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カーローンを利用するべきか

楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2024年2月28日 10時0分

新車購入を検討しています。オプションなどをつけると貯金をすべて使ってしまうことになるので、カーローンの利用も考えています。低金利の昨今ではありますが、現金一括の方がいいのか、カーローンを利用した方がいいのかご意見をいただけると嬉しいです。

パリィ

低金利であるとはいえ、借り入れによる支払いは追加で利息を支払うことになるため、その利息以上の効果を感じられるかどうかが、活用するかどうかの判断のポイントになります。奨学金を利用することで将来の収入が上げられると考えられる場合や、住宅ローンを利用することで賃料の支払い期間を減らせたりお金を準備する前に家に住めたりすることなどは有効な借り入れになることが多いでしょう。

自動車については、先の2つよりも優先順位は下がりますが、まさにパリィさんが直面しているような、日々の生活の資金繰りを健やかにするために利用することは選択肢の1つといえます。預貯金を手元に残し投資・運用を行い、借入金利よりも運用成績が上げられるなら理論上は有利ですが、運用による利益は確定できるものではありません。そのため、どちらかというとやはり資金繰りがよくなるというメリットをどの程度受けたいかが判断のポイントになるでしょう。

借入金額が大きくなったり、借入期間が長くなったりすると支払う利息の金額も増えます。今の生活を守るための資金を手元に残した上で無理のない範囲で頭金を入れたり、借入期間を短くすることも検討されると良いでしょう。
一般的にローン商品は、借り入れ初期に繰り上げ返済を行う方が利息の軽減効果が高く、後になって繰り上げ返済する方が利息の軽減効果は低くなります。また、カーローンについては、繰り上げ返済を行う際に手数料がかかる場合もあるため、しばらく経ってお金の余裕ができた時に繰り上げ返済を検討するよりは、最初に無理のない範囲で頭金を入れる方が有利なことが多いでしょう。
 
生活を守るための手元資金については、独身の方であれば生活費の3〜6カ月分程度、子どもを養育されている方であれば生活費の6カ月分〜1年分程度が目安になります。手持ち資金がそれを大きく超えているようであれば、検討してみてください。

なお、カーローンには金融機関から借りるマイカーローンと、販売店と信販会社の提携で提供されるディーラーローンなどがあります。金融機関のローンの場合、減っていく残債に対して利息を掛ける「残債方式」であるのに対して、ディーラーローンでは当初の借入金額に利率と借入期間を掛けて利息を算出する「アドオン方式」を採用していることが多いです。金利が同じ2%だった場合、残債方式の方が支払う利息は少なくなるため、諸条件をよく確認し、実際に支払うことになる利息や総額に納得して契約するようにしましょう。アドオン方式の場合は、繰り上げ返済による利息軽減効果も、通常は期待できません(前倒して返済しても利息を含めて支払うことになり、利息は軽減されない)。

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