お金を借りるには?銀行やクレジットカードからの借入方法を紹介します
楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2024年5月20日 10時0分
生活費がピンチのときや冠婚葬祭による出費が続いたときなど、お金を借りたくなるタイミングはあるでしょう。どうしてもお金が必要なときのために、いくつか借入方法を知っておくと便利です。 お金の借入先には銀行をはじめさまざまな種類があり、借入方法や条件などが異なります。ここでは銀行のカードローンとクレジットカードのキャッシング枠を利用した借り入れを解説します。すぐに借りたいときや低金利で借りたいときなどケース別の借入先も紹介するので、参考にしてみてください。
お金を借りるには?
お金を借りる方法として、銀行のカードローンの利用やクレジットカードでのキャッシングがあります。
それぞれどのような特徴があるのか、詳しく見ていきましょう。
銀行からお金を借りる
銀行で取り扱っているカードローンは、契約時に決まった利用限度枠内であれば、何度でも借り入れや返済ができる融資サービスです。一般的に、消費者金融のカードローンよりも低金利のため、利息の支払い負担を軽減できます。
以下は、銀行のカードローンと消費者金融のカードローンの平均的な金利を比較したものです。
銀行のカードローンと消費者金融のカードローンの金利比較
初めて借り入れする際には、最大金利が適用されることがあります。銀行のカードローンでは14.5%程度、消費者金融のカードローンでは18.0%程度のため、3.5%程の金利差が生じる可能性があります。
銀行のカードローンは審査をより慎重に行うなどの理由から、基本的に即日融資には対応していません。融資実行は銀行によって異なりますが、インターネットで申し込んだ場合、おおむね1週間程度はかかると考えておきましょう。
クレジットカードでお金を借りる
クレジットカードには買い物代金の支払いに利用する「ショッピング枠」と、現金の借入に利用する「キャッシング枠」があります。キャッシング枠は、クレジットカードの申し込みと同時に申し込みができますが、クレジットカードが発行されたあとに追加で申し込むことも可能です。ただし、キャッシング枠の付与にはカード会社による審査を受ける必要があり、審査に通らなければ利用できません。
キャッシングは海外で利用できるものもあり、渡航先のATMから現地通貨を引き出せるため、海外旅行などの際も前もって多額の現金を両替する必要がなく大金を持ち歩かずに済むので安心です。
ただし、銀行のカードローンよりも利用限度枠が低く、適用金利が高い傾向があるという注意点があります。また、キャッシング枠を使い過ぎるとショッピング枠の利用可能額が減ることにも注意しましょう。
実際にお金を借りる方法
お金を借りる手段には銀行のカードローンやクレジットカードのキャッシング枠を利用する方法があると説明しました。カードローンとキャッシングの借入方法は基本的に同じです。ここではそれぞれの具体的な方法を解説します。
銀行からお金を借りる方法
銀行のカードローンの借入方法には、「ATMから現金引出」と「口座への振り込み」の2つがあります。
ATMから現金引出
銀行ATM(提携金融機関を含む)やコンビニATMなどで、ローンカードを使って現金を引き出せます。ATMにローンカードを差し込んだら、「カードローン」を選択し、「借り入れ」から金額を指定し、現金を受け取ります。ただし、利用するATMや時間帯によっては所定の手数料がかかることがあるため事前に確認しましょう。
口座への振り込み
口座への振り込みは、専用アプリやインターネットバンキングを利用した借り入れで、指定した口座に希望金額(利用限度額の範囲内)を振り込んでもらえます。公共料金やクレジットカードの支払いなど、口座振替に備えて入金したいときや、忙しくてATMに出向けないときに便利です。
銀行のカードローンによっては最短数分で振り込みが完了するものや、24時間365日即時振込に対応しているものもあります。
クレジットカードでお金を借りる方法
クレジットカードのキャッシング枠を利用した借入方法には、銀行のカードローンと同じくATMや口座振込があります。借入方法を詳しく紹介します。
ATMから現金引出
銀行やコンビニのATMから、現金を引き出せます。借入方法は簡単で、ATMで「お引き出し」または「クレジットカード」を選択し、「お借り入れ」をタップ、クレジットカードを挿入します。暗証番号を入力し、返済方法を選んで借入金額を入力すれば完了です。最後に現金と明細書を受け取ります。
なお、ATMによっては手数料や、利用できない時間帯があることに注意してください。
口座振込
クレジットカードの中にはインターネットやアプリ・電話から依頼すると、口座振込による借り入れが可能なものもあります。24時間365日振込受付に対応しているものや、すぐに振り込みがされるものもあります。
口座振込は、ATMに出向く時間がないときに便利な方法です。また、ATMでキャッシングしているところを人に見られたくない方には、人目を気にせず借りられるメリットもあります。
