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プロパーカードとは?提携カードとの違いや、各国際ブランドのクレジットカードを紹介

楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2023年5月16日 10時0分

クレジットカードには多くの種類がありますが、大きくプロパーカードと提携カードに分類できます。プロパーカードにはステータス性の高さや独自のサービスがあり、提携カードとはまた違った魅力があります。これからクレジットカードを作ろうとしている方、2枚目・3枚目を作ろうと考えている方は、この2つの違いについて知っておくと、より適切な選択が可能になるでしょう。 ここでは、プロパーカードの特徴や具体的なカードの種類について詳しく紹介していきます。

プロパーカードとは?

プロパーカードとは?

クレジットカードの中には、「プロパーカード」と呼ばれるものがあります。厳密な意味では、国際ブランドが独自に発行しているクレジットカードのことです。国際ブランドとは、世界中で利用可能な決済システムのネットワークを提供している企業であり、5大国際ブランドといえば、Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Clubを指します。お持ちのクレジットカードを見れば、国際ブランドのマークを見つけられるでしょう。

 

多くの場合、クレジットカードが発行される際には、国際ブランドがカード会社にライセンスを提供し、カード会社が発行する形になります。カード会社というのは、楽天カードや三菱UFJニコス、三井住友カード、イオンフィナンシャルサービス、クレディセゾンなどのことです。

広義のプロパーカードとは

厳密な意味でのプロパーカードに対して「広義のプロパーカード」という考え方もあります。これはカード会社が国際ブランドからライセンスを受けて発行したクレジットカードのことで、広い意味でプロパーカードと呼べます。

提携カードとは

一方で、プロパーカードと区別されるのが、「提携カード」。クレジットカードが発行される際には、国際ブランドとカード会社以外にも、提携企業が関わる場合があります。例えば航空会社や石油元売り会社、家電量販店、ショッピングセンター、コンビニなどと提携する形で発行されているものです。

 

クレジットカードにはさまざまなロゴマークが入っていることがありますが、提携カードの場合、国際ブランドとカード会社のほかに、提携企業のマークやロゴを見つけられます。

 

このようにクレジットカードは、プロパーカードと広義のプロパーカード、それに提携カードと3種類に分類可能です。

 

ところでプロパーカードの「プロパー(proper)」という言葉には、「適切な」「正式な」といった意味があります。ビジネスや金融などの場面でも使われることがある言葉です。例えば「プロパー社員」という言い方。外部から派遣された社員や中途入社の社員と区別する形で、新卒で採用されてからずっとその会社にいる「生え抜き」を指します。

 

2023年の日銀総裁人事でも、財務省や学者の出身ではなく、日銀出身という意味で「日銀プロパー」という言葉が出てきました。

プロパーカードはデザイン性が高い

プロパーカードはデザイン性が高い

プロパーカードのデザインはシンプルなものが多く、その美しさにひかれるという場合もあります。プロパーカード以外、とくに提携カードの場合、表示されるマークやロゴの数が多くなりがちです。カードのデザインがさまざまな表示で雑然としてしまうのを嫌うという人もいるでしょう。よりシンプルなデザインを望むのであれば、プロパーカードが選択肢になります。こうしたデザイン上の特徴も、プロパーカードのメリットとなっています。

プロパーカードと提携カードの違い

プロパーカードと提携カードの違い

プロパーカードと提携カードには、いくつか違いがあるので確認しておきましょう。まずは、クレジットカードを保有することで受けられるサービスに違いがあるという点。提携カードでは、さまざまな企業によるサービスが提供されます。例えば独自のポイントを効率良く貯められたり、ガソリンが安くなったり、購入した家電の保証期間を延長できたりといったものです。こうした独自のサービスによって、提携カードを選択するという方は多いと思われます。

 

一方のプロパーカードには、そうした提携企業によるサービスというのはありません。しかしプロパーカード独自の特典が用意されている場合もあります。グレードの高いプロパーカードでは、旅行やグルメ、エンターテインメントなどの分野で、より魅力的なサービスが受けられることも。プロパーカードでしか利用できないサービスもあります。

 

ただし、提携カードはカード会社とさまざまな企業との提携によって、サービスが成り立っているカードです。提携事業の終了により、提供されていたサービスが停止する可能性があります。一方、プロパーカードは国際ブランドが発行するカードなので国際ブランドが続く限り、サービスは継続すると考えられます。

JCBのプロパーカード

JCBのプロパーカード

JCBは日本の国際ブランドです。ハイグレードカードは、サービスの手厚さから、旅行やレストランの利用が多い方におすすめです。

JCB一般カード

【ハイグレードカード1】JCBゴールド

【ハイグレードカード2】JCBプラチナ

【ハイグレードカード3】JCBゴールド ザ・プレミア

 

