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「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」とは|日本版ワクチンパスポートについて解説

楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2022年3月9日 10時0分

「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」とは|日本版ワクチンパスポートについて解説

「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」とは|日本版ワクチンパスポートについて解説

新型コロナウイルスの流行は、2022年に入っても続いています。2021年はワクチンの接種が進んだものの、新たな変異株としてオミクロン株の流行も広がりました。そうした中、海外旅行や国内での活動など様々な場面で、役に立つと考えられているのが「ワクチンパスポート」。海外への入国や国内でのイベント参加の際などに、ワクチン接種済であることの証明ができるものです。従来、接種証明書は紙で発行されていましたが、アプリを使った電子版も登場し、より利用しやすくなりました。ここからは、日本版ワクチンパスポートについて詳しく見ていきましょう。

「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」とは|日本版ワクチンパスポートについて解説

新型コロナのワクチンパスポート(接種証明書)ってどんなもの?

新型コロナのワクチンパスポート(接種証明書)ってどんなもの?

・海外渡航用にワクチン接種の事実を証明するもの
ワクチンパスポートとは、新型コロナワクチン接種証明書のことであり、新型コロナのワクチンを接種したという事実を、公的に証明してくれるものです。新型コロナウイルスの感染が世界的に流行している今、各国では海外からの入国者に対して様々な水際対策が行われていいます。海外旅行などで渡航先へ入国する際、ワクチンパスポートを提示できれば、入国が許可されたり、待機期間の緩和措置が受けられたりすることがあります

 

当初ワクチンパスポートは紙媒体で発行されていましたが、2021年12月20日からは、スマートフォンを使った専用アプリでの電子交付も行われるようになりました。同時に紙媒体のワクチンパスポートには、偽造防止の観点から二次元コードが印字されるようになり、読み取ると氏名、生年月日、接種記録が、海外用の場合は、これに加えてパスポートの国籍・地域や旅券番号が英語表記で表示されます。(※2022年2月時点)

 

また、これまで接種証明書は、海外渡航に関する場合に限って発行されていましたが、現在では日本国内でも接種証明書を提示することで、様々な特典やサービスを受けられる場合があり、そのような目的でも発行されるようになりました。海外旅行だけでなく、国内でも利用シーンが増えそうです。

 

・紙のワクチンパスポート申請手続き
紙媒体によるワクチンパスポートの申請方法を確認しておきましょう。申請の窓口は、実際にワクチンを接種した時の住民票がある市町村となっています。海外でも国内でも使えるタイプでは、「申請書」「海外渡航時に有効なパスポート」「接種券番号がわかるもの」が、国内用では「申請書」「本人確認書類(少なくとも氏名及び生年月日が記載されたもの)」「接種券番号がわかるもの」が必要です。「接種券番号がわかるもの」をなくしてしまった場合には、住民票など、マイナンバーを確認できる書類も使用可能です。スマートフォンが使えない場合などは、やはり紙媒体があると安心です。

・どんな国や地域で使えるの?
海外旅行時など、海外への渡航で使用するために作成するワクチンパスポートですが、すべての国で使えるというわけではありません。外務省の「海外安全ホームページ」では、「海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書が使用可能な国・地域一覧」として、日本のワクチンパスポートが使える国や地域をリストアップしています。2021年11月19日時点のリストを紹介しておきましょう。海外旅行の目的地として検討している国をチェックしておくと良いかもしれません。

 

ワクチンパスポートが使える国

 

(注1)
隔離免除書発行に必要な書類のひとつである「予防接種証明書」として認められます。

 

(注2)
11月1日より適用開始(当面は原則としてニューサウスウェールズ州及びビクトリア州へ入域するオーストラリア人及び永住者とその直近の家族が対象)

 

(注3)
事前承認の要件の内のひとつであるワクチン接種証明書提出に際し、日本のワクチン接種証明書が有効と認められています。

 

(注4)
日本の新型コロナワクチン接種証明書が入国の際に有効な書類として認められています。なお、現時点では入国時にワクチン接種証明書の提示は求められていません。

 

(注5)
渡航手続とは別に、フランス国内でレストラン等の入店等に際して求められる衛生パス(pass sanitaire)」(QRコード)については、駐日フランス大使館ホームページの外国人旅行者向け衛生パスの説明をご確認ください。

 

※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

現在では、多くの国々で日本のワクチンパスポートが利用可能となっています。ただし国によってどのように使われるかは様々。いくつかの国での利用法について、概要を例示しておきます。(※2022年2月時点)詳しい情報については、渡航を検討されている現地の日本国大使館・領事館や各国当局のホームページでご確認ください。

