ビジネス用語が知りたい!よく使われている言葉や勉強方法を紹介
楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2023年4月14日 10時0分
タスクやスキーム、コミット、KPI・KGIなど、社会人として仕事に携わっていると慣れない言葉を耳にすることもあるのではないでしょうか。これらはいわゆる「ビジネス用語」と呼ばれるものです。ここでは、ビジネス用語が使われている理由を解説するとともに、よく使われるビジネス用語の例やビジネス用語の勉強方法をご紹介します。
ビジネス用語とは?
ビジネス用語とは、ビジネスの場面において円滑なコミュニケーションを図ることを目的とした用語のことです。上司や先輩とのやり取り、顧客との商談・プレゼンなどでビジネス用語が当然のように使われます。そのため、ビジネス用語を知っておかなければ、業務に支障をきたす場合があるため注意が必要です。
とくに新社会人や社会人経験が浅い方は、この記事で紹介するビジネス用語は最低限知っておくのが良いでしょう。
ビジネス用語を使うことのメリット
ビジネスシーンではよく耳にするビジネス用語ですが、使うことで得られるメリットがあります。ビジネス用語を使うメリットといえるのは、例えば以下のような点です。
- 説明の時間を短縮できる
- メールやチャットで文章の量を減らせる
- 相手から良い印象を持たれる
(1)説明の時間を短縮できる
ビジネス用語は、長い説明を短い言葉ひとつで伝えられます。商談やプレゼンなどの場合、時間も限られており、一つひとつの意味を説明する時間がありません。しかし、ビジネス用語を使えば、説明のための時間を省けます。
(2)メールやチャットで文章の量を減らせる
メールやチャットなどのツールで連絡するときにビジネス用語を使えば、文章の量を減らせます。ビジネス用語は短い言葉で表している用語が多く、端的に相手に伝えることが可能です。
(3)相手から良い印象を持たれる
ビジネス用語を理解しておけばコミュニケーションがスムーズに取れるため、相手から良い印象を持たれることに繋がるでしょう。とくに商談の場合、相手に好印象を持たれることが必要不可欠です。また、こちらから話すときだけでなく、相手が使うビジネス用語も理解しておく必要があります。
ビジネス用語を使ううえで注意したいこと
ただ単にビジネス用語を使えばビジネスがうまくいくというわけではありません。ビジネス用語を使うことが、相手に悪い印象を持たれる要因になってしまうこともあります。ここからは、ビジネス用語を使ううえで注意したい、以下の3点について解説します。
- 多用するとくどくなる
- 相手に通じないことがある
- 自分が意味を正しく理解していないことがある
ビジネス用語を知っているからといって、使い方を間違えてしまうと意味がありません。ここで解説する注意点を参考に、使い方を意識してみましょう。
(1)多用するとくどくなる
ビジネス用語は、カタカナや英語で表現されるものが多いため、多用すると「くどく」なってしまいます。例えば「リーダーからアサインされたプロジェクトのアジェンダは部長にアグリーされました」では、くどくなってしまい相手に意味が通じにくくなってしまうかもしれません。そのため、ひとつのメッセージの中にビジネス用語が入りすぎていないかを意識しておきましょう。
(2)相手に通じないことがある
ビジネス用語は「社会人のマナー」として捉えられているとはいえ、相手が知らないケースもあります。用語を知らない相手にビジネス用語で説明しても、話の内容は理解されません。そのため、ビジネス用語を使う際は、相手に配慮して使うようにしましょう。相手の表情や反応などを見ながら話を進めれば、理解しているかどうかも確認できます。
(3)自分が意味を正しく理解していないことがある
ビジネス用語を知っているつもりで使っていても、意味やニュアンスが異なる場合もあります。とくに、ひとつの用語で複数の意味がある用語もあり、注意が必要です。自身が理解しているつもりであっても、明確な意味を理解していなければ、その用語は使わないようにしましょう。ニュアンスや意味が間違って伝わるトラブルは避けるのが賢明です。
覚えておくと便利なビジネス用語
ビジネス用語は数多く存在し、さまざまな使われ方をしています。ここでは、その中でも覚えておくと便利なビジネス用語を20点ほど紹介します。
- アグリー
- アサイン
- アジェンダ
- イニシャルコスト
- エビデンス
- KPI・KGI
- キャパシティ
- コミット
- スキーム
- タスク
- デッドライン
- デフォルト
- トップダウン
- バッファ
- フィックス(FIX)
- ブルーオーシャン
- マイルストーン
- マター
- ユーザーエクスペリエンス(UX)
- リソース
(1)アグリー
承諾や同意の意味で使われる用語です。対義語で「ディスアグリー」があります。
(2)アサイン
任命や割り当て、選任などの意味で使われる用語です。プロジェクトや業務の担当が決まったときに使われます。
(3)アジェンダ
計画・予定表や会議の進行表を表す用語です。また、会議の議題事項を指すケースもあります。
(4)イニシャルコスト
事業やプロジェクトの初期費用のことです。継続的な費用を指す「ランニングコスト」とあわせて使われます。
(5)エビデンス
