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余裕資金の運用について(国債・純金積み立て)

楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2021年11月22日 10時0分

余裕資金の運用について(国債・純金積み立て)

余裕資金の運用について(国債・純金積み立て)

現在、保険商品を利用して資産運用を行っているのですが、追加の余裕資金が300万円生じております。購入した保険商品は2025年3月末に元本割れしない状態(戻り率が102.5%)となるため、そのタイミングが改めて資産運用のバランスを見直す時期になると考えております。そのため、今回生じた300万円の余裕資金は保険商品で長期的に運用するのではなく、短期間の預け入れでも元本割れしない形にしたいと考えております。今回発生した余裕資金につきまして、私自身は楽天証券を通じて純金積み立てを少しずつ行い、残りの額は楽天銀行と楽天証券を連携させて金利を0.1%にすることで運用しようと考えています。しかし、世代の相違からか母には安全性こそ高いものの、運用益が少ない、日本国債の購入を進められております。他行の商品を含め、個人向け国債について調べてみましたところ、現在私が保有している口座の会社では10年国債を300万円購入すると4,000円分のキャッシュバックが購入時点でもらえる(3年国債ではキャッシュバックなし)キャンペーンがありました。しかし、中途換金した場合、1年以上預け入れをしていれば実質的に元本割れはしないものの、定期預金と運用益がほとんど変わらない状態となってしまいます。一方、純金の場合は2025年3月末以降に行う資産運用方法の見直しでも分散運用の方法として採用する可能性が高いことから、現段階から運用を始めれば非常に効率よいと考えております。つきましては、以上の点を踏まえて、①日本国債の購入を視野に入れた上での純金積み立ての元本割れのリスク、②純金積み立てを始める場合、毎月の積立額の目安、③もしございましたら、この他におすすめできる安全性の高い資産運用方法の3点につきまして専門家の視点からご説明いただけますと幸いです。長々となってしまいましたが、宜しくお願いいたします。

年齢:20代
職業:学生
世帯年収:400万円未満
ペンネーム:MT

 

資産を分散して保有する際、「使うお金」、「守るお金」、「増やすお金」の3種類に分けると管理がしやすいとされます。

 

「使うお金」は生活費の3〜6カ月分程度を預貯金で保有しておき、怪我をしたときなど、日常のトラブルに対応できるための予算として確保しておくものです。
「守るお金」は10年以内に使う予定があり減らしたくない予算を配分します。保険や個人向け国債などで保有するケースが多く、MTさんが検討されている商品に通ずるものがありますね。一般的には安全性が高い商品が向いています。
「増やすお金」は10年超使う予定がない予算を充てます。利殖性が高いとされる株式や投資信託で保有することなどが選択肢になります。

 

MTさんが検討されている純金積立については、安全資産と表現されることもあるため、守るお金にあたりそうですが、実際には価格変動があり、保険や個人向け国債と同程度に安全性が高いとはいえません。例えば9月の月初と月末を比べると3%程度の下落、10月の月初と月末を比べると5%程度の上昇などがあり、ある程度のアップダウンを繰り返します。
増やすお金の一部として、株式や投資信託とは異なる値動きをする資産の形としての保有という捉え方が、実際に近いかもしれません。そのため、①のご質問については、元本割れの可能性がある商品として、資産への組み入れを検討するべき商品といえます。

 

元本が割れる可能性のある商品については、「使うお金」の予算を確保した上で、保有している資産全体の5%程度からスタートすると冷静な判断がしやすいと考えられます。例えば資産が500万円ある場合、その5%の25万円を投資に充てたとしても残り475万円が確保できるため、もし何か日常のトラブルが起こったり、現金が必要となるチャレンジ(就職活動や資格取得、留学など)を試みる場合でも、概ね対応ができそうです。

 

そのため、②のご質問への回答としては、月々の積立額を続けていって、資産全体の5%程度になる水準というのが1つの目安になります。
そして、この水準の金額の場合、投資対象は必ずしも純金積立でなくてもよい、あるいは、組み合わせても良いかも知れません。③のご質問としては、安全性の高い他の資産運用の選択肢ということでしたが、純金積立同様、価格変動があり、元本が割れる可能性もあるものの、長く続けることで増えたり資産が保全される可能性がある対象として、つみたてNISA口座内での投資信託の積立も選択肢になります。純金積立とつみたてNISA、合計して資産全体の5%程度で推移する水準からスタートすることで、元本が割れることもある金融商品と冷静に付き合っていくトレーニングにもなります。

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