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オプション取引とは|仕組みをわかりやすく初心者向けに解説。リスクや始め方も

楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2021年11月29日 10時0分

オプション取引とは|仕組みをわかりやすく初心者向けに解説。リスクや始め方も

オプション取引とは|仕組みをわかりやすく初心者向けに解説。リスクや始め方も

オプション取引とは何でしょうか。取引の内容について具体的にご説明します。

オプション取引とは?

オプション取引とは?

日経225オプション取引とは、あらかじめ定められた期日(満期日)にあらかじめ定められた価格(権利行使価格)で取引を成立させることができる権利を相手方が当事者の一方に付与し、当事者の一方がこれに対して対価を支払うことを約する取引をいいます。

 

日経225を買う権利をコールオプション、これを売る権利をプットオプションといいます。権利の売り手は、コールまたはプットの売却時にプレミアムと呼ばれるオプションの価格から、手数料および消費税を控除した金銭を受け取り、買い手はプレミアムに手数料および消費税を加えた金銭を支払います。

 

言葉だけの説明では、なかなかイメージが付きにくいと思いますが、オプションと聞けば何が思い浮かぶでしょうか。例えば、車を購入する際に追加で周辺機器を購入する場合や旅行をする際のオプションなどが思い浮かぶと思います。これらのオプションを付けるかどうかは、購入者が自由に選択できます。つまり、オプションとは、自分の都合に合わせて使うか使わないか決められる選択権のことです。

 

日経225オプション取引も同じように選択権です。あらかじめ設定した日経平均株価(「権利行使価格」といいます)と取引時点における現実の日経平均株価の数値との差に基づいて算出される代金(プレミアム)で売買するかしないかを選べる権利です。

オプション取引の具体例

オプション取引の具体例

オプション取引について、身近なもので例を出してみます。Aさんは金のネックレスを購入したいと考えていますが、現在の金のネックレスの価格は30万円です。Aさんは、現在金のネックレスを購入する資金がなく、半年後に資金の目途が付く予定になっています。ただし半年後には金のネックレスが値上がりしていると予想しています。とはいえ、金のネックレスを半年後に現在の価格の30万円で買う約束はしたくありません。なぜなら、半年後には金のネックレスの価格が下がっている可能性もあるからです。もし価格が下がっていた場合、Aさんは損をすることになってしまいます。

そこでAさんは手数料を支払い「半年後に30万円で金のネックレスを購入できる権利」を買っておくことにしました。これは、半年後に30万円で金のネックレスを買ってもいいし、買わなくてもいい権利です。

 

(1)金のネックレスの価格が上昇した場合
Aさんが予想したとおり、半年後に金のネックレスの価格は40万円に値上がりしていました。この場合、Aさんが金のネックレスを40万円で購入するよりも、持っている「30万円で金のネックレスを購入できる権利」を相手に行使して購入するほうが10万円お得になります。Aさんは、この権利を行使して金のネックレスを30万円で購入しました。

 

(2)金のネックレスの価格が下落した場合
Aさんの予想と反し、半年後の金のネックレスの価格は20万円に値下がりしていました。なので金のネックレスを購入するには、Aさんが持っている「30万円で金のネックレスを購入できる権利」は行使せず、店頭で金のネックレスを20万円で購入しました。ただし、この場合「30万円で金のネックレスを購入できる権利」を手に入れるために支払った手数料はムダになってしまいました。ただし、Aさんの損失は差額の10万円よりは安くすみました。

 

先物取引とオプション取引は、将来の売買に関する取引という点でよく似ています。しかし、先物取引はあくまで約束なのでそれを反故にすることはできませんが、オプション取引は売買できる「権利」を購入するので、権利行使による売買で得をするときだけ権利を行使すれば良いのです。

オプション取引の特徴

オプション取引の特徴

(1)損失が限定される。
上述のように、オプション取引の買い手は、自分に有利な時にだけ権利を行使できます。そのため日経平均株価が予想と反する動きをした場合には、権利を放棄することによって受ける損失をオプションを購入するために支払った金額(プレミアム)に限定できます。

 

(2)レバレッジを効かせることができます
オプション取引ではレバレッジを効かせることができます。レバレッジとは、小さな金額で何倍もの価値の金融商品を動かすことができる仕組みのことです。

 

(3)売り手は、委託証拠金が必要となります。
日経225オプション取引では、上述のように買い手の損失は限定されます。しかし売り手の側は日経平均株価の変動により損失が際限なく拡大してしまいます。したがって損失が生じた場合にも決済の履行を確保するために、オプション取引の売り手は委託証拠金を証券会社を通じて預託する必要があります。

 

(4)相場が動かない場合でも利益をあげられます。
相場が動かないときもオプションを売り建てることによって利益を出すことができます。

オプション取引を始めるには?

オプション取引を始めるためには、証券会社に口座開設の申込を行い、オプション取引専用の口座を開設する必要があります。口座開設時には審査があり、投資経験や一定額の金融資産の保有が必要になります。

まとめ

オプション取引は損失を限定することができたり、相場が動かない時にも利益を出したりすることができ、活用することで取引の幅を広げることができる取引です。取引のメリットとリスクをよく理解したうえで、オプション取引を開始してみてはいかがでしょうか。また楽天証券でも、オプション取引を行うことが可能です。ぜひチェックしてみてください。

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