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住宅ローンの借入について

楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2022年3月23日 10時0分

住宅ローンの借入について

住宅ローンの借入について

現在、住宅購入を検討しており、組み方について夫婦でペアローンと連帯債務のどちらにするか悩んでいます。ペアローンは対応している銀行も多く金利が安い点が魅力と考えますが、仮に一方が亡くなった場合でももう一方の債務は残る点に不安があります。連帯債務で団信の特約をつければ、夫婦どちらかが万一亡くなっても債務返済が不要になるようなので、将来のリスクを考えると連帯債務の方が良いのでしょうか。その他検討すべきポイントについて教えていただきたいです。

年齢:30代
職業:会社員
世帯年収:800万円~1,000万円未満
ペンネーム:あや

 

共働き夫婦が住宅購入をするにあたって住宅ローンを借りる方法にはいくつかあります。
「どちらか片方の名義でローンを組む」ことや、「連帯保証によって(1人名義よりは)融資額を高める方法」ではなく、「ペアローン」や「連帯債務」でご検討ということは、あやさんご夫婦は年収が比較的近く住宅ローン控除をご夫婦共に使いたい、夫婦の年収を生かして大きな額の融資を受けたいというご希望があるのかもしれませんね。(逆にお二人の年収に大きく差がある場合や、比較的金額を抑えたローンを希望する場合は「片方の名義でのローン」や「連帯保証によるローン」も選択肢に加えて良いかもしれません。)

 

ペアローンは夫婦がそれぞれ独立した2本の借り入れの契約を行う方法で、連帯債務は1本の借り入れの契約を2名で担う方法です。
そのため、ペアローンではローンの事務手数料や印紙代などは約2倍になり、万が一亡くなった場合に完済される借り入れ額も、それぞれの名義部分の借り入れのみが対象となります。
連帯債務は原則的には、主となる債務者が団体信用生命保険に加入することになり、万が一の際に完済がなされるのは、その主となる債務者が亡くなった場合となります。あやさんがご質問で書かれている通り、0.1%や0.2%などの金利を上乗せするような形で特約をつけることで、保険の対象者を夫婦ともにすることもでき、この場合はどちらかが亡くなった場合にすべての借り入れが完済される形になりますね。

 

つまり、ペアローンでどちらかが亡くなった場合は、あやさんがおっしゃる通り、遺された人は自分名義での返済は続くことになりますが、亡くなった方名義での返済分は完済され、購入した家に暮らすことができます。稼ぎ手という意味での協力者は1人減ることになりますが、そのままの住宅に住めるにも関わらず支払いも減るため、夫婦が近しい年収である場合は、生活を維持することはできるかもしれません。

 

連帯債務では、金利の上乗せなどで特約をつけなかった場合、主たる債務者ではない方が亡くなった場合は遺された人(主たる債務者)は変わらぬ支払いを続けて購入した家に暮らすことになり、特約をつけていた場合には完済された購入物件に暮らすことになります。主たる債務者は一般的には収入が高い方を指定することになるため、ご夫婦のどちらを主たる債務者として、その方だけが遺された場合でも返済が続けられるかどうかが、特約をつけるかどうかの判断の決め手になると考えられます。

 

どちらかというと、ペアローンの方がより夫婦の年収が近く、今後も仕事の比重をあまり変えずに稼いでいく想定の場合に選びやすいです。夫婦の年収に少し差があり、年収が高い方が主たる債務者となってもやっていけそうな場合は連帯債務が選びやすく、万が一の場合を考えた特約分の金利差や、選べる金融機関の違いによる金利差は保険代だと割り切れるかどうかで判断することになりそうです。

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