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封筒に横書きするときの書き方は?宛名や住所、差出人の書き方や注意点を解説!

楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2023年4月10日 10時0分

封筒には縦書き用と横書き用があります。ビジネスシーンにおいてはマナー違反とならないように、正しい書き方を知っておきたいものです。ここでは、横書き用封筒が適しているのはどのようなシーンなのかを紹介するとともに、横書きでの封筒の書き方や横書きをする際の注意点などについて解説していきます。

ビジネスシーンで封筒の横書きはOK?

ビジネスシーンで封筒の横書きはOK?

ビジネスシーンで「封筒の横書きはマナー違反にならないのか?」と不安に感じる方もいるかもしれません。結論からいうと、横書きが必ずしもマナー違反というわけではなく、横書きのマナーが守られていれば問題ないでしょう。

 

ビジネスシーンにおいては「和封筒(短辺に封入口がある封筒)」が用いられることが多いため、縦書きにすることが一般的です。しかし、横書きが適しているシーンもあるため、縦書きと横書きを使い分けられるようにするのが最も良いといえます。

封筒を横書きで書いたほうが良いケース

封筒を横書きで書いたほうが良いケース

封筒を横書きで書いたほうが良いケースとして、「洋封筒」を用いる場合と宛名にアルファベットや数字が多用されている場合があります。それぞれのケースを詳しく見ていきましょう。

洋封筒の場合

封筒に横書きする典型的なケースが洋封筒を用いるときです。洋封筒の場合は、一般的に横書きで書きます。

 

ここで、洋封筒と和封筒の違いを確認しておきましょう。

【洋封筒】

 

洋封筒とは横長の形をしており、長辺に封入口がある封筒のことをいいます。親しい間柄の人への手紙や挨拶状、招待状、案内状などで使われる封筒です。

 

特に、お礼状やメッセージカードなど気持ちを込めた内容を送る際は洋封筒が適しています。

 

一般的に使用される洋封筒には、次のような種類があります。

 

 

【和封筒】

 

和封筒は縦長の形で、短辺に封入口がある封筒です。ビジネスシーンで請求書などの書類を送る際やフォーマルな手紙を送る際に使用されます。

 

和封筒には「長形」と「角形」といった種類があり、よく使用されるのは次のサイズです。

 

アルファベットや数字を多用する場合

封筒を送る相手方の宛名や住所にアルファベットや数字が多用されている場合は、読みやすくスマートにするために、和封筒であっても横書きが適しています。

 

和封筒を使用する場合は、一般的には縦書きにします。しかし、アルファベットを1文字ずつ縦に並べていくと、文字数によっては、見た目のバランスが悪く読みにくくなってしまうでしょう。それに比べて、横書きなら読みやすくなります。

 

ちなみに、就職活動で会社に履歴書などを送る場合の封筒は、書類は折らずに角形2号などの封筒に入れ、縦書きで宛名を書くのが一般的です。ただし、横書きであっても、正しい書き方であればマナー違反にはなりません。

 

送付先の会社名や住所などによって、縦書きか横書きかを判断すると良いでしょう。

横書きでの封筒の書き方【表面】

横書きでの封筒の書き方【表面】

宛名や住所などを封筒に横書きで書く場合は、封筒の種類(洋封筒か和封筒か)によって書き方が異なるので、それぞれの封筒での書き方を解説します。マナー違反にならない書き方ができるようになりましょう。

洋封筒の場合

洋封筒に横書きで書く場合は、一般的に以下のようなイメージの書き方が適しています。

 

【洋封筒・横書き・郵便番号欄なしの場合】

 

 

洋封筒の左上に相手先の郵便番号を、その下に住所を書きます。なお、郵便番号・住所は封筒の左端から文字2つ分ほど空けたところから書き始めましょう。封筒に郵便番号欄が印刷してあるタイプの場合は、郵便番号欄に記入します。

 

住所が長い場合は適度な位置で改行しても問題ありません。番地などの数字は算用数字を使用します。

 

次に相手先の会社名を書きますが、住所より一文字下げた場所から書き始めます。なお、「株式会社」と書く場合、「(株)」と省略しないように注意するとともに、社名の前なのか後なのかもしっかり確認しましょう。

 

社名と同じ位置から、役職と氏名を書きます。氏名は大きめに、なおかつ封筒の中央に来るようにバランス良く配置するのがマナーです。

 