 

・米国の場合
2021年11月8日より空路での入国に際し、18歳以上の非移民である非米国市民に対し、ワクチン接種証明の提示が義務付けられています。米国に入国するには、ワクチンパスポートが必要だということです。2021年12月6日からは、さらにその上で、ワクチン接種の有無にかかわらず、2歳以上の全ての渡航者は、出発前1日以内での新型コロナウイルス検査における陰性証明書も必要となっています。

 

またすべての渡航者は「宣誓書」を提出しなければなりません。18歳以下や、健康上の理由からワクチン接種ができない人は、「宣誓書」の提示によりワクチンパスポートの提示が免除されるなど、一定の配慮もなされています。

 

・インドネシアの場合
入国を認められるには、様々な書類とともに、PCR検査陰性証明書とワクチン接種証明書の提示が求められています。さらにその上で、政府が指定するホテルで、ワクチンの接種回数に応じた隔離期間が必要です。ワクチン接種証明書では、出発の14日以上前に必要とされる回数のワクチン接種が完了していると分かるものでなければなりません。ここでも健康上の理由で接種不可能な場合は、英文の診断書を提示することが必要とされています。

 

・イタリア
入国に際しては、ワクチン接種証明書か治癒証明書、入国前72時間以内に実施したPCR検査か入国前24時間以内に実施した抗原検査の陰性証明書、「Passenger Locator Form」と呼ばれる居所情報に関するフォーマットの3種類の書類が必要となります。3種類すべてを提示することにより、入国後における5日間の自己隔離が免除となります。入国が可能となるだけでなく、隔離期間が免除になるというメリットがあるのは大きいのではないでしょうか。

 

このように海外では、入国に際してワクチンパスポートが必要となっている国や地域が多くあります。ただ、場合によっては使用できない国もあるため、海外への渡航を検討する際には、都度ルールの確認が必要です。なかには、入国時のルールが多くあり、一読しただけでは理解できないような状況の国や地域もあります。新型コロナウイルスに関連した入国時のルールは、海外旅行の前に理解を深めておく必要があるでしょう。

ワクチンパスポートの証明内容は?

ワクチンパスポート(接種証明書)には「海外用及び日本国内用」と、「日本国内用」の2種類があり、それぞれ日本語と英語で次のような内容が記載されます。

 

海外用及び日本国内用

・接種者に関する事項
・新型コロナワクチン接種記録
・旅券番号・国籍等のパスポート情報
・上記の情報及び電子署名を格納した二次元コード

 

日本国内用

・接種者に関する事項
・新型コロナワクチン接種記録
・上記の情報及び電子署名を格納した二次元コード

 

「接種者に関する事項」とは、氏名や生年月日の情報で、「新型コロナワクチン接種記録」は、ワクチンの種類や接種年月日に関する情報です。また偽造対策として、二次元コードに格納された電子署名を利用しています。海外ではワクチン接種に抵抗のある人が、仕事のためなどにワクチン接種証明書を偽造するケースが増えているようです。偽造への対策を実施することで、ワクチンパスポートの信頼性を高めています。

ワクチンパスポートの申請対象者は?

ワクチンパスポートの申請対象者は?

ワクチンパスポートを申請できるのは、予防接種法に基づく新型コロナワクチンの接種を受けた人で、市町村が発行した接種券を使って接種した方となります。職域接種や、医療従事者などの先行・優先接種もこれに該当します。

 

以前は、申請に必要な条件として「海外渡航に関する場合」というものがありましたが、2021年12月20日からはこの条件が撤廃され、日本国内用の接種証明書の交付を受けられるようになりました。これからは海外旅行だけでなく、職場やお店の利用など、様々な場面でワクチンの接種を証明する場面が出てくるようになるのかもしれません。

新型コロナワクチン接種証明書アプリとは

新型コロナワクチン接種証明書アプリとは

2021年12月20日より、スマホを使った専用アプリで、接種証明書(電子版)の発行が可能となりました。日本政府が公式に提供するアプリで、普段持ち歩いているスマートフォンで、ワクチンパスポートを持ち歩くことが可能です。これから利用場面が増えるかもしれないワクチンパスポート。アプリを使った手軽な発行を試してみると、便利に使えそうです。

 

・接種証明書(電子版)の発行に必要なものと利用方法
用意するのはまず、スマートフォン。これは「NFC Type B」に対応したマイナンバーカードを読み取れる端末が必要です。OSのバージョンは、iOS 13.7以上、Android OS 8.0以上となっています。それからマイナンバーカードも準備しておきましょう。アプリではマイナンバーカードに設定してある、4桁の暗証番号を入力しなければなりません。このほか、海外用の接種証明が必要な場合は、パスポートも必要です。最後はアプリをApp StoreかGoogle Playからダウンロードしてインストールします。

