クレジットカード不正利用の手口とその対策!不正利用された時に補償はある?
楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2022年8月16日 10時0分
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クレジットカード不正利用の手口とその対策!不正利用された時に補償はある?
クレジットカードの不正利用のリスクに不安を抱いている方も多いと思います。不正利用された場合、補償や返金はあるのかが気になりますよね。今回は不正利用のおもな手口やその予防策、被害に遭ってしまった時の対処法などを解説します。
クレジットカードが不正利用されてしまう原因やその手口とは?
クレジットカードの情報を盗み、不正利用する手口は複数あります。不正利用の手口について、一覧表にまとめました。
クレジットカードを不正利用されたときの対処法
1.本当に身に覚えのない請求か確認する
不正利用されたかもしれないと気づいたら、その請求が本当に自分が利用したものかどうかを速やかに確認します。不正利用だと思っていたら実は自分で使っていた、というケースも珍しくありません。店舗や通販で使っていないか、レシートや領収書、通販の買い物履歴を確認してみてください。
例えば、「かなり前に利用した分の請求が来ている」というケースがあります。決済処理に時間がかかる店舗ではカード会社の締日に手続きが間に合わず、締日以降にカード会社へ連絡している場合もあります。カード会社は店舗からの連絡を受けてから会員に請求の連絡をするので、店舗の決済処理に時間がかかると会員への請求のタイミングも、実際の利用した日からずれてしまいます。
また、「利用した店舗名とカード会社に登録されている店舗名が異なっている」などのケースもあります。身に覚えのない店舗から請求が来ていると思ったら、店舗名とカード会社登録名が違っていただけだった、というケースです。
表記名が異なる会社も多いので、請求のあった店舗名でネット検索してみたり、それでもわからなければ店舗に問い合わせてみるのもひとつの方法です。店舗名とカード会社登録名の異なる店舗はこういった問い合わせを過去にも受けている可能性が高いので、スムーズに回答してくれるでしょう。
2.カード会社に連絡してカードを利用停止にしてもらう
クレジットカードの請求を確認した結果、本当に身に覚えのない請求が来ているのであればすぐにクレジットカードの利用を停止申請しましょう。1日でも早く利用停止にしないと、被害が拡大する可能性が高くなります。カードを利用停止すると一時的にカードが使えなくなりますが、新しいカードが後日送られてきます。
送られてくるまでの期間については、各社によって異なります。
3.再発行の連絡は必要?
クレジットカードの利用を停止する手続きを行う際に新しいクレジットカードの発行を依頼できますので、別途再発行の連絡をする必要はありません。しかし、再発行される際には、カード番号が変更されるため審査が入ります。その結果、発行されない場合もあり得ます。また、再発行を希望せずにそのまま解約するということも可能です。
4.警察に届け出る
まずはカード会社への連絡が優先です。そこで警察に届け出る必要があるかどうか確認します。警察に届け出るのが良いということであれば、不正利用されたクレジットカードの会社名や不正利用の内容(日付・店名・商品名・金額など)を申告することになります。
警察への届け出が必要な場合は、一刻も早く届け出を済ませると良いのですが、落ち着いて伝えるべき情報(紛失・盗難時の状況など)を整理してから連絡するとスムーズです。情報を整理しないまま電話をしてしまうと、相手の質問に答えられず、後からかけなおすなどといった状況になり二度手間となる可能性があります。
カード会社に連絡しカード契約者本人に過失がない、などと保険の対象となることが確認されれば補償は受けられますが、保険適用には一定の条件があります。
クレジットカードを不正利用された際に補償や返金はある?支払い拒否はできるの?
クレジットカードを不正利用されたときは補償されるのか、返金はあるのか
クレジットカードを不正利用されてしまった場合、その補償や返金は可能なのでしょうか。基本的にはカード契約者に過失がなければ補償・返金が可能で、不正利用された分の支払いについて拒否することができます。場合によっては返金されないことや、支払い拒否ができないこともあります。補償に該当する場合、カード会社が補償してくれますが、例外的にネットショップが補償するケースもあるようです。クレジットカードを不正や瑕疵(かし)なく(過失なく)利用していた場合、全額返金される可能性が高いと考えてよいでしょう。
補償される、補償されない場合はどんなとき?
