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フリーローンとは?フリーローンの概要と各種ローンとの違いを徹底解説!

楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2023年11月9日 10時0分

お金を借り入れする際のローン商品にはさまざまな種類がありますが、その中に「フリーローン」があります。フリーローンは、その名のとおり使い道が自由なローン商品で、冠婚葬祭や旅行代金、引越し費用、医療費など自分に必要な費用に使えます。 しかし、フリーローンがどのようなローン商品で、どのようなメリットや注意点があるのかわからないという方もいるでしょう。また、同じように使いみちが自由でフリーローンと似ている「カードローン」や、住宅ローンやマイカーローンなどの「目的別ローン」とどのような違いがあるのかも理解しておきたいものです。 ここでは、フリーローンの特徴やほかのローン商品との比較、申し込みから契約までの流れなどについて解説します。

フリーローンとは

フリーローンとは

フリーローンは、使いみちが自由な個人向けローン商品です。住宅ローンやマイカーローンといった使いみちが決められた目的ローン(目的別ローン)と違い、目的が自由に決められます。ただし、原則として事業性資金や投資目的には利用できません。

 

フリーローンは一般的に、保証人や担保も不要なので申し込みのハードルは低いといえるでしょう。

フリーローンの特徴

フリーローンの特徴

フリーローンにはいくつかの特徴があります。その特徴について紹介します。

必要資金を一括で借り入れできる

フリーローンは借り入れ回数が1回のみとなっており、借り入れ後は返済だけを行うことになります。

 

追加で借り入れをしたい場合は、再度申し込んで審査を受けなければなりません。1度審査に通ったからといって、追加の借り入れの審査が必ずしも通るとは限らないことに注意が必要です。

最長10年まで毎月定額返済で利用できる

フリーローンの返済期間は10年以内となっていることが多いです。契約時に借入金と返済期間、毎月の返済額が決まるので計画的に返済できます。

使いみちが自由

フリーローンは使いみちに制限がなく自由なので、冠婚葬祭費用や旅行費、医療費、引越し費用など必要に応じて申し込めます。ただし、事業や投資用目的には利用できないことがほとんどです。

 

多くの場合、フリーローンの申し込み時に、借入金の使いみちがわかる「見積書」や「契約書」を提出するよう求められます。

担保・保証人は不要

フリーローンの申し込みでは、担保や保証人が不要とされている場合も多いです。借り入れをする場合、担保を差し出したり保証人を付けたりすると申し込みのハードルが高くなりますが、どちらも不要であれば申し込みしやすいでしょう。

 

なお、金融機関によっては有担保のフリーローンもあります。無担保のものと比較して、金利が低くなったり借入限度額が高くなったりするメリットがあります。ただし、審査時間は長くなるでしょう。

ほかのローンとの違い

ほかのローンとの違い

金融機関で取り扱っているローン商品には、フリーローンだけでなく「カードローン」や「目的別ローン」などもあります。フリーローンとどのような違いがあるのか、詳しく比較していきましょう。

フリーローンとカードローンの違い

借入金の使いみちが自由なローン商品には、「カードローン」もあります。借り入れ回数や金利などに違いがあるため、それぞれの特徴を理解して使い分けることがポイントです。

 

下表に、フリーローンとカードローンの違いをまとめました。

利用目的

借入金の利用目的は、フリーローンもカードローンも原則として自由ですが、事業用・投資用資金は不可とされていることがほとんどです。また、フリーローンは使いみちを申告しなければならないこともあります。

借り入れ回数

フリーローンは契約時に1度のみの借り入れとなりますが、カードローンは契約時に決められた利用限度額内であれば何度でも借り入れ可能です。

返済期間

フリーローンは、借り入れの際に返済期間が決まります。返済期間は10年以内になるよう設定します。カードローンは返済期間がいつまでと具体的に決められているわけではありません

返済計画

フリーローンは返済計画表に基づいて毎月返済を行っていきます。カードローンの場合は、借入額の残高に応じた月ごとの最低返済額が決まっているだけです。利用者自身が計画的に返済をしていくことになります。

担保

フリーローンには、有担保のものと無担保のものがあり、有担保のほうが金利や借入限度額において優遇されます。カードローンは原則として無担保です。

取扱金融機関

フリーローンは銀行やクレジットカード会社、信販会社などで扱っています。一方、カードローンはそれらに追加して消費者金融でも取り扱っています。

カード発行の有無

フリーローンは「証書貸付」に分類される融資です。契約の際に金融機関と「金銭消費貸借契約」を交わします。そのため、カードの発行はありません。カードローンの場合は、取り扱う金融機関やローン商品によりカード発行の有無を選択できるものがあります。

フリーローンと目的別ローンとの違い

借入金の使いみちが決められているローン商品が「目的別ローン」です。フリーローンと目的別ローンの違いについても確認しておきましょう。

使いみちの制限の有無

フリーローンは、使いみちが自由なローン商品ですが、目的別ローンは使いみちが決められているローン商品です。目的別ローンには、主に以下のような種類があります。

 

  • 住宅ローン
  • マイカーローン
  • 教育ローン
  • リフォームローン
  • 医療ローン
  • ブライダルローン など

このほかにも、金融機関によりさまざまな目的別ローンがあります。フリーローンと目的別ローンの大きな違いは、この使いみちの制限の有無にあるといえるでしょう。

金利

目的別ローンは、フリーローンやカードローンよりも低金利で提供されています。

 

