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サンデーダウとは?株価の見方、取引時間や信頼度についても詳しく紹介

楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2022年4月5日 10時0分

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サンデーダウとは?株価の見方、取引時間や信頼度についても詳しく紹介

通称サンデーダウは、CFD「Weekend Wall Street」のことです。土日に取引が行われるため、週明けのダウ平均株価の予測に利用されます。ここではCFDの概要と、サンデーダウの取引時間や信頼度を解説します。

サンデーダウとは

サンデーダウとは

 

・サンデーダウとは
「サンデーダウ」というのは、土曜日や日曜日でも動いているダウ平均株価のことです。サンデー(Sunday)は日曜日、ダウはダウ平均株価のことをそれぞれ指しています。ダウ平均株価は、米国株式市場における代表的な株価指数です。ニュースの経済情報でも日本の日経平均株価と並んで表示されることが多いため、ご存知の方も多いかもしれませんね。日本の株式市場は土日は取り引きを行っていませんが、、同様に米国の株式市場も取り引きを行っていません。本来のダウ平均株価は、週末や休日の間は止まったままとなります。

 

では、なぜ「サンデーダウ」は、土曜日や日曜日にも動きがあるのでしょうか。その理由はCFD(Contract For Difference)という「差金決済取引」を土日に行っている証券会社などの取引業者があるからです。CFD取引では株式市場が動いていない間でも、ダウ平均株価を原資産として、その指数を参照にした売買が可能となります。株式市場が開いていなくても、CFDの取引業者と顧客との間で売買が成立することで、値動きが発生するのです。 CDFの詳細や特徴については後述しますが、要するに、サンデーダウとは、土日のCFD取引における、ダウ平均株価の値、ということになります。

 

・サンデーダウの活用法
株式市場におけるダウ平均株価の値動きを、チャートで見てみましょう。1日の値動きが1本のローソク足で表示されたものを見ると、前日の終値と翌日の始値が大きく乖離していることがあります。前日の終値から離れたところから値動きが始まることを「窓を開ける」と呼ぶことがあります。こうした現象は、株式市場が取り引きを行っていない間、つまり土曜日や日曜日に重要な発表や事柄があった時に起こりやすい、といわれています。サンデーダウは、こうしたケースで役立ちます。

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投資信託やETF(上場投資信託)には、日経平均株価やダウ平均株価など、株価指数に連動して値動きをするタイプがあります。ETFのデイトレードであれば、その日のうちに売買が完結するため、株式市場が動いていない間の出来事は気にならないでしょう。また投資信託を数年、数十年と保有するつもりの場合も、それほど気にならないと思います。一方で、最初から数日程度の短期で保有し、土日を挟んでから売却する、というような計画で保有する場合には週末の間の出来事が金融市場にどのような影響を与えているかを知りたくなるかもしれません。

 

・週末のリスクヘッジ
CFD取引では、FX(外国為替証拠金取引)のように、売りから入ることができます。例えばダウ平均株価に連動するETFを保有していたとしましょう。土日の間に株式市場に影響が出そうな重大なことが起こり、翌週は大きく値を下げる可能性が高くなったとします。そんな時には、土日に取引可能で保有ETFと同じタイプのCFDの売りを入れておきます。週明けの株式市場が想定通りに動いた場合、保有していたダウ平均株価のETFは翌週売却して損失を確定し、CFDでの利益によりある程度カバーすることが可能です。

 

・翌週の値動きの予想
このように、サンデーダウは相場の急な動きによる損失を回避することにも役立ちますが、週末の情勢をマーケットがどう見るかを予想する判断材料にすることもできます。通常、月曜日から株式市場での取り引きが始まりますが、ダウ平均株価がどのあたりから始まるのかを予想するためにサンデーダウを利用することもあるようです。

 

何か重大なことが起こってからサンデーダウを見るのも良いのですが、普段からサンデーダウの動きを見ることによって、この先で重要な出来事が起こりそうな気配というものを感じ取ることもできるかもしれませんね。サンデーダウの値動きを注意深く見ておくことは、投資に役立つ情報を得る手段の一つといえるでしょう。

 

・IG証券のCFD「Weekend Wall Street」
土日などの週末でもCFD取引によりダウ平均株価の値が動く「サンデーダウ」。具体的には、IG証券で取り扱っているCFDの一つである「Weekend Wall Street」のことを指しています。IG証券はイギリスのロンドンに本社を置く、金融サービスのサービスプロバイダーで、ロンドン証券取引所に上場している企業です。FX・CFD・ノックアウトオプションといった金融商品を主に取り扱っています。それらの取り扱い銘柄は1万7,000以上にのぼります。

CFDとは

CFDとは

・CFDとは
ここまで見てきたように、週末でも値動きのある「サンデーダウ」。IG証券で取り扱う「Weekend Wall Street」というCFDがその正体でした。ここで気になるのが「CFD」と呼ばれる金融商品。どのような金融商品なのか、詳しく見てみましょう。

 

CFDとは「Contract for Difference」を略した言葉。日本語では「差金決済取引」に相当します。差金決済と言うと「FX(外国為替証拠金取引)」を思い出しますが、FXもCFDの一種。CFDは他にも、さまざまな株価指数や、金・銀・原油などの商品も取り引きの対象となっています。

 

CFDでは、株式や原油など現物、いわゆる「原資産」の受け渡しが発生しません。CFDで参照するのは、原資産の価格や指数。買値と売値という数字の差損益部分だけを決済する金融商品です。

 

「Weekend Wall Street」はダウ平均株価を原資産とした、土曜日や日曜日にも取り引きのあるCFDなのです。ここまでの説明でサンデーダウのイメージがつかめてきたのではないでしょうか。