補償される、補償されない場合について一覧表にまとめました。
不正利用の請求は支払い拒否できるのか?
補償が適用されれば、後から返金されるとはいえ、一時的にも支払うのは困る、という方もいるでしょう。
そこで、クレジットカードを不正使用された場合「支払い停止等の抗弁に関する手続き」という制度で支払い拒否をすることができます。
ただし、分割払いを利用している場合は、分割払いの手数料を含めた支払い総額が4万円未満のとき、リボルビング払いを利用している場合は購入した商品価格が3万8,000円未満のときは適用されません。
支払い拒否するためには申し出ることが必要で、具体的には日本クレジット協会のウェブサイトから書類を印刷し手続きができます。申し出ない限り利用料金が引き落とされてしまうため、なるべく早めに申請しましょう。
クレジットカードの不正利用を未然に防ぐためには?
クレジットカードの使用ルールを必ず守る
クレジットカードの不正利用対策には、クレジットカードの使用ルールを必ず守ることが大事です。一言に集約すると、「ルールを徹底して守る」が一番の不正利用防止策です。具体的には、カード裏面に必ずサインをする、クレジットカードを他人に貸さない、暗証番号を他人に教えないなどです。
クレジットカードを他人に貸さないことと暗証番号を教えないことは当然として、「なぜカード裏面に署名が必要なのか?」ご存じない方もいるかもしれません。
カード裏面に署名が必要な理由は、「署名がないと他人が自由に署名し、その署名でカードを使えてしまう」からです。署名のないカードを紛失した場合、カードを拾った人がすぐ利用できることになります。暗証番号なしでも自由に使えることになるので、大変危険です。また署名をしないことは所有者の過失なので、補償が適用されない可能性もあります。
クレジットカードを使うときに気をつけるべきこと
クレジットカードの不正利用対策として気をつけるべきことを以下に挙げます。
・カードを怪しい店舗やサイトで使わない
・ATMを使用する際は、ATMに不審な機器が取りつけられていないかを確認する
・ATMに不自然な接着剤の跡がついていないかを確認する
・毎月の利用明細はきちんとチェックして、不正利用に気づくようにする
インターネット上でクレジットカードの情報を入力する必要があるときは、SSLに対応したサイトを利用しましょう。SSLに対応したサイトは情報が暗号化されており、未対応のサイトよりも安全に利用できます 。ブラウザで見たときにURLの左側か右側に鍵マークが表示されたり、URLの一部が緑色になっていたりすることが目印です。
メールに関しては、身に覚えのないメールの添付ファイルは絶対に開かないことが重要です。ウイルスが仕込まれている可能性があり、パソコンやスマホ内の情報、パソコンやスマホから入力した情報などが盗まれる恐れがあります。
自分が持っているクレジットカードの会社に不正検知システムがあるかチェック
クレジットカードの不正利用を未然に防ごう!被害に遭ったらすぐに対処しよう!
不正検知システムとは、クレジットカードの取引が行われるたびに、取引に不審な点がないか24時間365日監視するシステムのことです。万が一取引に不審な点があれば契約者に電話やメールで連絡が入り、その取引が身に覚えのないものであった場合は持っていたカードの停止手続きが取られ、新しいクレジットカードの発行が行われます。不正利用対策、防止の観点からも優れたシステムです。
楽天カードではセキュリティ対策のひとつとして、この不正検知システムが導入されています。
クレジットカードの不正利用は未然に防ぐことが可能で、被害に遭ったとしても普段から正しくクレジットカードを利用し、すぐに対処すれば補償対象となります。まずは不正利用対策について知ることが重要で、具体的には、「怪しいサイトや店舗、ATMで使わない」「毎月必ず利用明細をチェックする」などが基本の対策といえます。日頃から利用明細でセルフチェックを行うことで「不正利用をされない」「万が一の場合はすぐに対処する」を実践していきましょう。
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