二日酔いを治すには?つらい症状を解消する方法と予防方法を紹介
楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2023年6月8日 10時0分
飲み過ぎて二日酔いになると、休日ならまだしも会社や学校に行くのがおっくうになってしまいます。二日酔いをすぐに解消できる方法があると助かります。ここでは、二日酔いの解消に役立つと考えられる飲食物や予防法を紹介します。
二日酔いを治すためにできること
二日酔いになってつらい朝、早く回復するためにできることを知っておきましょう。二日酔いは症状によって対処法が変わります。少しでも改善するために、以下の7つを参考にしてみてください。
水分摂取
アルコールには利尿作用があるうえ、体内でアルコールを分解する際にも水分を必要とするため、飲み過ぎは脱水症状を起こす可能性があります。二日酔いの気持ち悪さや食欲低下から、水を飲む量が減りがちになりますが、意識して水分を摂りましょう。
ビタミンB1の摂取
ビタミンB1も水分同様に、体内でアルコールを分解するために消費されます。疲労回復を助ける作用があり、二日酔いのだるさ解消に役立つこともあるでしょう。二日酔いの予防にもおすすめです。
糖質の摂取
糖質も体内でのアルコール分解に消費される栄養素です。エネルギーは糖質の代謝から作られます。糖質の少ないお酒を飲むと、アルコール分解で糖質が減り代謝が落ち、疲労感や吐き気などの低血糖症状が出ます。低血糖症状を防ぐには、糖質の摂取とともに代謝を促すビタミンB1を合わせて摂ると良いでしょう。
カフェインの摂取
アルコールを体内で分解する際、有毒物質のアセトアルデヒドが発生します。二日酔いの頭痛は、アセトアルデヒドによる血管の拡張が原因のひとつといわれています。頭痛の緩和には、血管を収縮させる作用を持つカフェインを摂ると良いでしょう。
ウコンの摂取
ウコンには、胃粘膜の保護や肝機能を回復させる働きがあり、アルコールの分解を助ける栄養素です。ウコンは飲む前ではなく、二日酔いのときに摂っても効果が期待できます。
しかし、ウコンを過剰に摂取すると体の負担になります。英国毒性委員会(COT)によると、ウコンの色素成分クルクミンの許容一日摂取量は体重1kg当たり0~3mgが目安です。体重60kgなら180mgが許容量となるため、摂取量に注意しましょう。
体をしっかり休める
二日酔いの症状がつらければ、栄養と水分を摂って無理をしないことです。アルコールの飲み過ぎで免疫力が低下することもあるので、体調管理に注意する必要があります。もし休んでも症状が治まらなければ、風邪や胃腸炎の可能性もあるため病院を受診しましょう。
二日酔いのときにやってはいけないこと
二日酔いがつらいとき、以下3つは症状がひどくなる恐れがあるため避けましょう。
- 迎え酒
- サウナ・岩盤浴
- 胃腸に負担のかかるものを食べる
1つ目の二日酔いを治すためさらにお酒を飲む迎え酒では、症状は改善されません。お酒の麻酔作用で一時的に症状の軽減を感じても、回復するまでの時間が延びるだけです。
2つ目のサウナや岩盤浴は、脱水症状を悪化させるため危険です。たくさん汗をかいても、アルコールを体外へ排出できるわけではありません。
3つ目の胃腸に負担がかかるものには、辛いものや脂っこいものがあります。二日酔いのときは胃腸が荒れていることが多いため、食事は胃にやさしいものを選ぶと良いでしょう。
二日酔いでも薬を飲んでいい?