JCBゴールドを保有し、一定の条件を満たすと招待される、招待制のカードです。空港ラウンジの無料での利用や、ホテルの特別な宿泊プラン、レストランの予約サービスなどが提供されます。

 

※ 1回の利用分が1,000円未満でも、毎月の利用分すべてを合計してからポイントに換算されます。

【ハイグレードカード4】JCBザ・クラス

 

JCBプレミアムカード会員の中から、一定条件を満たすと招待される、招待制のカードです。専用コンシェルジュによる旅行の手配・予約サービスや、レストランの予約2名以上で1名分が無料になるサービスなどが提供され、旅行やゴルフの保険も充実しています。

アメリカン・エキスプレスのプロパーカード

アメリカン・エキスプレスのプロパーカード

アメリカン・エキスプレスは、そのステータス性の高さでよく知られています。海外でのサポートが充実しているため、海外への旅行や出張が多い方におすすめです。

アメリカン・エキスプレス®・グリーン・カード

【ハイグレードカード1】アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カード

 

海外でも日本語で問い合わせ可能な「オーバーシーズ・アシスト」がサポートしてくれます。ホテルではアップグレードのサービスが受けられ、レストランではコース料理が1名無料になるサービスもあります。

【ハイグレードカード2】プラチナ・カード®

 

プラチナ・カードはメタル製。プラスチック製のカードも発行されるので、2枚持てます。旅行での補償も充実し、ショッピングに関しては「リターン・プロテクション」と呼ばれる、返品を受け付けられなかった分の金額まで補償されます。

ダイナースクラブのプロパーカード

ダイナースクラブのプロパーカード

ネーミングの由来は、「食事をする人(diner、ダイナー)」のクラブ。グルメやエンターテインメント分野に強いクレジットカードです。

ダイナースクラブカード

 

高級料亭の予約を、会員に代わって行うサービスなどが利用できます。公演のチケットが特別価格で入手できる場合もあります。

【ハイグレードカード】ダイナースクラブ プレミアムカード

 

こちらはダイナースクラブの招待制カード。コンシェルジュが24時間対応し、旅行やレストラン、コンサート・演劇のチケットの手配などをしてくれます。

VisaとMastercardのプロパーカードは?

VisaとMastercardのプロパーカードは?

ここでご紹介したJCBやアメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブといった国際ブランドは、独自のプロパーカードを発行しています。これに対しVisaとMastercardは、独自のプロパーカードの発行は行っていません。ライセンスの提供を受けたカード会社が発行するカードを探すことになります。

 

なお、カードを発行するカード会社のことは、イシュアと呼ぶこともあります。

プロパーカードと提携カード、どちらを選べば良い?

プロパーカードと提携カード、どちらを選べば良い?

クレジットカードは、プロパーカードと提携カードのどちらを作るか。どちらもメリットがあり迷うかもしれません。まず考えたいのは、会費とポイント、それに受けられるサービスのバランスです。会費が安く、ポイントが貯めやすいことを重視するのであれば、提携カードを作るのが良いかもしれません。一方ある程度会費を支払ってでも、レベルの高いサービスを受け、ステータス性の高いカードを保有したいということであれば、プロパーカードがおすすめということになります。

 

またカードは1枚しか保有できないというものではありません。プロパーカードと提携カード、両方保有するという選択肢もあります。プロパーカードと提携カードを持っていれば、場面によって使い分けることも可能です。普段の買い物やネットショッピング用、旅行用、外食用のようにイメージしてみると、使い分けの機会は多いように思われます。

ここまでプロパーカードについて、提携カードとの違いを発行の形態や提携企業の有無で説明してきました。なお、楽天カードは国際ブランドからライセンスを受けて楽天カード株式会社が発行しているので、広義のプロパーカードとなりますが、楽天ポイントを貯めやすくなるサービスが受けられる点では、提携カードとしての機能も兼ね備えています。

楽天カード

楽天ゴールドカード

楽天プレミアムカード

 

※1 一部ポイント還元の対象外、もしくは、還元率が異なる場合がございます。詳細はこちら
※2 楽天カード特典分・楽天プレミアムカード特典分は、楽天市場で開催中のSPU(スーパーポイントアッププログラム)の特典となります。特典進呈には上限や条件がございます。詳細はこちら

 

ほかにも、楽天銀行カード、楽天ANAマイレージクラブカード、アルペングループ楽天カードなども発行していますが、こちらは各企業との提携による提携カードです。

 

ステータス性や機能を見て、保有するクレジットカードを選びましょう。

 

※この記事は2023年4月時点の情報をもとに作成しております。
※この記事で紹介している各カードの詳細については、各カード会社のホームページをご確認ください。

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