 

・CFDの特徴
CFDには「取引所CFD」と「店頭CFD」があります。取引所CFDとして知られているのは、株価指数を扱う「くりっく株365」です。そしてもう1つのCFDである店頭CFDですが、こちらは取引所を介さない、顧客と証券会社間での取り引きとなっています。こうした取り引きは「相対取引(あいたいとりひき)」と呼ばれます。顧客と証券会社での取り引きなので、例え市場が休みの日曜日でも、取り引きする証券会社が営業し取り引きを希望する顧客が多く存在すれば、CFDの取り引きを成立させ、週末でも値動きを出すことができるのです。

 

FX(外国為替証拠金取引)もCFDの一種ということで、共通点が多くあります。FXでは証拠金を預けることで取り引きが可能となりますが、それはCFDも同様です。「レバレッジ」を効かせた取り引きもでき、預けたお金の10倍や20倍といった金額の取り引きが可能です。売りから入れることもCFDの特徴で、取引対象の価格が下がると予測するのであれば、売りから入り、値下がりしたところで買い戻せば利益を出すことができます。比較的取引時間の自由度が高く、夜間に売買できるCFDもあります。

 

・さまざまなCFD
種類が多いのもCFDの特徴。証券CFDでは、参照する原資産の種類として、日経225先物、NYダウ先物、S&P500先物、NASDAQ100先物、イギリスFTSE100先物、ドイツDAX先物、ユーロ・ストックス50先物などがあげられ、世界各国の株価指数が取引可能となっていることが分かります。CFDを活用することで、さまざまな株価指数をFX(外国為替証拠金取引)のように売買できるのです。

 

CFDで取り引きできるのは株価指数だけではありません。金や銀・原油を原資産とする商品CFDもあります。FXまで含めると、CFDを活用することで世界各国の株価指数や商品、外貨まで幅広く投資できるのが分かります。さまざまな市場に機動的にアクセスしたい、という方には便利な金融商品といえるでしょう。ただし、レバレッジ取引なので、リスク管理が注意点となります。

・CFDと税金
CFD取引に関係する税金についても確認しておきましょう。CFD取引で発生した利益は「雑所得」に分類されます。さらに雑所得の中の「先物取引に係る雑所得等」に区分され、「先物取引間での損益通算」や「損失の繰越控除」が可能です。課税方法は申告分離課税で、税率は所得税と住民税、復興特別所得税を合わせて20.315%です。利益が出た場合は確定申告することになりますが、申告のオンライン化や納税のキャッシュレス化が進み、以前より手間は少なくなっているといえるでしょう。

サンデーダウの取引時間

サンデーダウの取引時間

サンデーダウこと、IG証券のCFD「Weekend Wall Street」の取り引きは、日本時間で土曜日の13時から14時にスタートします。終了するのは、翌週のニューヨーク市場が始まる時間帯です。土日と、月曜日に取り引きが始まるまでの間にダウ平均株価がどのように動いたかがが気になった時には、サンデーダウの値動きをのぞいてみるとよいでしょう。予想通りの方向性であれば安心できるでしょうし、意外な動きであれば、その理由を確認するための時間を作ることもできます。

サンデーダウはどこで確認できる?

サンデーダウはどこで確認できる?

サンデーダウの値動きの様子は、IG証券のサイトでチェックできます。

 

コンテンツは英語ですが、「Weekend trading」というページを開くと「Live weekend prices」として、週末に取り引きできるさまざまなCFDの値が並んでいるのが分かります。ドル円などの外国為替のほかに、イギリス・ドイツ・香港などの株価指数も日曜日に取引可能になっているようです。土日でもさまざまな金融商品を取り引きしたいというニーズは多いのかもしれません。

サンデーダウの信頼度

サンデーダウの信頼度

土日に株式市場での取り引きがない間、関心が集まるのは、週明けにつけるダウ平均株価の値でしょう。土日に株式市場に影響を及ぼす可能性のある重要な出来事があった場合、大きく上げるのか下げるのか、前もって知っておきたいという投資家は多いと考えられます。そうした時に参考になる指標のひとつが「サンデーダウ」なのですが、その信頼度についてはどのように考えたらよいでしょうか。

 

サンデーダウは、IG証券のCFD 「Weekend Wall Street」の値動きですが、土日に取引所を介さず行う店頭CFDの場合、多くの投資家が参加する市場での取り引きが行われるわけではなく、証券会社と顧客との間で取り引きが行われます。そのためCFDの取り引きに参加する投資家の数は、市場での取り引きよりも少ないと考えられます。このことからサンデーダウの値が、そのまま週明けのダウ平均株価と同じものになる、といい切ることは難しいでしょう。市場には投資信託の需要や信用取引の反対売買などさまざまな参加者の動きが反映します。

 

ただサンデーダウが見せる値動きの方向性や、その値幅からおおよその予測が可能、と考える投資家も多いようですので、土日の間、ダウ平均株価の動向が気になる時に参考になる存在といってもよいかもしれませんね。

取引時間やレバレッジ取引に特徴のある「CFD」。楽天証券でも月曜日から金曜日まで、24時間お取引いただけるCFDサービスを提供しています。日経225先物やNYダウ先物といった株価指数を対象とした証券CFD のほか、金や原油といった商品を扱った商品CFD が取引できます。少ない資金で効率的に取り引きしたい方や、都合の良い時間にリアルタイムでトレードしたいという方におすすめです。レバレッジの効いたリスクが大きめの取り引きとなるため、資産の一部でチャレンジするのが良いでしょう。

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