多忙な子育て世帯のミニマルライフ。まるこさん流ミニマリストのススメ
楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2024年4月10日 10時0分
2015年に流行語大賞にノミネートされた「ミニマリスト」。ミニマリスト=少ないもので暮らすことだと思っている方もいるかもしれませんが、極端にものを減らすことだけがミニマリストではありません。自分が快適に暮らせ、楽に管理できる状態であれば、数にはこだわらない。そんなミニマルな暮らしを送っているのが、今回お話を伺ったまるこさんです。ミニマルな暮らしに活躍しているもののひとつが、楽天カードをはじめとした楽天サービスなのだそう。どのような暮らしを送っているのか、お話を伺いました。
SNSで出会った「好きなものに囲まれた暮らし」に惹かれ、ミニマリストに
マネ活編集部:まるこさんはミニマリストとして生活を始められて、どれくらいになるのでしょうか。
まるこさん:まだ2年経っていないくらいの新参者です。なので、今回ミニマリストとしてお話をすることに少しドキドキしています。
マネ活編集部:ミニマリストになろうと思ったきっかけは何だったのでしょうか?
まるこさん:SNSですね。SNSの投稿で他人の生活が気軽に覗けるようになって、いろいろと見ていた時に、「ミニマリスト」という言葉を知りました。その言葉が何となく気になって調べてみたのが最初でした。でも、その時に見たのは冷蔵庫や洗濯機といった生活家電すら手放した生活スタイルで、「これは無理だ、真似できない」と思いました。
マネ活編集部:生活感がまったく見えない感じのミニマリストライフだったんですね。
まるこさん:そうなんです。でも、やはりミニマリストへの興味はあって、いろいろな人のミニマリストライフを見続けていました。そこで、ある時「必要最低限だけを持つのではなく、自分の好きなものだけを持つことをミニマリストとして定義しています」と発信している方を見つけたんです。その定義を見て「なるほどな」と思ったんですよね。
マネ活編集部:どういうところが腑に落ちたのでしょうか。
まるこさん:余分なものを減らして、好きなものに囲まれた暮らしができるようになれば、生活に満足感が生まれるでしょうし、買う量が減ることで出費も減らせると思いました。それが快適な生活につながるのではないかなと。
マネ活編集部:その定義に出会う前のまるこさんは、ものに囲まれていたり出費が多かったりする生活スタイルだったのですか?
まるこさん:実家で暮らしていた独身時代は、お金があったら使ってしまいがちなタイプではありましたね。正直、買う前にあまり吟味していたわけでもなく、1つ買ったら1つ減らすといった考えもなかったので、どんどんものが増えていく状態で。でも、ものが多い状態が心地良いタイプであるわけでもなく、すっきりした部屋を見ると「気持ち良いな」と感じていました。
それで、自分の部屋の整理整頓をしようとは思うのですが、そのために収納グッズを買い揃えてしまい、またものが増えてしまうという…。
マネ活編集部:同じ収納ケースが並んでいるときれいに見えますものね。
まるこさん:その罠にはまっていました。片付けの技術が乏しいのに、いきなり見せる収納をしようとしては上手くいかない…といった感じでした。
マネ活編集部:そこから、どのようにしてミニマリストとしての考え方や行動パターンを身に付けていったのでしょうか。
まるこさん:私の場合は、「好きなものを持つ」と定義して発信されていた方を参考にして進めていきました。考え方だけではなく、ものの好みや選び方も自分にぴったりだったんです。なので、あまり惑わされることなくミニマリストに移行していけたように思います。
マネ活編集部:まずはものを減らすステップが必要だったかと思いますが、その際の基準は?
まるこさん:自分軸、家族軸で考えるようにしています。「1日1捨て」や、「トータルでこの数だけしか持たない」と数で決めて判断する方もいらっしゃいますが、私の場合は「自分(家族)にとって必要か」「自分が好きか」が判断軸で、数にはとらわれないようにしています。そのため、とにかく少ないもので生活することをミニマリストだと思っている方からすると、私の暮らしはミニマリストに見えないかもしれません。
マネ活編集部:2年ほどミニマリストとして生活していて感じるメリットは何ですか?
まるこさん:まずはリビングに置いているものの量が格段に減りました。これは、まだ幼く遊び盛りの娘がリビングでケガをすることのないようにと考えてのことです。あとはクローゼットや収納スペースの余白が増えました。以前はたくさん服があるのに着る服がなくて困ることがあったのですが、今は厳選された分、すぐにコーディネートが決まります。実際に計ったことはないですが、朝の用意にかかる時間の短縮になっていると思いますね。
また、買い物に行く頻度が減りました。結婚前は週2~3回が当たり前で、衝動買いも多かったんです。それが今は週1になり、確実に無駄な買い物がなくなりました。その分、貯金に回せるようになったと感じています。
服も、1シーズン4、5着は買っていたのが、多くても2着程度になりました。2着買う時も、きちんと好きなものを選んで買うようになったので、たんすの肥やしになることはなくなりましたね。
マネ活編集部:先ほど「数にとらわれない」というお話がありましたが、買った場合は減らすというサイクルにしていらっしゃるわけでもないのですか?
