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新卒の預貯金額はいくら?貯蓄が進まない要因も解説!

楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2023年6月1日 10時0分

新卒の預貯金額はいくら?貯蓄が進まない要因も解説!

新卒の預貯金額はいくら?貯蓄が進まない要因も解説!

ここでは、新卒の預貯金額の平均や貯蓄が進みにくい要因、効率よく貯蓄をする方法について解説します。新卒の貯蓄が進みにくい理由には、家計管理が大きく関わっています。手間をかけずに貯蓄を成功させる方法を説明するので、ぜひ参考にしてください。

新卒の預貯金額の平均とは?

金融広報中央委員会が発表している「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」によると、20代の平均預貯金額は152万円です。国税庁の調査による平均給与は20〜24歳で269万円/年、25〜29歳では358万円/年となっています。

 

令和3年度の同じ調査によると平均預貯金額は143万円で、約10万円増加していることがわかります。30代になると平均預貯金額が327万円と20代の2倍以上に増えることから(令和4年度版より)、とくに新卒で働き始めの頃は比較的給与が低く、資金が手元に残りにくいといえます。

家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)
平均給与
家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和3年)

貯蓄が進みにくい要因とは?

貯蓄が進みにくいのは、おもに以下3つの理由があります。

 

  • 収支のバランスが悪い
  • 環境の変化により生活費が高くなる
  • 奨学金の返済が始まる

それぞれ順番に解説します。

収支のバランスが悪い

入社してまもない頃は、すぐに給料が上がらない場合があります。そのため、収入が上がらないまま遊びや飲み会の頻度が増えてしまうと、収支のバランスが崩れてしまいます。「支出」を優先してしまい、貯蓄に回しにくい状態です。

 


収支のバランスを安定させるには、何にどれくらい使っているのかを把握し、計画的に家計を管理する必要があります。項目ごとに支出を管理するには、家計簿をつけるのが効果的です。

環境の変化により生活費が高くなる

就職をきっかけに、一人暮らしを始める方もいるのではないでしょうか。実家での生活に比べると、一人暮らしは以下のような今まで支出していなかった出費が発生しやすくなります。

 

  • 家賃
  • 水道費
  • 光熱費
  • 通信費

とくに家賃は一人暮らしを始めた方にとって新たにかかる大きな固定費となり、生活費が高くなる要因のひとつになり得ます。固定費は見直してからの期間が長期になるほど家計の改善効果が上がりやすくなるため早い段階で見直しすることをおすすめします。

奨学金の返済が始まる

学生時代に貸与型の奨学金を借りていた場合は、社会人になると返済が始まります。日本学生支援機構のシミュレーションによると、4年制の大学に通うため月額10万円の第二種奨学金を借りた場合、年利3%とすると支払い開始後の月々の返済額は26,914円です。

 

限られた給与から日常生活の支出に加えて奨学金の返済もしなければいけないとなると、預貯金にお金を回して貯蓄をすることが非常に難しくなります。

大学 ・ 返還例

新卒でも貯蓄が進む方法

新卒でも貯蓄を進めるには、以下5つの方法があります。

 

  • 自動で貯蓄される仕組みを作る
  • 支出の管理がしやすいクレジットカードを利用する
  • 固定費を見直す
  • 生活用と預貯金用で口座を分ける
  • 家計簿アプリを導入する

それぞれ詳しくみていきましょう。

自動で貯蓄される仕組みを作る

お金を貯めるには、給与を使う前から自動的に貯蓄へ回す仕組みを作るのが効果的です。使う前に別の場所に移しておくことで、毎月一定額の貯蓄を積み上げられるからです。例えば、自動積立て型の定期預金に申し込み、引き落とし日を給料日にすれば、設定後は毎月定額を自動で貯蓄をすることができます。

 

自動化されていれば、手動に比べて貯蓄に対しての抵抗を感じにくいです。いきなり大きい金額を設定するのではなく、まずは少ない金額を設定し、日常の支出と貯蓄のバランスを取ることが適切です。

支出の管理がしやすいクレジットカードを利用する

普段の支払いをクレジットカードにまとめると、何にどれくらいお金を使ったのか把握するのに役立ちます。クレジットカードの利用明細を、家計簿の代わりとして活用できるからです。お金をかけすぎているものを利用明細から見つけて見直しをすれば、日常生活で細かな節約を行うよりも大きな節約効果が期待できます。

 

また、クレジットカードによっては利用額に応じてポイントが貯まる場合があり、ポイントの活用によって支出が抑えられ、貯蓄を促進する効果が期待できます。

固定費を見直す

貯蓄を進めるには収入を増やすだけではなく、支出を減らすことも効果的です。毎月の固定費は1度契約するとそのままにしてしまうケースがあるため、定期的に見直して余分な支出をカットしましょう。

 

固定費の見直しには、携帯の大手キャリアから格安SIMへの乗り換えや、不要なサブスクリプションサービスを解約するなどの例が挙げられます。小さな工夫の積み重ねが大きな節約へとつながるため、毎月発生する支出の見直しは重要です。

生活用と預貯金用で銀行口座を分ける

お金をひとつの口座で管理すると手持ちの金額に余裕があるように感じ、貯蓄への意識が薄れてしまうことも少なくありません。「生活用」と「預貯金用」で口座を分けておくことで、使い道を明確にし、貯蓄の不要な取り崩しを防ぎましょう。

 

中には、優遇金利が適用される口座もあるので、活用することで貯蓄をさらに進められるかもしれません。ご自身にあった口座を見つけられるよう、複数の選択肢から比較検討するのがおすすめです。

家計簿アプリを導入する

銀行口座やクレジットカードを家計簿アプリに紐づけると、自動でお金の収支を管理できます。紙で毎回記入する必要がないため、家計管理の初心者でも始めやすいといえます。

 

また、月ごとの支出が比較できるようになり、節約ポイントを検討する材料が手に入ります。例えば、先月に比べて娯楽費が増えている場合は、飲み会の頻度やお買い物が多いケースが考えられます。

 

自動で家計を管理できるアプリを活用して、不要な支出の見える化を検討してみましょう。

貯蓄を成功させるヒントは家計管理にあり!

新卒で貯蓄が進みにくい理由は、収支のバランスや環境の変化といった要因が大きくかかわっています。忙しく働きながら効率よくお金を貯めるには、貯蓄の仕組み化や支出の管理が欠かせません。

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また、楽天カード会員様専用オンラインサービス「楽天e-NAVI」や楽天カードアプリでは、オンラインで確認できる利用明細や家計簿の自動化など、貯蓄を成功させるのに役立つ機能が揃っています。

 

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※この記事は2023年5月時点の情報をもとに作成しております。

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