【洋封筒・横書き・郵便番号欄ありの場合】

 

 

洋封筒に郵便番号欄が印刷してある場合は、郵便番号欄に算用数字で記入します。それ以外の住所や会社名、役職、氏名などは上記の「郵便番号欄なしの場合」と同じ書き方です。

和封筒の場合

和封筒の横書きをする場合は、基本的に洋封筒に横書きをする書き方と同じです。

 

【和封筒・横書き・郵便番号欄なしの場合】

 

 

和封筒で郵便番号欄がない場合は、上下を間違えないように封入口を右に置いて洋封筒と同様に書きます。住所の上に郵便番号を忘れずに書きましょう。

 

【和封筒・横書き・郵便番号欄ありの場合】

 

 

郵便番号欄がある場合は、封入口(郵便番号欄のあるほう)が右側になるように置いて算用数字で郵便番号を書き、住所や会社名、役職、氏名を記入します。

横書きでの封筒の書き方【裏面】

横書きでの封筒の書き方【裏面】

封筒の裏面の書き方も確認していきましょう。基本的に洋封筒も和封筒も記入する事項は同じです。

洋封筒の場合

洋封筒の裏面には、差出人の住所や会社名、部署、役職、氏名、日付などを書きます。

 

【洋封筒・横書き・郵便番号欄なしの場合】

 

 

洋封筒の表面の上下を確認して、封入口が上になる向きにしましょう。洋封筒の裏面で郵便番号欄がないタイプの場合、上のイラストのように郵便番号や住所、会社名、部署、差出人名を下側中央または右寄りに書きます。差出人名は住所や会社名などよりも少し大きめに書きましょう。封筒の下から3分の1位以内に収めると見た目もきれいです。

 

封かん日(発送した日)も書く場合は、封と重ならないように左側に書きましょう。

 

【洋封筒・横書き・郵便番号欄ありの場合】

 

 

洋封筒の裏面に郵便番号欄がある場合は、算用数字で欄の中に記入します。ほかの項目の書き方は郵便番号欄なしの場合と同様です。住所は郵便番号の下側、同じ位置から書き始めます。

和封筒の場合

和封筒の裏面も洋封筒と同様に書きます。書くのは差出人の郵便番号や住所、会社名、部署、役職、氏名、日付です。

 

【和封筒・横書き・郵便番号欄なしの場合】

 

 

和封筒の表面の上下を確認して、封筒を横向きに置きます。書く項目は洋封筒と同様に、郵便番号と住所、会社名、部署、差出人名です。封筒の下のほうの中央または右側に記入します。封かん日を書く場合は左上に書きましょう。

 

【和封筒・横書き・郵便番号欄ありの場合】

 

 

和封筒で郵便番号欄がある場合は、そこに郵便番号を記入します。住所や会社名、部署、差出人名は郵便番号欄の右隣に書きます。郵便番号欄の近くに書くとバランスが良くなるでしょう。

横書きで封筒を書く場合の注意点

横書きで封筒を書く場合の注意点

封筒に横書きで書く際には気を付けるべきことがあります。横書きならではの注意点もあるので確認していきましょう。

数字は算用数字を使う

封筒に横書きで書く場合は、算用数字(アラビア数字)「1、2、3、……」を使いましょう。なお、「一、二、三、……」といった数字を漢数字といい、縦書きに使います。

 

例えば、縦書きでは漢数字で「一丁目二番地」と書くものを、算用数字では「1丁目2番地」と書きます。

 

ただし、会社名に数字が使われている場合、本来漢数字のものを算用数字に変えることは厳禁です。「〇〇第一株式会社」という社名を「〇〇第1株式会社」と変えないように注意しましょう。

封締めは絶対必要なものではない

横書きの場合は、「封締め」はしてもしなくてもどちらでも良いとされています。封締めとは、相手に対し封筒に封をしたことを伝えることや、まだ誰にも開封されていないことを明らかにするために行うものです。一般的に、封筒の綴じ目中央に「〆」「封」などの封字を記します。

 

封筒に縦書きをする場合は、マナーとして封締めをする必要がありますが、横書きの場合はどちらでも良いため、書かなくてもマナー違反にはならないとされています。

二重敬語にならないように注意する

宛名を書く際に「二重敬語」にならないように気を付けることも大切です。二重敬語とは、ひとりの人に対し同じ種類の敬語を二重に使用することをいいます。

 

