ポイントで日常生活をまかなうお得オタク！しんぽいさんに聞く初心者向けおすすめポイ活とは

食品や日用品、消耗品は全てポイントでまかなっているというしんぽいさん。“お得オタク”を名乗り、TwitterやYouTubeで惜しみなく情報発信しているしんぽいさんに初心者でも取り組みやすいポイ活や節約術についてお聞きしました。

“ウエル活”でポイント1.5倍！きっかけは収入の激減

マネ活編集部：今日は初心者でもできるおすすめのポイ活をお聞きしたいと思っています。まずはポイ活を始めたきっかけから教えてください。

 

しんぽいさん：4年前に自営でやっている本業の収入が3分の1になってしまったことがきっかけです。妻と子どもを守っていくためには何かしないといけないということで、最初は副業を探しました。そして、隙間時間でもできるものとしてポイ活に出会い、試しに始めてみました。

 

それまでは現金主義で、お金の管理もほとんどしていなかったので、まずはクレジットカードを作るところからスタート。ポイント獲得を意識して作った最初のクレジットカードはJALカードでした。収入が減る前は毎年のように家族旅行に行っていたので、ポイントを貯めてマイルに交換する作戦を立てました。まずはポイントサイト経由で発行申し込みをしてポイントをゲット。買い物でポイントを貯めたり、二重取りのコツを知るようになったり、どんどん楽しくなってきました。

 

マネ活編集部：それなら初心者でも取り組めそうでいいですね。そこからどのように進化していったのでしょうか？

 

しんぽいさん：ポイントサイトにあるさまざまな案件をこなしていくことでポイントを獲得していきました。そして、貯めたポイントを高還元ルートで電子マネーやポイントなどにチャージして、お買い物で利用することでさらに効率的に活用していました。

 

ポイ活は本当に多種多様です。ウエルシアでTポイントを1ポイント1.5円としてお買い物ができるウエル活、ローソンのポン活、1ポイントずつコツコツ貯めるポチポチ系など数え切れないほどあります。

 

特にウエル活は簡単なので初心者の方にもおすすめです。毎月20日にウエルシアに行って、Tポイントでお買い物をするだけです。200ポイント以上のTポイントを使うと1ポイント1.5円としてお買い物ができます。例えば、1,000ポイントあれば1,500円分のお買い物ができるので、かなりお得です。Tポイントを貯めてレジで出すだけなので誰でもできますね。最初に妻とウエルシアに行って、1万円分のTポイントで1万5,000円のお買い物ができたときには思わず顔を見合わせてしまいました。

 

変わったものではレシートを集めるレシ活もあります。普段捨てているレシートを撮って送るだけでお小遣いになります。

 

マネ活編集部：種類が多いので、情報収集も大変そうです。ポイ活情報を逃さないコツはありますか？

 

しんぽいさん：TwitterやYouTubeがおすすめです。なぜなら、ポイ活は鮮度が大事だからです。四季の味のようにお得には旬があります。旬な時期を取りこぼさないように、自分から情報を取りに行くことが大切です。私自身、ポイ活や節約情報を発信している人をフォローしてチェックしていましたね。

 

マネ活編集部：しんぽいさんは節約術についても発信していらっしゃいます。おすすめの節約術についても教えてください。

 

しんぽいさん：最初は固定費の節約からチェックするといいですね。携帯電話なら格安SIMに変えるだけで安くできます。固定費を安くするために各社のサービスを比較することと同時に、クレジットカードで支払うようにします。電気代やガス代、インターネット回線の支払いでもポイントを貯められるので取りこぼさないようにします。

 

4大ポイントをチェック！生活にあっているポイントを狙いうち

マネ活編集部：有名なポイントがいくつかありますが、どれを貯めればいいのか迷ってしまいます。

 

しんぽいさん：楽天ポイント、Tポイント、Pontaポイント、dポイントが4大ポイントとされています。そのうち、楽天ポイントが一番貯めやすいと思っています。楽天経済圏といわれているように、楽天市場や楽天カード、楽天証券、楽天銀行、楽天モバイルなど生活に密着したサービスが網羅的にあるので、それらの多様なサービスを活用すると楽天ポイントがどんどん貯まります。お買い物ではショップ買いまわりやSPU（スーパーポイントアッププログラム）などを活用するとポイント倍率がアップするので、たまにチェックすると思っている以上にポイントが貯まっているはずです。私自身はふるさと納税でも楽天を使っています。ふるさと納税自体がお得なものですが、さらに楽天ポイントをもらえるので二重にうれしいです。

 