症状がつらい時は、薬に頼ったほうが回復も早くなる可能性があるでしょう。ただし、薬を飲んで症状が緩和されても、二日酔い自体が治るわけではないので、ゆっくり休むことが大切です。以下に薬を飲んでも良いと考えられる場合を紹介します。また服薬の際には薬に関するリスクや正しい使い方を知り、かかりつけ医に相談すると安心です。
吐き気があるとき
吐き気で食事が喉を通らず栄養を摂取できなければ、回復が遅くなります。お酒で荒れた胃を保護するためにも、二日酔いで吐き気がひどいときは、胃腸薬や吐き気止めを服用すると改善する人もいるでしょう。
頭痛があるとき
二日酔いで頭痛がひどければ、ドラッグストアなどで購入できる頭痛薬や漢方薬を服用するのも一つの方法です。ただし、頭痛薬は胃の負担になることもあるため、空腹時は避けると良いでしょう。
また水分を多く摂ると、頭痛の原因になるアセトアルデヒドを体外へ排出できるため、薬と一緒に水もしっかり摂りましょう。
むくみがひどいとき
むくみは、お酒を飲み過ぎて体に余計な水分が溜まることで起こります。塩辛いおつまみの食べ過ぎも、むくみの原因です。水分をよく摂り、こまめにトイレに行けば解消が期待できますが、むくみがひどいなら漢方薬を服用しても良いでしょう。
二日酔いに効果のある飲み物や食品とは
二日酔いに効果があると言われる飲み物や食品を紹介します。以下に紹介するものは、コンビニなどで簡単に手に入るため、お酒を飲む機会の多い人は家にストックしておくと良いでしょう。なお、食事指導を受けている場合などは、服薬同様にかかりつけ医に相談するのが良いでしょう。
スポーツドリンク・経口補水液
二日酔いの脱水症状には、スポーツドリンクや経口補水液がおすすめです。体内に吸収されやすいため、水分補給に適しています。吐き気がある場合は胃が荒れているため、負担がかからないよう常温で飲むと良いでしょう。
ただし、スポーツドリンクは糖分が多いので飲み過ぎに注意が必要です。
コーヒー・お茶
二日酔いの頭痛にはコーヒーやお茶がおすすめです。血管収縮作用のあるカフェインを含み、痛みの緩和が期待できるうえ、コーヒーやお茶の持つ利尿作用がアセトアルデヒドの排出を促します。胃に負担をかけないよう、牛乳や豆乳を入れても良いでしょう。
フルーツ
ビタミン・ミネラル・糖質・水分量を多く含むため、フルーツは二日酔いによる脱水症状の改善や栄養補給に適した食品です。生のフルーツが手に入らないときは、次の項目で紹介する野菜ジュースや果汁100%ジュースを代用すると良いでしょう。
野菜ジュース・果汁100%ジュース
野菜ジュースや果汁100%ジュースは、アルコール分解によって失われたビタミンと水分の補給ができます。糖質の高いものも多いため摂り過ぎに注意が必要ですが、青汁タイプなら栄養があり糖質控えめでおすすめです。
ただし、グレープフルーツジュースのような酸味が強いジュースは、胃が刺激され吐き気がひどくなる場合があるので避けましょう。
大豆製品
大豆は、肝臓の働きを助けるタンパク質とビタミンB1を多く含む食品です。食欲があれば朝食に納豆や豆腐を取ることをおすすめしますが、食欲がなければスープやコーヒーに豆乳を入れて飲むなどが良いでしょう。
みそ汁
みそ汁に含まれるアミノ酸は、アセトアルデヒドの分解を促す作用があり、アルコールの利尿作用で失った水分や塩分の補給ができます。特に二日酔いには、シジミやアサリのみそ汁がおすすめです。
シジミに含まれるオルニチンは肝機能を助ける働きがあり、アサリに含まれるタウリンはアルコールの分解を促します。コンビニでも買えるので、二日酔い対策にインスタントのみそ汁を用意しておくと良いでしょう。
おかゆ・雑炊・うどん
二日酔いで荒れた胃には、おかゆ・雑炊・うどんなど消化の良い食べ物がおすすめです。お米やうどんなどの炭水化物に含まれる糖質は、アルコール分解を助けるほか、エネルギーを脳に補給できます。
カレー・ラムネは二日酔い対策にならない?
