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カードローンとキャッシングの違いを解説。それぞれの特徴を理解して上手に活用

楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2024年3月21日 10時0分

急な出費が発生した場合など、急いで現金を借り入れしたいときに役に立つのが、カードローンやキャッシングといった現金を借り入れできるサービスです。ATMを使って借り入れや返済ができる場合もあり、人気を集めています。一方で、両者の共通点や違いを詳しく理解していない人も多いのではないでしょうか。 ここでは、カードローンとキャッシングの共通点や違い、それぞれのおすすめの利用場面について解説していきます。状況に応じて正しく使い分け、両者の特徴を上手に利用しましょう。

カードローンとは、キャッシングとは

カードローンとは、キャッシングとは

まずは、カードローンとキャッシングの言葉の意味について解説していきます。そもそも「キャッシング」とは、お金を借り入れるためのサービス全般のことを指します。そして、このキャッシングの中に、本記事で解説していく「カードローン」と「(クレジットカード付帯サービスの)キャッシング」が含まれているのです。

 

キャッシングという言葉が重なっているため、紛らわしいと感じるかもしれません。しかし、クレジットカード付帯サービスのキャッシングは、略称でキャッシングと呼ばれており、サービスの総称と両方の意味で使われていることも多々あります。

 

カードローンとキャッシングは、外出先などで急な支払いが必要になったときも対応できる便利なサービスです。「カードを使ってお金を借りる」という点においては同じですが、両者には金利や借り入れ限度額など、それぞれの特徴があります。違いを知り、適切な使い分けをしていきましょう。

カードローンとは

カードローンとは、契約後に発行される「ローンカード」を使って現金を借り入れるサービスです。申し込み時に定められた限度額内であれば、借り入れと返済が自由に何度でもできます。銀行や消費者金融、クレジットカード会社などがカードローンを提供しています。

 

カードローンの主な特徴は以下のとおりです。

 

  • キャッシングよりも高額の借り入れができる
  • キャッシングよりも金利が低い傾向にある
  • 限度枠内なら何度でも借り入れと返済が可能
  • ローンカードを持ち歩く必要がある

 (サービスにより一部条件・内容が異なる場合があります)

 

カードローンは借り入れに特化しているのが特徴です。

 

しかし、ATMなどで借り入れをするときには、ローンカードが必要なため、利用時にはカードを持ち歩かなければならないことを覚えておきましょう。ただしサ―ビスによってはカードレスで利用できるものもあります。

キャッシングとは

キャッシングとは、クレジットカードの付帯サービスのひとつで、ATMなどで現金を借り入れできる機能のことです。

 

キャッシングの主な特徴は以下のとおりです。

 

  • 一括返済が可能
  • キャッシング枠が付帯されていれば、即日キャッシングの利用が可能 
  • 手持ちのスマホ・パソコンから24時間いつでも指定の銀行口座へ振り込み依頼が可能
  • 海外のATMから現地通貨をそのまま借り入れ可能
  • 限度枠内なら何度でも借り入れと返済が可能

(サービスにより一部条件・内容が異なる場合があります)

 

なお、ほとんどのクレジットカードに、ショッピングとキャッシングの2つの限度額をあわせた「利用可能枠」が定められています。そのため、キャッシングを利用することによって、ショッピングに利用できる限度額が減ってしまう可能性があるので注意しましょう。

カードローンとキャッシングの共通点

それぞれに異なる特徴を持つカードローンとキャッシングですが、「お金を借り入れる」以外の共通点も存在します。両者の共通点は主に以下の点です。

 

  • ATMなどで借り入れが可能
  • 利用用途は基本的に自由
  • 担保・保証人は不要

 

カードローンとキャッシングは、どちらも全国の銀行やコンビニなどのATMで借り入れできるため、外出先での急な出費にも対応できるでしょう。また、一般的なローンの場合は、住宅ローンやカーローンなど利用用途が限られていますが、カードローンやキャッシングは好きな用途に自由に使える点も特徴です。ただし、事業用資金としての利用ができないケースもあるので注意しましょう。また、金利が高く設定されている場合もあるため、借り入れ時にはよく確認しましょう。

カードローンとキャッシングの違いを一覧で確認

カードローンとキャッシングの違いを一覧で確認

カードローンとキャッシングはお金を借り入れる点は共通ですが、それぞれに異なる特徴を持っています。ここまでに解説した両者の共通点と違いを表にまとめました。

カードローンとキャッシングの違い

カードローンは借り入れに特化しているため、金利や利用限度枠でメリットがあります。一方で、キャッシングはショッピング利用がメインのクレジットカードに付帯する機能のひとつです。そのため、金利や限度額枠はメリットが少ないものの、手持ちのクレジットカードにサービスが付いていればすぐに使えるという点は、キャッシングならではの特徴といえるでしょう。

カードローンとキャッシングの金利の違いについて

カードローンとキャッシングの金利の違いについて

カードローンやキャッシングを利用するうえで特に気になるのが、両者の金利の違いではないでしょうか。金利は、借り入れ方法や借り入れ先を選ぶうえで非常に重要な項目になります。それぞれの金利相場を詳しく確認していきましょう。