楽天ポイントは貯めやすいので初心者にもおすすめです。私の過去の発信を見てもらえれば、みんなのマネ活さんのインタビューだから言っている訳ではないことがわかると思います（笑）。楽天ポイントの有効的な使い方も何度か紹介してきました。例えば、楽天ふるさと納税で入ってきたポイントで旅行に行ったり、ガソリンを入れたりしています。面白いところでは、湘南美容外科でも使えます。ヒゲ脱毛をしているのですが、美容整形でも楽天ポイントが使えます（笑）。ポイントの使い先がバラエティに富んでいるのが魅力ですね。

 

他の4大ポイントのうち、おすすめなのはTポイントです。私がTポイントを集めている理由はウエル活のためですが、対象のお店やサービスが多いので貯めやすく使いやすいです。

 

マネ活編集部：しんぽいさんは食品や日用品、消耗品を全てポイントでまかなっているとお聞きしました。

 

しんぽいさん：本当かどうか疑われることもありますが（笑）、本当に現金は全く使わないですね。家賃以外、生活のほとんどをポイントでまかなっています。

 

ポイ活初心者の方は、自分の生活圏内で無理なく貯められるポイントに絞りましょう。日常的に使っているスーパーやドラッグストアのポイントから始めて、クレジットカードも連動させていくなど工夫すれば雪だるま式にポイントが貯められます。万人にあうものはないので、自分のライフスタイルにピッタリのものを探せばいいと思います。

 

最近はQRコードを使ったキャシュレス決済も狙い目です。クレジットカードでQRコード決済にチャージして、お買い物でポイントを貯めていくとポイントを三重取りできます。さらにLINEショッピングを経由して、例えばユニクロでお買い物をすればポイントの四重取り、五重取りもできます。

 

ポイントリテラシーを身につければ生活の質を向上させることができます。投資も全てポイントが原資です。

 

マネ活編集部：ポイント投資について詳しく教えてください。

 

ポイント投資の選択肢も最近は増えてきましたね。キャッシュレス決済でいうと、PayPayのポイントをPayPayポイント運用サービスで運用しています。1円から始めることができて、いつでも出し入れができるので気軽にスタートできます。3種類のコースがあり、好みの投資先で運用できるようになっています。

 

また、ふるさと納税や高ポイント還元サービスの楽天スーパーDEALでもらった楽天ポイントも投資に回しています。楽天ウォレットにポイントを移せばビットコインなど暗号資産で運用もできるので、興味のある方は無理のない範囲で試してみるのもいいかもしれません。

 

つみたてNISAとiDeCoにも楽天証券で取り組んでいます。その理由は、楽天カードでつみたてNISAの決済ができるからです。つまり、毎月コツコツ積み立てつつ、楽天ポイントまで貯まっていくということ。長期目線で資産形成したい方にはおすすめです。

 

マネ活編集部：ポイ活の奥深さに驚きっぱなしです。

 

しんぽいさん：こんなものじゃないですよ（笑）。“錬金術”と呼ばれるような、ポイントの交換を繰り返して高還元率を狙う手法もあります。例えば、JRキューポポイントをセゾンの永久不滅ポイントに交換し永久不滅ポイント運用で増やし、さらにｄポイント増量キャンペーン中にdポイントにします。初心者向けではないですが、ポイントをよりお得に活用する方法もあるので興味のある方は研究してみるとハマるかもしれませんね。

 

私はゲーム感覚で楽しんでいます。錬金術を身につけてレベルアップしていくようなイメージですね。

ポイ活でマネーリテラシーがアップ。情報発信で楽しむ人を増やしていきたい

マネ活編集部：今後の展望についても教えてください。今後はさらにポイ活を極めていくのでしょうか。

 

しんぽいさん：YouTubeやTwitter、LINEでポイ活情報を発信していくことは続けていきます。今後はコロナ禍でできなかったミーティング形式での情報発信に企業とコラボしながら挑戦したいと思っています。ポイ活に関する個別コンサルティングも始めています。一対一で相談したいという方もいるので継続したいですね。とにかくできるだけ多くのポイ活情報を必要としている方々に届けたいので、出版もできたらうれしいです。

 

ポイ活を始める方には目標を作った方がいいとアドバイスをしています。でも、副業の感覚で月に何十万円分も稼ごうと意気込み過ぎると続きません。スタートはゲーム感覚で、お小遣い稼ぎくらいのつもりでいいのかなと思っています。私がポイ活をやっていて良かったのは、マネーリテラシーがアップしたこと。お金に興味を持つようになったので、金融の知識も身につきました。

 

ポイントでお得を体験すると、感動してやめられなくなると思います。私はポイントで旅行ができた時にその感覚を味わいました。できるだけ多くの人にこの感動を味わってもらいたいですね。