 

アプリの使い方も見ておきましょう。始めは用途の選択で、「日本国内用」か「海外用及び日本国内用」かを選びます。次はマイナンバーカードを受け取った際に設定した4桁の暗証番号を入力。3回間違えるとロックされるので確実に入力しましょう。

 

次にマイナンバーを読み取り、市区町村の選択に進みます。1回目と2回目の接種場所が異なる場合にも対応しています。内容を確認すると、発行完了です。後はアプリを立ち上げるだけで、接種証明書が表示されます。

国内用に証明が必要な場合はどうする?

国内用に証明が必要な場合はどうする?

国内用の証明としては、ワクチンパスポートの他に「接種済証」や「接種記録書」も利用可能です。接種済証は、ワクチン接種を受けるときに使った「接種券」とつながっています。ワクチン接種会場で、接種券の右側に接種記録のシールが貼り付けられます。これが接種済証となり、国内での証明として使えるのです。

 

このように紙とアプリのワクチンパスポート、それに接種済証と様々な方法があるので、使いやすいものを選ぶと良いでしょう。

国外用にも活用可能?どんなシーンで利用されるのか

国外用にも活用可能?どんなシーンで利用されるのか

ワクチンパスポートは、海外旅行などで入国の際に必要となるほか、様々なシーンで提示を求められることがあります。例えば海外旅行時に利用する可能性が高いと思われる屋内の飲食店や美術館などの公共施設。多くの人が集まる場所であるため、ワクチン接種を証明しなければならない可能性があります。また、スポーツ観戦などのイベントでも、必要となるかもしれません。仕事で海外を訪れる場合でも、会議場や展示場など、利用シーンは多くなるでしょう。

 

海外での利用について、具体例として米国ワシントン州の状況を紹介しておきましょう。在シアトル日本国総領事館のサイトでは、旅行者向けに、日本語での解説を読むことができます。ワシントン州内では2022年2月時点で、1,000人以上のすべての屋内イベントで、12歳以上を対象に、ワクチン接種証明書またはイベントの72時間前以内の検査による陰性証明書の提示が義務化されています。この際の接種証明として、日本を含む外国政府が発行した、公式の予防接種記録が有効との確認ができているそうです。

 

また郡単位でも、キング郡では、エンターテインメント・レクリエーション施設、ジムや飲食店などで、ワクチン接種証明書またはコロナウイルス陰性証明書の確認が必要とあります。日本のワクチンパスポートが有効との確認が取れているものの、周知が進んでいないケースもあり得るとのこと。入国など公式の場面以外では、ワクチンパスポートの使用に気を使わなければならないようです。

海外旅行や国内での活動を、より自由にしてくれるワクチンパスポート。事前に手に入れておき、コロナ禍の収束が見えたら、休日のプランを立ててみてはいかがでしょうか。旅行の予約には「楽天トラベル」が便利。ホテルや航空券、ツアーの予約ができます。割引クーポンが使えたり、楽天ポイントが貯まったりとお得です。旅先の支払いでは「楽天カード」がおすすめ。現金のやり取りがなく、感染症対策にもなります。ワクチンパスポートと一緒に準備しておきましょう。

このテーマに関する気になるポイント!

  1. 新型コロナのワクチンパスポート(接種証明書)ってどんなもの?
    新型コロナワクチンを接種したという事実を公的に証明するもので、海外旅行や国内外での活動の際に提示します。

  2. ワクチンパスポートの証明内容は?
    接種者に関する事項・新型コロナワクチン接種記録・旅券番号や国籍等のパスポート情報などです。

  3. ワクチンパスポートの申請対象者は?
    予防接種法に基づく新型コロナワクチンの接種を受けた人です。

  4. 新型コロナワクチン接種証明書アプリとは?
    2021年12月20日から、スマートフォンの専用アプリで接種証明書(電子版)を取得できるようになりました。取得にはアプリのほかにマイナンバーカードが必要。海外用の接種証明書を取得する場合には、あわせてパスポートの準備も必要です。

  5. 国内用に証明が必要な場合はどうする?
    紙版・電子版の接種証明書が利用できるほか、「接種済証」や「接種記録書」も利用可能です。

  6. ワクチンパスポートは国外でも必要?
    屋内の飲食店やスポーツジム、大規模なイベントなどで提示を求められることがあります。

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