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住宅資金をいくらに設定すべきか

楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2022年10月27日 10時0分

住宅資金をいくらに設定すべきか

住宅資金をいくらに設定すべきか

家の新築を計画しておりますが、資産や給与のうち、いくらを家の予算に充てるのが妥当なのか分かりかねています。普段の生活も苦しくなく、かつ満足な家づくりが出来るための予算設定の考え方についてお伺いできると幸いです。

家たてたい

資産の観点だと、500〜1,000万円程度の預貯金は手元に残し、それ以上にある資金は住宅購入時の頭金に「充ててもよい」というのが1つの目安になりそうです。500〜1,000万円あれば、病気、転職、結婚、子供の誕生や入学など、人生の大きな節目において、概ねの対応が可能です。

 

一方で、現在は金利が低いため、たくさん頭金を入れても思ったほど利息が削減できない可能性があります。「家たてたい」さんのライフイベントの中に、もっとまとまった資金を要する可能性があるようであれば、頭金を入れない・少なくするなどして、手元に置いておく資産を多めにしておくのも良いと思います。60歳や65歳時点でローンがいくら残るのかをチェックしておき、今から数十年かけてその金額をゆっくり準備していくのでも良いでしょう。
家を建てる際には、ローンの手数料や登記の費用などで全体の費用の5%程度の諸費用が初期費としてかかります。ローンの頭金まで出そうとすると、思っている以上にまとまった資金が必要になるかもしれません。

 

お給料から考える無理のない予算立てとしては3つほどチェックポイントがあります。1つ目はローンと固定資産税や修繕にまつわる費用が手取りの3割を超えないこと、2つ目はローンは額面年収の5倍を目安に、3つ目は現在の住居費と比較する方法です。

 

1つ目と2つ目は関連があり、額面年収の5倍程度のローン金額であれば、月々のローン返済額、固定資産税、管理費・修繕費(戸建ての場合でも月1〜2万円の修繕用貯蓄をスタートするのがおすすめ)などを加算しても、手取りの3割以内におさまることが多いです。
欲しいと思っている土地や建物の建築費が年収の5倍以上であれば、差額分を頭金が入れられると、月単位や年単位の算段はしやすくなります。

 

3つ目の現在の住居費と比較する方法は、まず、今の生活で継続できている貯蓄額を確認し、その金額で問題がないのかを確認します。問題がなければ、今と同じ金額の住居費は負担ができると考えられるため、家賃や駐車場代などと、購入以降に発生するローン返済額や固定資産税、修繕積立などの金額が同等になる予算をチェックして目安にします。
もし、せっかく購入するのだからもう少し頑張りたいと思うようであれば、現在の貯蓄ペースがいくらまで減っても大丈夫か考えてみてください。例えば、現在毎年80万円の貯蓄ができていて、その貯蓄額を年間60万円に落とし、年間住居費(ローン返済額等)の予算をあと20万円アップさせるなどの調整が考えられます。

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