顔の筋肉とは?鍛える方法やメリット、知っておくべき点についても解説!
楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2023年6月27日 10時0分
「年齢による顔のたるみやシワが気になるようになった」「マスク生活が続いて顔の筋肉が衰えた気がする」などの悩みを抱えて、顔の気になる部分を改善したいと考える人は多いのではないでしょうか。 顔のたるみやシワの原因のひとつには、筋肉の衰えがあります。たるみやシワがあると、鏡を見たときに気分が下がってしまうでしょう。 ここでは、顔の筋肉の種類や鍛える方法、鍛える際に注意すべき点を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
顔にはどのような筋肉がある?
顔の筋肉は、表情を作る表情筋と食べ物を噛み砕くときに使われる咀嚼筋(そしゃくきん)の2つに大きく分類できます。顔には30種類以上の筋肉があり、働きがそれぞれ異なります。どの筋肉がどのような働きをしているかについて見てみましょう。
眼輪筋(がんりんきん)
眼輪筋とは目のまわりを囲っている筋肉で、まぶたを持ち上げるときに使われます。まぶたのたるみや目元のクマ、小ジワは眼輪筋の衰えが原因のひとつです。
眼輪筋の筋力が低下する原因には加齢のほか、近年ではスマホの長時間利用による影響も考えられています。
前頭筋(ぜんとうきん)
前頭筋とは、おでこの部分にあり、眉の上げ下げやシワを寄せるときに使われる筋肉です。眼輪筋の衰えによって前頭筋でまぶたを開閉するようになると、前頭筋に負担がかかりおでこに横ジワができる場合もあるでしょう。
顔全体がたるんでくるのは、前頭筋の衰えが原因であるケースもあります。
皺眉筋(しゅうびきん)
皺眉筋とは眉頭にあり、眉間にシワを寄せるときに使われる筋肉です。長時間のパソコン作業やデスクワークは、皺眉筋に力が入った状態になりやすくなります。
側頭筋(そくとうきん)
側頭筋は耳の上からこめかみ、下あごの骨のあたりまで付いており、下あごを引き上げる動作や左右に動かす際の補助的動作、噛んだり歯を食いしばったりする動作に使われる筋肉です。
側頭筋が凝ると痛みを感じる神経が刺激されて頭痛が起こることがあるといわれています。
口角挙筋(こうかくきょきん)
口角挙筋とは、上の犬歯のあたりから小鼻の周辺までの筋肉です。口角を上げるときに使われる筋肉で、口角挙筋が弱いと口角が下がることがあるでしょう。口角は人の印象や雰囲気を作る大切な要素のため、普段から意識したい筋肉です。
口角下制筋(こうかくかせいきん)
口角下制筋は、別名「頤三角筋(おとがいさんかくきん)」とも呼ばれています。奥歯を噛むときに使う、口角からあごにかけての筋肉です。口角を支える口角下制筋が強くなると口角を下げ、いわゆるマリオネットラインのシワの原因になる可能性があります。
口輪筋(こうりんきん)
口輪筋とは口の開閉やすぼめる動作をするときに使う、唇を取り囲むようについている筋肉です。口輪筋からは表情筋が放射状につながっているため、口輪筋が衰えると口角が下がるだけではなく、ほかの表情筋にも影響を及ぼします。
咬筋(こうきん)
咬筋とは頬骨の下から下あごにかけての筋肉で、いわゆるエラと呼ばれる部分です。ストレスなどによって、歯ぎしりや食いしばりが多くなると咬筋が発達し、顔が大きくなることがあります。
笑筋(しょうきん)
笑筋とは、口角を横に動かしえくぼを作る部分で、口角から耳の下にかけての筋肉です。笑筋が衰えると、顔の下半分が伸びて下がった口角やたるみの原因になり、だらしない印象を与える可能性があります。
オトガイ筋(おとがいきん)
オトガイ筋とは下あごの中央部にあり、下唇を突き出し、下あごを持ち上げるときに使われる筋肉です。オトガイ筋の衰えは、あごまわりのたるみや二重あごの原因になることがあります。
顔の筋肉が衰えるとたるみの原因に
皮膚のたるみは、加齢によるお肌のハリを保つ成分の減少によっても起こりますが、土台となる筋肉の衰えも大きな原因です。身体の筋肉と違って顔の筋肉は皮膚と一体になっており、筋肉の衰えにより皮膚や脂肪の重みを支えられなくなると、皮膚がたるみます。
顔の皮膚がたるむと、目元・口元・首元にシワが寄って老けた顔になり、実年齢より上に見られることもあるでしょう。さらに、口角が下がって疲れた顔や不機嫌そうに見えると印象が下がります。
特に日本人は欧米に比べて会話で筋肉を使うことが少ないといわれています。たるみやシワの予防には、顔の筋肉を動かすトレーニングを生活に取り入れると良いでしょう。
顔の筋肉の鍛え方
顔の筋肉を鍛える方法を8つ紹介します。どれも1分ほどでできるものばかりです。トレーニングやマッサージは、それぞれ効果的な部位が異なりますので、気になる部分から試してみてください。
眼球を回す
眼輪筋をほぐして鍛えられるトレーニングです。目元や額のシワの改善が期待できます。
- 顔は正面を向き、眼球だけ右→上→左→下と360度動かす動作を5回
- 反対回りを5回行う
舌出しトレーニング
あごまわりのたるみ改善が期待できるトレーニングです。力を入れすぎると舌や首元がつることもあるので、注意しながら行いましょう。
- 顔を上に向ける
- 舌を前に突き出し、緩める動作を10回行う