よくある間違いが「〇〇部長様」「〇〇社長殿」といった表現です。「部長」「様」「社長」「殿」はそれぞれが敬称であるため、ふたつ使うと二重敬語になってしまいます。

 

相手に敬称を使うのはマナー上大事なことですが、過剰な敬語は逆に相手を見下している印象を与えかねません。「〇〇部長」「〇〇社長」などが正しい書き方です。

宛先の氏名は正しく大きく書く

横書きだけでなく縦書きにも当てはまることですが、宛先の氏名は住所などよりも大きく書きましょう。封筒の中心付近に書くようにするとバランスが良く見やすくなります。

 

また、宛先の住所や部署名などを正しく書くことももちろん大切ですが、特に役職名や氏名は間違いのないよう正確に書くことが大事です。氏名の間違いは相手に不快感を与えてしまうことがあります。

A4封筒を横書きで書く場合はどうする?

A4封筒を横書きで書く場合はどうする?

ビジネスシーンを中心に、書類を折らずにそのまま相手に送りたいときは、A4サイズの書類を折らずに入れられるA4封筒(角形2号)が便利です。

 

例えば、相手先に契約書や見積書を送付したいときなどは、書類を折りたたまずに送ると受け取った方も見やすいでしょう。

 

A4封筒の宛名書きは縦書きされることが多いため、横書きにしてマナー違反にならないのか気になりますが、結論を言うと、A4封筒に横書きをしても問題ないとされています。

 

会社名にアルファベットや数字が多用されている場合や、送付する書類の内容などに合わせて縦書き・横書きを選びましょう。

A4封筒の横書きでの封筒の書き方【表面】

A4封筒の横書きでの封筒の書き方【表面】

横書きでA4封筒に書く場合の書き方を見ていきましょう。A4封筒に横書きする方法は、縦置きのまま横書きする場合と、横向きにして横書きする場合があります。それぞれのパターンを解説します。

縦置きのまま横書きする(縦型封筒)場合

 

封筒に郵便番号欄がある場合は欄の中に郵便番号を入れ、郵便番号欄がない場合は封筒の右上に算用数字で書きましょう。宛名が封筒の中央に来るように、住所や部署名などをその上に書きます。

 

封筒の右下には「契約書在中」「見積書在中」などの「外脇付け」を書きましょう。色は赤字や黒字、青字などで目立つように記入したり、スタンプを利用したりすることも可能です。

横向きにして横書きする(横型封筒)場合

 

上下を間違えないよう、封入口を右側に置きます。郵便番号欄がある場合は算用数字で記入しますが、ない場合は住所の上に書きましょう。その際、上に1文字分、左に2文字分のスペースを空けたところから書き始めるときれいにまとまります。

 

宛名は封筒の中央に大きめの字で書き、右下に外脇付けを書きます。

A4封筒の横書きでの封筒の書き方【裏面】

A4封筒の横書きでの封筒の書き方【裏面】

次に、A4封筒に横書きをする場合の裏面の書き方も確認していきましょう。表面同様に、縦置きのまま横書きする場合と、横向きにして横書きする場合があるので、それぞれについて解説します。

縦置きのまま横書きする(縦型封筒)場合

 

縦封筒の左下に郵便番号や住所、差出人名を書き、左上に封かん日を入れ、封の上に「締」や「〆」などを書きます

横向きにして横書きする(横型封筒)場合

 

表面の上下を確認し、封入口が左に来るように置いて、封筒の右下に郵便番号や住所、差出人名を書きますが、名前は住所などよりも少し大きく書きましょう。左上に封にかからないように封かん日を記入し、封に「締」や「〆」を書きます。

まとめ

まとめ

封筒の宛名や差出人を書くときは、一般的には縦書きが多いでしょう。しかし、ビジネスシーンにおいては、宛先名などにアルファベットや数字が多い場合など、横書きのほうが適していることがあります。ただし、横書きならではの書き方があるので、相手方に失礼にならないようマナーをしっかりと身に付けておきましょう。

なお、封筒を購入する際には楽天市場が便利です。楽天市場にはさまざまなタイプの封筒が販売されており、家庭用に便利な少数枚セットのタイプや、業務用におすすめのまとめ買いタイプのものなどがあります。色や大きさなどイメージに合ったものを見つけたい方は、楽天市場をチェックしてみましょう。

 

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※この記事は2023年3月時点の情報をもとに作成しております。

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