二日酔いには、カレーやラムネが良いと聞いたことがあるかもしれません。しかし、二日酔いに効くかどうかの科学的根拠に乏しく、はっきり効果があると断言ができない食べ物です。二日酔い対策として噂される根拠には、含有成分が関係しています。
カレーにはウコン(ターメリック)が含まれることが多く、ウコンと似た効果が期待できますが、二日酔いの回復には個人差があるようです。ラムネにはブドウ糖が含まれるため、低血糖対策のひとつではありますが、二日酔い対策にはなりにくいと考えられます。
二日酔いにならないための、飲酒時の注意点
二日酔いの予防には、飲み過ぎないよう意識することが大切です。二日酔い予防につながる注意点を3つ解説しますので、参考にしてみてください。
チェイサーを飲みアルコールの量を減らす
チェイサーとは、お酒の合間に飲む飲み物のことで、基本的に水・お茶・ソフトドリンクなどのアルコールが入っていないものを指します。チェイサーを挟みながら飲めば、血中アルコール濃度を下げられ、アルコールによる脱水症状の予防もできます。
体質により個人差はありますが、お酒1杯に対してチェイサー1杯のように、同量を交互に飲むと良いでしょう。
食事やおつまみも食べる
空腹ではアルコールの吸収が早くなるため、食事やおつまみを食べながらお酒を飲みましょう。特に、高たんぱく・低糖質・アミノ酸・ビタミンB群を含むものを食べるのが理想です。以下は、お酒と一緒に食べると良い食材の例です。
- 枝豆
- 豆腐
- 豚肉
- 魚
- 牡蠣
- ハマグリ
- ナッツ類
一気飲みをしない
大量のアルコールを一気に摂取すると、酔いやすく、ひどい二日酔いを引き起こすことがあります。また一気飲みは、急性アルコール中毒になって呼吸困難などを引き起こす危険性があり、命に関わるのでやめましょう。
二日酔いにならないために、日頃からできること
飲み会は楽しいものですが、ついつい飲み過ぎると翌朝は二日酔いに苦しむことになります。同じことを繰り返して苦しまないために、日頃から注意を払いましょう。
以下に、二日酔いにならないために日頃からできる対策を紹介します。
体調管理
普段から健康な体作りを心がけることが大切です。お酒を飲む機会が多い人は、肝臓の働きを助ける栄養素を普段から取り入れ、バランスの良い食事を摂るようにしましょう。週に1~2日は、お酒を飲まない「休肝日」を作るのもおすすめです。
度数の強いお酒を控える
アルコールは、度数が高いと体への吸収スピードが早いため、度数の低いお酒を選ぶことも二日酔い対策に効果的です。特に日本人は体質上アルコールの分解が遅い人が多いとされ、二日酔いになりやすい傾向があると考えられます。酔いやすい人は、お酒の度数も気にしてみましょう。
自分の飲める量を把握する
二日酔いを予防するには、自分が飲める量を把握し、摂取量をコントロールすることが大切です。どの程度の量を飲めば、自分がどのような状態になるか知っておきましょう。
厚生労働省によると、アルコールの1日当たりの適正な摂取量は、成人男性で純アルコール約20gです。女性は男性よりも少量が適当とされています。性別や体重などの違いによって、実際の適量には個人差がありますが、一般的な指標として参考にしてみてください。
純アルコール約20g相当の例
- ビール:中ビン1本(500ml)
- 日本酒:1合(180ml)
- 焼酎:グラス半分(100ml)
- ワイン:グラス2杯弱(200ml)
- ウイスキー:ダブル1杯(60ml)
- チューハイ:缶1本(350ml)
※チューハイは商品によって度数が大きく異なります。1缶350mlで度数が9%なら、純アルコールは25gです。
お酒を飲み過ぎて二日酔いになったら、今回ご紹介した飲食物などを利用して回復を待ちましょう。お酒の席での飲み方から気を付けると、二日酔いを予防できるため、ぜひ参考にしてみてください。
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※この記事は2023年5月時点の情報をもとに作成しております。
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