ほうれい線をなぞるトレーニング
ほうれい線の改善のほかに、顔痩せも期待できるトレーニングです。
- 舌で右側のほうれい線の裏側を上下に10回なぞる
- 左側も同じように10回なぞる
口まわりをほぐすトレーニング
口まわりの筋肉をほぐすトレーニングです。慣れないうちはスピードが遅くても、口の形を正しく動かすようにしましょう。
- 口を大きく開け「あ」の形を作る
- 口を軽くすぼませて「お」の形を作る
- 1と2の繰り返しを30秒間行う
- 「お」よりもさらに唇をすぼませて前に突き出し「う」の形を作る
- 口を横へ大きく開き「い」の形を作る
- 4と5の繰り返しを30秒間行う
あごを左右前後にスライドさせる
あごの関節を動かして筋肉をほぐすトレーニングです。ゆがみのケアも期待できます。
- 軽く口を開け、下あごだけ左右にスライドさせる動作を5往復する
- 下あごを前に突き出しひっこめる、前後の動作を5往復する
- 1と2で1セットとして、3セット行う
- 口を「あ」の形にして大きく開け、すっきりさせる
側頭筋をほぐすマッサージ
側頭筋をほぐすマッサージです。強い痛みを感じる場合は、負担がかかっているのでやりすぎないように注意しましょう。
- 右手の指を軽く丸めるし
- 右の眉尻からこめかみにかけて、5本の指先でクルクル押しながら10秒ほぐす
- 右の髪の生え際から耳の上を、クルクル押しながら10秒ほぐす
- 右の耳の指1本分上を、クルクル押しながら10秒ほぐす
- 右の耳の後ろ側を、クルクル押しながら10秒ほぐす
- 左側も同様に行う
左右の歯でバランス良く噛んで食べる
健康な成人男性が食べ物を嚙むときには奥歯におよそ10~20㎏、歯を食いしばると60kgほどの負荷がかかるといわれており、食事は顔の筋肉を使う絶好の機会です。食事の際に片側ばかりで噛むと、噛まないほうの筋肉が衰え、顔のバランスが悪くなります。両側の歯でバランス良く噛むようにしましょう。
笑顔を作る
笑顔を作るときにも顔の筋肉を使うため、鏡の前で笑顔を作る方法もトレーニングとしておすすめです。顔の筋肉がほぐれていると、良い笑顔を作れます。顔の筋肉をほぐして、普段から笑顔を意識して過ごすと良いでしょう。
顔の筋肉を鍛えるメリット
顔の筋肉を鍛えることには、さまざまなメリットがあります。どのようなメリットがあるのか、ここでは3つ紹介します。
たるみやシワの改善
顔の筋肉を鍛えると、皮膚の土台を強化できます。目や口のまわりの筋肉なら、たるみやシワの予防に、あごまわりの筋肉なら、フェイスラインの引き締めや小顔効果が期待できるでしょう。
幸福度が増す
たとえ作り笑いであっても顔の表情により幸福度が高まる可能性があることが、スタンフォード大学のNicholas A. Coles氏らを中心とするチームにより行われた研究により明らかにされています。
笑顔を作ると、幸せホルモンが分泌されて幸福な気持ちになるそうです。つまり、顔の筋肉を鍛えるために常に笑顔を心がけていれば、自然と幸福度が増すと考えられます。
表情が豊かで魅力的になる
顔の筋肉が衰えると表情が乏しくなり、不機嫌な印象や怒っているような印象を与えます。表情は良い人間関係を築くうえで、とても大切な要素です。顔の筋肉を鍛えて表情を豊かにできれば、魅力的な印象になるでしょう。
顔の筋肉を鍛える際の注意点
顔の筋肉を鍛える際に注意すべきことを紹介します。トレーニングを始める前に、確認しておきましょう。
トレーニングはやりすぎると悪化する
皮膚は、負荷がかかってダメージを受けると、シワを定着させることがあります。皮膚にはよく動かす部分にシワができやすい特徴があるため、トレーニングはやりすぎないよう適度に行いましょう。
トレーニングは部分集中せず全体をバランス良く行う
気になる部分を早く改善しようとして、同じトレーニングを集中してやるのは好ましくありません。左右のどちらかだけに負荷を集中させると顔のバランスが崩れ、悪化する可能性もあるので注意が必要です。
左右のどちらかや特定の部分に集中しないよう、鏡を見て動かす部分を意識しながらトレーニングを行うと良いでしょう。鍛えるほかに、顔全体をマッサージして肌を動かしやすい状態にすることもおすすめです。
美顔器を使う場合は用法を必ず守る
最近では、家電量販店で気軽に購入できるため、美顔器を使ってケアを考える人も多いでしょう。注意すべきは、美顔器は使う回数を増やせば効果が上がるわけではないことです。
使いすぎると皮膚に負担がかかります。使用する頻度や時間は、必ず付属の取扱説明書に書かれている内容を守りましょう。
顔の筋肉を鍛えて表情豊かに過ごそう
顔の筋肉を鍛えると、シワやたるみの改善が期待できます。しかし、体の筋肉と違って顔の筋肉は皮膚と一体になっており、筋肉への影響は皮膚にも及びます。適度なトレーニングを行い、肌への負担にならないようやりすぎに注意しましょう。
適切に顔の筋肉を鍛え、普段の生活から表情豊かに過ごしてみてください。
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※この記事は2023年6月時点の情報をもとに作成しております。
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