしているクリニックも多くなってきています。

心療内科と精神科、どちらを受診すればいい?

心療内科と精神科、どちらを受診すればいい?

では、実際にストレスや不安による不調が出た場合はどちらを受診すればよいのでしょうか。

 

結論からいえば、心療内科でも精神科でも、最初はどちらを選んでも間違いではありません。というのも、今現れている症状だけでその原因を判断するのは難しいからです。

 

例えば、代表的な精神疾患のひとつである「うつ病」にも、

 

心因性のうつ:心理的なストレスが原因
外因性のうつ:脳の病気、外傷、薬などが原因
内因性のうつ:性格傾向や気質などが原因

 

といったような種類があります。

 

また、そもそも「うつ」というのは、くしゃみやせきと同じように症状の一種に過ぎないので、「うつ症状が出ているからうつ病である」という判断をすることはできません。

 

うつ病以外にもうつ症状を引き起こす要因は様々に存在し、統合失調症などの脳疾患、筋肉のこわばりによる自律神経の乱れ、といったものも気分の落ち込みを引き起こす原因となり得ます。

 

このような診断を下すのは素人には困難ですので、とりあえず最初は通いやすい方に行ってみて医師の意見を聞いてみる、くらいの気持ちで受診しても問題ないでしょう。

心療内科を受診する目安は?

受診するタイミングとしては、ひとつは身体的な不調があるのに、その部位の専門科で検査をしても異常が見つからないといった場合です。

 

この場合、心理的なストレスが症状を引き起こす引き金となっている可能性が考えられますので、一度心療内科を受診してみるのがおすすめです。

 

また、不安感や憂鬱感が強くてとても辛い、何もやる気が起きず生活に支障が出ている、といった精神的な不調を自覚した時も、早めに医師に相談しましょう。

 

基本的に、どんな身体の不調もひどくなる前に対処するのが望ましいです。特に精神的な辛さは我慢して抱え込んでしまうと余計に悪化してしまうことも。不安な気持ちを先生に打ち明けるだけでも気持ちが軽くなりますので、何かおかしいなと感じたらためらわずに受診してみましょう。

長く続くコロナ禍でコロナ鬱が増えている?

長く続くコロナ禍でコロナ鬱が増えている?

2020年の初頭から1年以上も続くコロナ禍によって、多くの人が強いストレスに晒されている現状。そんな中で昨今では「コロナ鬱」という言葉も生まれました。

 

「コロナ鬱」とは、新型コロナウイルスの感染拡大による不安やストレスの増大によって、心や体に不調を引き起こしてしまった状態のことをいいます。

 

医学的に明確に定義された病気というわけではありませんが、現れる症状は不安感や憂鬱感が強くなる、イライラ、無気力になる、などうつ症状ととてもよく似ています。

 

感染拡大によって急激に生活スタイルの変化を余儀なくされたことや、自分や家族が感染してしまうことへの恐怖、先の見えない不安、といった強い負担が積み重なることで、体調を崩してしまう人が増えているようです。

在宅勤務が長い人の体調不良が増えている

また、長期間の在宅勤務によって体の調子を崩す人もいます。大きな要因のひとつが運動不足です。通勤がなくなったことで、歩いたり身体を動かしたりする時間が極端に減った、という人も多いのではないでしょうか。

 

長時間自宅にこもりっきりでデスクワークをすると、身体の筋肉がこわばってしまい肩こりや頭痛といった身体の不調を引き起こしやすくなります。

 

他にも、在宅勤務になってから仕事とプライベートの切り替えが上手くできない、人と気軽に話せなくなり孤独を感じる、といった声も多く聞かれます。こういったストレスは自分でも気づかないうちに積み重なりがちです。

 

ウイルスへの感染対策も重要ですが、自分自身の心と身体のケアにも十分気を配ることが大切です。

楽天生命の医療保険で病気に備えよう

身体のことは、自分のことでも意外とわかっていないもの。ちょっとした不調だと思っていても、病院に行ってみたら実は大きな病気が隠れていた、ということも珍しくありません。

 

過度に敏感になる必要はありませんが、普段から気軽に相談できる、かかりつけ医を持つとともに、医療保険などでお金の準備しておくといざという時でも安心です。

 

楽天生命スーパー医療保険は、新型コロナウイルス感染症での入院やホテル療養も保障の対象になります。この機会にぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

このテーマに関する気になるポイント!

  1. 心療内科とは
    心理的・精神的な理由によって引き起こされている不調を治療するための診療科。
  2. 心身症とは
    ストレスなどの心理的な要因によって「身体に現れる症状」の総称であり、頭痛や吐き気、めまい、胃の痛み、下痢や便秘、皮膚のかゆみなど。
  3. 心療内科とは
    「心が原因となっている体の不調」を専門としている科
  4. 精神科とは
    「心そのものの不調」を専門としている科
  5. メンタルクリニックとは
    心の不調を扱う「診療所」
  6. コロナ鬱とは
    新型コロナウイルスの感染拡大による不安やストレスの増大によって、心や体に不調を引き起こしてしまった状態

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