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先物取引とは|始め方やレバレッジの効かせ方、具体例で特徴なども解説します

楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2021年10月28日 10時0分

先物取引とは|始め方やレバレッジの効かせ方、具体例で特徴なども解説します

先物取引とは|始め方やレバレッジの効かせ方、具体例で特徴なども解説します

先物取引とは何でしょうか。なんとなく損をするものという認識で敬遠されている方も多いのでしょうか。具体的に説明します。

先物取引とは|始め方やレバレッジの効かせ方、具体例で特徴なども解説します

先物取引とは?

先物取引とは、当事者が取引時における売買の価格や数量をあらかじめ約束しておいて、決済時における現実の価格の差に基づいて算出される金銭の授受を約する取引のことをいいます。取引開始時点では、約束をするだけなのでお金の受渡しはありませんが、決済時等に、価格の差額について現実に受渡しが行われます。この定義だけを読んでも、よくわからない方が多いと思いますので、具体的に説明します。

先物取引の具体例

先物取引の具体例

マネ活さんは宝石店で金のネックレスを見つけました。価格は20 万円でしたが、マネ活さんは、金の相場はこれから上昇するのでネックレスの価格も上がるだろうと内心思っていました。一方で宝石店のオーナーは、金の相場はこれから下がるので、ネックレスの価格も下がるだろうと内心思っていました。

 

マネ活さんは、宝石店のオーナーとの間で、金のネックレスを20万円で購入していることにし(ただし金のネックレスは宝石店が預かる)、1年後まで好きな時にその時点の相場価格で金のネックレスを宝石店に売却できることを約束しました。ただし、金のネックレスは必ず売却しないといけないという条件のほか、金のネックレスの価格が価格変動で10万円となった場合、あるいは期限までに金のネックレスを売却しなかった場合にその時点の価格で、金のネックレスを宝石店に売却しなければいけないという条件も付いていました。

 

(1)金のネックレスの価格が上昇した場合
マネ活さんが予想したとおり、金のネックレスの価格は30万円に値上がりしていました。マネ活さんは大喜びで宝石店に向かい、金のネックレスを30万円で売却することができました。これによってマネ活さんは、差額の10万円得をしました。一方で宝石店のオーナーは差額の10万円損をしてしまいました。

 

(2)金のネックレスの価格が下落した場合
マネ活さんの予想と反して金のネックレスの価格は10万円に値下がりしていました。マネ活さんは約束どおり、金のネックレスを10万円で売却しなればいけなくなり、差額の10万円損をしてしまいました。一方で宝石店のオーナーは、20万円の金のネックレス10万円で買うことができ、10万円得をしました。

 

(3)売り手にも買い手にもなれる
マネ活さんと宝石店のオーナーは、金のネックレスの買い手と売り手という立場で取引を開始し、決済時には反対の売買を行いました。先物取引を始める際は、マネ活さんの立場になって買い手になれるだけでなく、宝石店のオーナーの立場になって売り手になって取引を始めることもできます。

先物取引の種類

先物取引は、大きく商品先物と金融先物の2種類があります。商品先物とは、言葉のとおり商品に投資する先物のことです。例えば、金などの貴金属、原油のエネルギー、とうもろこしなどの農作物を対象とします。金融先物とは、金融上の指数を対象とする先物のことです。日経225やTOPIXなどの株価指数先物取引、国債先物取引、ドルや円などの通貨先物取引、金利先物取引があります。特に最近のニュースなどで日経平均株価が乱高下していることが報じられていますが、このような株式指数の上下による利益を狙うのが株価指数先物取引です。

先物取引の特徴

先物取引の特徴

(1)差金決済ができて空売りもできる
上述のとおり、先物取引は決済時に、注文時との価格の差額の受渡しを行います。先物取引の注文時には、金銭の受渡しはありません。また、先物取引は買いからでも売りから(空売り)でも取引ができますので、相場の上昇、下落どちらの局面でも利益を狙うことができます。

 

(2)取引に期日がある
先物取引は、取引ができる期日が定められています。したがって、期日までに、必ず先物取引の建玉(ポジション)決済が必要になります。期日の前営業日までに決済されていない建玉については、SQ(特別清算指数)により自動的に決済され、損益が確定します。

 

(3)レバレッジを効かせることができる
先物取引ではレバレッジを効かせることができます。レバレッジとは、小さな金額で何倍もの価値の金融商品を動かすことができる仕組みのことです。

 

(4)委託証拠金が必要となる
先物取引は上述のとおり、差金決済のみで代金の支払等がなく、レバレッジを効かせることができるので、買い手であっても売り手であっても、損失が拡大する恐れがあます。したがって、先物取引の契約義務の履行を確保する担保として委託証拠金を差入れまたは預託しなければいけません。担保として証拠金を差し入れることで少ない元手で大きな取引(=レバレッジ取引)ができます。

先物取引を始めるには?

先物取引を始めるためには、証券会社に口座開設の申込を行い、総合取引口座と先物・オプション取引口座を開設する必要があります。口座開設時には審査があり、投資経験や一定額の金融資産の保有が必要になります。

まとめ

先物取引は、相場の下落局面でも利益を上げることができる取引ですが、レバレッジも大きいためハイリスクハイリターンをともなう取引です。メリットとデメリットをよく理解したうえで、取引を開始されてみてはいかがでしょうか。

このテーマに関する気になるポイント!

  1. 先物取引とは?
    先物取引とは、当事者が取引時における売買の価格や数量をあらかじめ約束しておいて、決済時における現実の価格の差に基づいて算出される金銭の授受を約する取引のことをいいます。  

  2. 先物取引の種類は?
    先物取引は、大きく商品先物と金融先物の2種類があります。

  3. 先物取引の特徴は?
    差金決済ができて空売りができること、取引に期日があること、レバレッジを効かせることができること、委託証拠金が必要となることです。

  4. 先物取引を始めるには?
    証券会社に口座開設の申込を行い、総合取引口座と先物・オプション取引口座を開設する必要があります。

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