まるこさん:そうですね。「1つ買ったら1つ捨てる」を絶対的なルールとして設けているわけではないです。全部好きなもの、必要なもので、管理が楽にできる量であれば良いとゆるくとらえています。
楽天サービスを使って、楽にお得に暮らす。家計管理もシンプルに
マネ活編集部:まるこさんのミニマリストライフを支えているひとつが、楽天カードや楽天グループのサービスだと伺っています。詳しく教えていただけますか。
まるこさん:物量だけではなく、情報量も自分で楽に管理できるような暮らしがミニマリスト的だなと思うんですよ。楽天カードや楽天グループのサービスを使うと、そうした暮らしが実現できると思っています。
まずはお金のやりくりです。独身時代は現金主義で、クレジットカードは主に高額な買い物の時に使っていました。でも、SNSを見始めた頃、お得やポイントといったキーワードにも興味を持っていたんですね。結婚前で家具を買い揃えたいタイミングだったこともあり、楽天カードがお得で良いよという情報を見て使い始めました。
楽天市場では複数店舗で買い物をすればポイント倍率が上がる買い回りイベントがありますが、ミニマリストとしては安易にものを増やしたくはありません。イベントに関係なく買うのであれば、少しでもお得になるタイミングを選ぶのが良いかと思いますが、ポイント目的ですぐには必要でないものを買うといったことはしないように意識しています。いくらお得とはいえ、出費以上にポイントが返ってくることはさすがにないですからね。
また、普段の食材、日用品などのやりくり費は、楽天銀行のデビッド機能付きキャッシュカードを利用しています。デビッド機能がついたこちらのカードは、支払いと同時に口座からお金が引き落とされるので、家計管理が楽なんですよ(ガソリンスタンドなど一部加盟店では後払いとなる場合あり)。現金と同じ感覚で使えるのにポイントが貯まるデビッドカードは私にあっているなと感じ愛用しています。
楽天カードで支払いをしているのは、楽天市場での買い物、家賃や光熱費などの固定費です。あと、夫用に家族カードを作り、楽天ポイントの受け渡しをすることもありますね。夫婦ともにスマホも楽天モバイルですが、渡したポイントで夫のスマホ料金を払ってもらい、実際の出費をゼロにするなんてこともあります。
マネ活編集部:スマホの利用料金のポイント払いのほか、ポイントの活用方法はありますか?
まるこさん:自分のスマホ代、小遣い代わりとして活用しています。家計から自分に小遣いを出していないので、ポイントが小遣いみたいなものですね。あとは、外食時に使って、家計からの出費を抑えたりもしています。
マネ活編集部:そのほかに利用している楽天グループのサービスはありますか?
まるこさん:Wi-FiもRakuten Turboのものです。楽天グループのサービスを利用すればポイント倍率が上がるので、使えるものは楽天で揃えています。
マネ活編集部:改めて、1カ月のお金の流れを教えてください。
まるこさん:給与口座にお金が入ったら、生活費を私の楽天銀行口座に、貯金も別の口座に移します。そこから食費や日用品代はデビットカードで私の楽天銀行口座から即時引き落とされる状態で1カ月を回す。これだけです。ほかのクレジットカードは持っていないので、家計の管理に苦労することもありません。ミニマリストらしい家計のサイクルじゃないかなと思います。
「すぐに買わず、時間をおく」を徹底。買い物で失敗することがなくなりました
マネ活編集部:数にはこだわらない、自分や家族軸でというまるこさんにとって、買い物をする時のルールはありますか?
まるこさん:1週間に1度の買い物以外で、何かを買う頻度は特に決まっていません。ただ、自分のものであれ子供のものであれ、すぐには買わず、時間をおくようにしています。
マネ活編集部:それはどれぐらいですか?
まるこさん:少なくとも1週間以上はあけますね。すると、「欲しい!」という熱が冷め、「似たものが家にある」と思えるようになったり、そもそもそこまで欲しいわけではなかったことに気付けたりするんですよ。1週間以上経っても「やっぱり買おう」と思えたものは、買ったあとも「買ってよかった」と思えます。買い物での失敗は格段に減りましたね。以前は、勢いや見栄で買っていた側面があったんだなと思います。
マネ活編集部:時間をおいたことで売り切れてしまって、「買っておけばよかった!」と後悔することはないのでしょうか。
まるこさん:ないですね。その時に「売り切れちゃった…」とは思うんですけど、「縁がなかったんだな」と自然と気持ちを切り替えられているんだと思います。
マネ活編集部:そんなまるこさんが、最近買った「これは良かった!」というアイテムはなんでしょうか?
まるこさん:ポップインアラジンという、プロジェクターとスピーカー、LEDシーリングライトが一体となったアイテムです。
マネ活編集部:何が決め手でしたか?
まるこさん:娘ですね。当時1歳で、リビングに置いていたテレビ台を使ってつかまり立ちをして、テレビを落とすようになってしまったんですよ。おてんば娘にとって、テレビ台やテレビは凶器になりかねないと危機感を抱いて調べたところ、ポップインアラジンを知りました。これはシーリングライトなので娘がどう頑張っても届きませんし、テレビ台やテレビを撤去できるので、リビングのスペースも広がります。また、壁という大画面に映像を映せるので楽しそうだと思い、思い切って購入しました。
マネ活編集部:実際に使われてみて、いかがでしたか?
まるこさん:大満足ですね。娘が遊べるスペースも広くなりましたし、壁に映して見られるのは映画館みたいで面白いです。お家時間の充実にもつながりました。
マネ活編集部:好きなもの、必要なものに囲まれて、ご家族みんながハッピーに暮らしているんですね。最後に、読者の方にメッセージをお願いします!
まるこさん:子育て世帯はどうしてもものが増えるので、ミニマリストになるなんて無理だと思っている方もいるかもしれません。でも、私は子育て世帯の方にこそミニマルな生活を実践してほしいなと思っています。ミニマリストは単にものを減らすだけではありません。私のように、好きなもの、必要なものだけがある暮らしを目指すと、気分も上がりますし、心の余裕にもつながるんです。自分にあうミニマリズムの考えを採り入れて、ストレスを抱えがちな乳幼児の子育て期も楽しく生活できる住まいを整えてみてくれると嬉しいです。結果的に節約にもつながりますし、良いことだらけですよ!
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