フリーローン(無担保)の金利は、メガバンクなら年6.0%前後、それ以外の銀行でも年2.0%〜15.0%前後です。

 

一方、目的別ローンの金利は、メガバンクのマイカーローンで年1.5%~、住宅ローンが全期間固定金利の場合に年1.6%前後~といったように、低金利に設定されていることが多いです(2023年7月8日時点)。

フリーローンがおすすめの人

ここまで、フリーローンの特徴やカードローン・目的別ローンとの違いを見てきましたが、それらをもとにフリーローンがおすすめの人の特徴を以下にまとめてみました。

1度にまとまった金額を借り入れたい人

フリーローンは、契約時に1度だけ借り入れができるという性質のローン商品です。冠婚葬祭や旅行、引越しなど使いみちが決まっていてまとまった金額が必要な場合は、フリーローンの利用が適しています。

金利を抑えたい人

フリーローンは、カードローンと比較して低金利に設定されていることが多いため、利息の支払い負担を軽くしたい人に向いています。

計画的に返済したい人

フリーローンは契約時に返済額や返済期間が決まり、返済計画に沿って計画的に返済をしていくローン商品です。

 

カードローンは、借入限度額内であれば何度でも借り入れが可能なので、つい追加で借り入れをしてしまいがちです。フリーローンでは追加融資をする場合は別途申し込みが必要なので、借り過ぎを防ぐ効果が期待できます。

フリーローンの申し込みの流れ

フリーローンの申し込みの流れ

フリーローンを申し込むために、あらかじめ手順の流れを確認しておきましょう。一般的には、「申し込み→審査→契約→借り入れ」という流れで進みます。

申し込み

フリーローンの申し込みは、金融機関の窓口でももちろん受け付けています。しかし、最近主流になっているのは、インターネットの公式サイトから申し込む方法です。本人確認書類や年収確認書類、使いみちのわかる書類(見積書や請求書など)などは画像データにして送信します。

 

インターネットを介していることもあり、申し込みは24時間受け付けているところが多いです。

審査

申し込み内容や提出書類をもとに、金融機関や保証会社が審査をします。申し込み条件を満たしているかを確認するほか、他社からの借り入れ状況、個人信用情報なども細かく調べます。

 

審査結果は、メールや電話などで連絡されることが多いです。

契約

審査に通過したら、金融機関の窓口に出向くか、ローン契約機(ATM)インターネット上で手続きをします。

借り入れ

借入金は、指定の口座に入金されます。目安となる時期は、おおむね申し込みから2週間後です。

 

なお、金融機関によっては、このあとさらに支払いを済ませたことを証明する「振込受取書」や「領収書」の提示を求められることがあります。

フリーローンのメリット・注意点

フリーローンのメリット・注意点

フリーローンを上手に活用するためには、メリットや注意点について理解しておくことが大切です。あとで困らないためにも確認しておきましょう。

メリット

フリーローンには、借入金の使いみちや金利、借入限度額などにおいてメリットがあります。

お金の使用目的が自由

フリーローンは、借入金の使いみちが制限されておらず自由なので、自分の必要なお金に充てられます。冠婚葬祭で急にお金が必要になったとき、旅行するためのお金が足りないときなど、使いみちを自分で決められるのは大きなメリットです。

金利を抑えられる

フリーローンとカードローンと比較すると、金利はフリーローンのほうが低めです。同じ金額を借りるなら、金利の低いローンのほうが支払利息の合計額は少なくなります。

借り入れの上限金額が高い

フリーローンを利用すれば、カードローンの場合よりも多く借りられる可能性があります。まとまった金額が必要な場合は、フリーローンのほうが適しているでしょう。

注意点

フリーローンには、返済期間や追加借り入れ、手数料において注意すべき点があります。

最長返済期間が決まっている

担保なしのフリーローンは、返済期間が最長10年とされているものが多いです。借入金が高額なほど1回の返済額も高額になるため、返済負担が大きくなる可能性もあります。

 

返済期間を自由に決めたい場合は、カードローンのほうが適しているでしょう。

追加の借り入れはできない

フリーローンは、契約時にまとめてお金を借り入れし、追加借り入れはできないという特徴があります。仮にお金が不足し追加で借り入れしたいときは新たに申し込みをしなくてはなりません。

 

借り入れ回数が1回のみということは「借り過ぎ防止」には役立ちますが、「もう少し借りたい」というときには、新たな申し込みをするか、ほかのローン商品に申し込むことになるでしょう。

手数料が発生する

フリーローンでは手数料の支払いが発生することがあります。その場合、借入金額の一定割合の手数料を最初に支払うことになります。

 

最初に手数料を支払う代わりに、手数料を上乗せした金額を借り入れできる金融機関もあるので、申し込む前に相談してみると良いでしょう。

フリーローンの特徴を理解して無理のない借り入れを

フリーローンの特徴を理解して無理のない借り入れを

フリーローンを利用すれば、低金利でかなりの額が借りられますが、借り入れは1度のみで手数料がかかるといったことも知っておく必要があります。フリーローンの特徴やメリット・デメリット、ほかのローン商品との違いなどを理解したうえで申し込みましょう。

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※この記事は2023年11月時点の情報をもとに作成しております。

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