カードローンの金利相場

2023年11月現在、カードローンの金利相場は、消費者金融系なら年3.0〜18.0%、銀行系なら年1.0%台〜14.0%前後です。カードローンの金利は、下限金利と上限金利の差が大きいのが特徴です。テレビCMなどの広告では、下限金利が強調されていることが多いのですが、上限金利も考慮しなければ返済プランに影響を及ぼすので注意しましょう。
なお、金利や返済プランは各銀行やカード会社によって異なります。利用する際は、きちんと確認しましょう。

例えば、楽天銀行のカードローン「楽天銀行スーパーローン」を例にして見ていきます。楽天銀行スーパーローンの金利は、年1.9~14.5%(※)。適用金利は、借り入れ限度額(最大800万円)と審査結果によって異なります。返済方法は月々2,000円からで、臨時収入やボーナスが入った月は、毎月の返済とは別に追加の返済も可能です。一人ひとりのプランにあわせて、無理のない柔軟な返済ができる点が特徴といえるでしょう。

 

※表示金利は2023年11月現在の情報です。楽天銀行スーパーローンの詳細と最新の金利は商品概要説明書をご覧ください。

キャッシングの金利相場

2023年11月現在のキャッシングの金利相場は、15.0〜18.0%ほどです。カードローンとは対照的に、下限金利と上限金利の幅が小さくなっています。この金利幅の差が、一般的にはカードローンの方が低い金利で利用できるといわれるゆえんです。

キャッシングの金利も、各カード会社によって異なります。例えば、楽天カードのキャッシングサービスなら、申し込み前に自分の状況にあわせて金利を調べられる「キャッシング返済シミュレーション」の利用が可能です。申し込み前に、お支払い合計金額や利息を確認し、計画的な返済プランを作るのが理想です。楽天カードのキャッシングについての詳細は以下のとおりです。

楽天カードのキャッシング

※1 実質年率とは1年間(365日間)借り入れた場合の利率です。借入利息は日割で計算されます。但し、うるう年は年366日とします。
※2 カード発行、キャッシング枠の設定には所定の審査があります。
※3 海外キャッシングのお支払方法は1回払いのみです。
※4 国内・海外提携ATM・CDでのキャッシングによる「お借り入れ」の都度、ご利用金額に応じたATM利用手数料をご負担いただいております。

 

※キャッシングをご利用の際は、貸付条件の確認をし、計画的にご利用ください。

カードローンとキャッシングの使い分け

カードローンとキャッシングの使い分け

それぞれに特徴があるカードローンとキャッシングは、状況や目的にあわせて適切な使い分けができるようにしておきましょう。状況に応じた使い分けができると、それぞれの適性を活かして利用できるため、損もしにくくなります。

カードローンが適している場合

カードローンの利用が適しているのは、主に以下の場面や状況です。

 

  • まとまった額を借り入れしたい
  • 金利を少しでも抑えて借り入れしたい

カードローンの特徴は「大きな金額を低金利で借り入れできる」ことです。


また、キャッシングに比べて下限金利と上限金利の幅が大きいカードローンでは、審査結果や設定する限度額によって金利が大きく異なります。キャッシングよりも低金利で借り入れできる可能性があるので、少しでも金利を抑えたい場合はカードローンを検討しましょう。

キャッシングが適している場合

キャッシングの利用が適しているのは、主に以下の場面や状況です。

 

  • 少額(数十万円)の借り入れで利用したい
  • スピーディーに利用したい

キャッシングの特徴は、限度枠は数十万円程ですが、キャッシング審査を通過してキャッシング枠が付帯したクレジットカードを持っている場合、スピーディーに利用できることです。急な出費の補助に充てたいという場合に役に立つサービスでしょう。
(クレジットカードの利用状況により、キャッシングサービスが利用できない場合もあります)

 

ただし、キャッシング枠はクレジットカードの利用可能枠に含まれるものとなります。例えば、クレジットカードの利用可能枠が100万円でキャッシング枠が50万円の場合、キャッシングの利用が0円ならばショッピングに100万円使えることになります。しかしキャッシングで限度額の50万円まで利用していると、ショッピングでは50万円までしか利用できません。また、ショッピングの利用が50万円以下であっても、キャッシングは限度枠の50万円までしか利用できません。

 

以上のことから、高額かつ時間的に余裕がある際の借り入れを希望する場合は、キャッシングではなくカードローンの方が適しているケースもあります。

カードローンとキャッシングの特性を知って上手に活用しよう

カードローンとキャッシングの特性を知って上手に活用しよう

同じ「お金を借りる」ことを目的とするカードローンとキャッシングですが、両者の特性を簡潔にまとめると以下のようになります。

 

  • カードローン:大きな金額をキャッシングより低金利で借り入れできる可能性がある
  • キャッシング:限度額は数十万円程だが、キャッシングサービス付帯のクレジットカードを保有しキャッシング枠に余裕がある場合利用できる

数百万円といったまとまった金額が必要であればカードローン、つなぎの資金として数十万円単位の額を借り入れしたい場合は、キャッシングが適しているといえるでしょう。

 

カードローンとキャッシングは、どちらもお金を借り入れる手段という点では同じですが、利用場面が少し異なります。それぞれの特徴を理解したうえで、自分にあった方法を選択し活用するようにしましょう。

 

※キャッシングをご利用の際は、貸付条件の確認をし、計画的にご利用ください。

 

※この記事は、2023年11月時点の情報をもとに作成しております。

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