証拠や論拠の意味で使われる用語です。ビジネスでは、資料の信ぴょう性を高めるデータや記録資料を指します。
(6)KPI・KGI
KPIとは「Key Performance Indicator」の略で「重要業績評価指標」のことを指し、最終目標の達成に必要なプロセス目標を意味します。一方、KGIとは「Key Goal Indicator」の略で「重要目標達成指標」を指しており、数値で表される最終目標のことです。
(7)キャパシティ
容量や許容範囲を意味する用語です。ビジネスでは、人員や個人の能力という意味で使われることが多くあります。
(8)コミット
達成を約束することを意味する用語です。また、責任をともなった約束の意味もあり、ビジネスにおいては積極的な約束を表します。
(9)スキーム
体系や仕組み、枠組みを表す用語です。単なる計画では使われず、組織やシステムといった体系的な計画を指すときに使われます。
(10)タスク
業務や仕事、作業を意味する用語です。とくに業務の進捗状況を確認する際に使われます。
(11)デッドライン
最終的な期限を示す用語として使われます。単なる締め切りを指すわけではなく、最終的な意味を含めて使われるため、注意が必要です。
(12)デフォルト
コンピュータ関連では初期状態や初期設定を意味する用語です。ただ、金融業界では「債務不履行」の意味もあり、使われている業界によって意味が異なるため注意しましょう。
(13)トップダウン
組織の上層部が下の層に指示して、業務を進める指示系統を指す言葉です。反対に現場の意見を吸い上げて意思決定するのが「ボトムアップ」です。
(14)バッファ
ビジネス用語では、予備やゆとりの意味で使われています。とくに、プロジェクトや業務の場面では「余裕を持った期間」を意味します。
(15)フィックス(FIX)
英語では固定や定着を意味する言葉です。業務や仕様、日程を最終的に決定するというニュアンスで使われます。ファイル名などに「FIX」と付き、決定稿を表すこともあります。
(16)ブルーオーシャン
「まだ知られていない」とか「競争相手がいない」などという意味合いで使われる用語です。対義語で「すでに知られている」「競合相手が溢れている」を意味するレッドオーシャンもあります。
(17)マイルストーン
作業の過程における節目を示す用語です。大きなプロジェクトや業務を進める際に、マイルストーンを設定することがあります。
(18)マター
担当や役割を意味する用語で、業務や作業の進捗状況を確認する際に使われています。このほか、責任や案件といった意味合いもあります。
(19)ユーザーエクスペリエンス(UX)
商品やサービスなどのユーザーの利用体験を意味する用語です。「User Experience(UX)」とも表されます。また、ユーザーと商品・サービスとの接点すべてのことを指す「ユーザーインターフェース(User Interface:UI)」という用語もあります。
(20)リソース
会社の経営資源のことを指すビジネス用語です。ヒト・モノ・カネの3つから成り立ちます。より具体的に、ある業務に割かれる人員や時間、能力などを指すこともあります。
ビジネス用語の勉強方法
ビジネス用語をいち早く理解するためには、自ら勉強することが近道です。ここからは、ビジネス用語の勉強方法を3つ紹介します。
- ビジネス・経済の書籍を読む
- インターネットで検索する
- 仕事の中で覚えていく
それぞれ状況や目的によって、活用すべきタイミングが異なります。そのため、1つだけに絞らず、複数の方法で勉強するようにしましょう。
(1)ビジネス・経済の書籍を読む
「基本的なビジネス用語を知りたい」という方には、ビジネスや経済関連の書籍を読むことがおすすめです。ビジネススキルや経済の知識を勉強できるだけでなく、基本的なビジネス用語も書籍から学べます。また、ビジネス用語を辞典のようにまとめた書籍は、調べものとしても活用できます。ビジネス用語の予習として、ビジネス・経済の書籍を読むようにしましょう。
(2)インターネットで検索する
「今日の会議で出た用語の意味を調べたい」という方には、インターネットで検索することがおすすめです。調べたい用語を直接調べられるため、すぐに意味を確認できます。また、スマホやパソコンから手軽に検索でき、わからない用語に接した直後に調べられるのも利点です。ビジネス用語の復習として活用するようにしましょう。
(3)仕事の中で覚えていく
専門的なビジネス用語は、仕事の中で覚えるのも良いでしょう。業界の慣習やルールなどで使われる専門的な用語の場合、書籍やインターネットで調べきれない可能性があります。そのような用語に接した場合には、上司や先輩などに確認して覚えていくようにしましょう。その際、繰り返し同じことを聞いてしまわないようにメモをすることも心がけましょう。
ビジネス用語を理解するだけではなく、使い方を意識することもビジネスの中では大切になります。日々の仕事の中で学んだことをしっかり吸収していくように心がけましょう。
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※この記事は2023年3月時点の情報をもとに作成しております。
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