S&P500とは?投資で知りたい注目の指数をわかりやすく解説
楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2021年7月26日 10時0分
S&P500とは?投資で知りたい注目の指数をわかりやすく解説
S&P500は米国株式市場の全体的な値動きを表す指数です。S&P500の値動きに連動するタイプの投資信託やETFを利用すれば、簡単に米国株式への分散投資が可能となります。ここでは様々な指数と投資方法を解説しています。
S&P500とは?
S&P500(スタンダード・アンド・プアーズ500種指数)は、米国の株式市場の動きを表す「指数」です。日本の株式市場では、TOPIX(東証株価指数)や日経平均株価などが同様の役割を果たしています。「指数」はインデックスと呼ぶこともあります。投資の方法のひとつ、「インデックス投資」に活用されるものです。株価の動きをみる場合、チャートなどでその値動きを知ることができるように、「指数」のチャートをみると、多くの銘柄を含む株式市場全体の動きを知ることができるのです。
米国株式市場の全体的な値動きを知ることができるS&P500。どういったものなのか詳しくみてみましょう。S&P500が対象としているのは、ニューヨーク証券取引所やNASDAQなどに上場している企業。そのなかでも流動性がある大型株、500銘柄が選ばれています。米国の株価指数にはダウ平均(ダウ工業株30種)もありますが、こちらは米国経済を代表する30銘柄が選ばれたもの。S&P500はダウ平均よりも、対象とする銘柄が多くなっています。
S&P500は2021年に入って、史上最高値を更新するなど好調な値動きを見せています。
日経平均とはここが違う!S&P500の特長
日経平均株価もS&P500も、株式市場全体の動きを知るための指数です。ただし算出方法に違いがあるため、数字をみるときに注意するポイントがあります。日経平均株価は算出する際に、「構成銘柄の平均株価」を使用します。これに対してS&P500で使っているのは「構成銘柄の時価総額」。時価総額とは、株価に発行済株式数を掛けたもの。このため日経平均株価が株価の高い銘柄に左右されやすいのに対し、S&P500では時価総額が大きい大型株の影響を強く受けるという特徴があります。
S&P500以外の注目指数
S&P500は米国株式市場の値動きを表す指数ですが、ダウ工業株30種も同様の役割を果たしています。日本の株式市場全体をみるには、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)。しかし市場の動きを表す指数はこれだけではありません。さらに特徴のある指数を2つ紹介しましょう。
・東証REIT指数
ひとつは「東証REIT指数」。REIT(不動産投資信託)は、不動産に投資する投資信託です。投資信託を購入することで不動産への投資が可能となり、賃貸料収入など収益の分配を受け取れます。東証REIT指数は、東京証券取引所に上場しているREITの全銘柄を対象にした指数。東証REIT指数に連動するタイプのETFを購入すると、様々なREITに分散投資するのと同様の効果が得られます。
・MSCI-KOKUSAIインデックス
さらに広く世界の株式市場全体をみるのであれば「MSCI-KOKUSAIインデックス」が便利。こちらの指数は先進国23カ国から、日本を除く22か国で構成されているのが特徴です。国別の構成比をみると、市場規模の大きい米国が半分以上を占めていて、そのほか英国・フランス・カナダ・ドイツなどがつづきます。日本株だけ、米国株だけというわけではなく、世界の先進国に広く分散投資したいときに注目したい指数です。
ETFと投資信託はどちらを選ぶべき?
S&P500に投資したいというときには、S&P500の値動きに連動するETFや投資信託を活用できます。ここでETFと投資信託の違いについて確認しておきましょう。ETFは上場投資信託。一般的な株式と同じように、証券会社を通じて証券取引所に注文を出して売買します。リアルタイムで値が動くなか、指値注文や成行注文を出すということです。一般的な投資信託はETFと違って上場されていないため、証券会社や銀行などを窓口とし、その日の基準価額で購入します。
ETFと投資信託では購入方法に違いがあるほか、購入時手数料や信託報酬は、一般的にETFのほうが安くなる傾向があります。購入方法やコスト、非課税制度への対応状況などを比較しながら、自分に合ったものを選ぶとよいでしょう。
S&P500に投資するオススメの方法
S&P500に投資するには、どうしたら良いでしょうか。S&P500の値動きに連動するETFや投資信託が数多くあるので、これを購入することで投資が可能となります。具体的な銘柄を2つ挙げておきましょう。
楽天証券で購入できる投資信託に「iFree S&P500インデックス」があります。これはS&P500指数に連動することを目指して運用される投資信託。買い付け手数料は無料で、信託報酬を含んだ管理費用は年率0.2475%となっています。NISAやつみたてNISAといった非課税制度に対応していて、100円から投資可能です。
市場に注文を出して取引するETFとしては、「上場米国株式S&P500(1547)」があります。こちらの信託報酬は0.06%。売買手数料は証券会社ごとに異なるので確認しておきましょう。値動きはS&P500指数に連動します。
指数やそれに連動する投資信託について学んだら、楽天証券に口座を開設してみましょう。S&P500に投資できる投資信託がすぐに見つかります。楽天銀行と連携すれば、楽天証券との間での資金移動も簡単です。ためしに投資してみたいということであれば、少額からのスタートも可能です。資産形成には、長期的な積み立てが有利とされています。投資について学び、早いうち若いうちに始めておきたいところ。口座開設がその入り口となります。
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