ただし、申し込みの時間帯によっては「翌営業日以降の振り込みになる」「引落口座の事前登録が必要」などの注意点もあります。
すぐにお金を借りたいとき
ケースによってはお金が急に必要になることもあります。急な出費には、短時間で融資が可能な借入先を選ぶのがポイントです。
短時間で融資に対応している借入先には、前章で解説したクレジットカードのキャッシング枠以外にも、消費者金融のカードローンやキャッシュレス決済サービスの借入機能などがあります。
消費者金融のカードローン
消費者金融は、即日審査・即日融資を特徴にしており、最短30分程度で借入可能なところもあります。融資額も1万~800万円などで、幅広い額の申し込みができます。すぐにお金を借りる必要がある方には、まず検討すべき方法といえるでしょう。
Web完結のサービスやアプリからなら、申し込みから借り入れまでできるため来店する必要はありません。郵送物や勤務先への電話連絡もないところもあり、ほかの人に借り入れがしていることが知られにくい点もメリットかもしれません。
また、無利息期間サービスを設けているところもあり、一定期間利息0円での借り入れができます。その間に完済できれば、利息を支払うことなく借り入れできます。
ただし、審査対応時間内に審査が完了しなければ即日融資を受けられないため、できるだけ早い時間帯の申し込みがポイントです。
キャッシュレス決済サービスの借入機能
LINE Payやau PAYといったキャッシュレス決済サービスでも、お金を借りられるところがあります。
借入方法はサービス提供先にもよりますが、口座振込のほか直接チャージする方法などがあります。チャージ後はキャッシュレス決済に利用したり、現金を引き出したりすることも可能です。
審査は最短30分から可能で、即日融資に対応している場合もあります。日頃からキャッシュレス決済を利用している人は申し込みしやすいといえるでしょう。
ただし、消費者金融のカードローンと比べると、利用限度枠の幅は狭く50万~300万円といった金額で、金利は同程度となるものがほとんどです。
低い金利でお金を借りたいとき
お金を借りる際に気になるのは金利です。解説してきた中では銀行のカードローンが最も低金利といえますが、ほかにもJAバンク(農業協同組合)やろうきん(労働金庫)などの選択肢もあります。
JAバンク(農業協同組合)
JAバンクでも貸付事業を行っており、カードローンの取り扱いもあります。農協は農業を営んでいない方でも借入可能です。
ただし、各JAによって利用条件が決められており、出資金を出して組合員や準組合員になることが条件のひとつとなっています 。
カードローンの金利はJAによって異なりますが、消費者金融や銀行のカードローンと比較して最高金利が低めになる傾向です。
お住まいの地域にJAバンクがあり、金利を抑えたい方には選択肢のひとつとなるでしょう。
ろうきん(労働金庫)
ろうきんは労働組合の組合員をはじめ、勤務先に労働組合がない方や生協(コープ)を利用している方など、働いている方なら誰でも利用できます。
ろうきんには住宅ローンやカーライフローンなどさまざまな種類のローンがありますが、生活のための資金で目的使途が自由なのはカードローン(マイプラン)です。
金利は会員の種別により異なり、最も低金利なのは団体会員の構成員で、次いで生協会員の組合員とその家族、そして一般会員となっています。
また、借入限度額にかかわらず金利が一律であり、ATM手数料がキャッシュバックされるため実質手数料が無料というメリットもあります。
まとまったお金を借りたいとき
出費の内容によっては、まとまった金額が1度に必要になるときがあります。そのようなときに適した借入方法として、フリーローンと不動産担保ローンを紹介します。
フリーローン
フリーローンは、使途目的が自由な商品で銀行や消費者金融のカードローンよりも低金利な傾向があります。
銀行や消費者金融のカードローンと違うのは、借入回数は契約時に1回のみという点です。銀行や消費者金融のカードローンは利用限度額の範囲内であれば何度でも借り入れが可能ですが、フリーローンは借入金額を1度に借り入れ、あとは返済のみを行います。
追加借入ができない部分は注意が必要ですが、返済管理がしやすく借り癖がつきにくいとも考えられるでしょう。
不動産担保ローン
土地や建物などの不動産を保有している場合、不動産担保ローンの利用もできます。不動産担保ローンは、申込者の返済能力だけでなく不動産の価値も審査対象になり、カードローンなどと比較して高額な借り入れが可能です。
また、有担保のため金利が低い傾向で、金利負担を抑えたい場合に適しています。
ただし、不動産の鑑定などにも時間がかかるため、融資の実行までに時間がかかります。さらに、返済できない場合、担保にした不動産が売却されて返済に充てられてしまう可能性もある点に注意が必要です。
お金を借りるときは便利でお得な借入先を選ぼう
銀行からお金を借りる場合はカードローンの利用が便利です。カードローンは一般的に使途目的が自由で、低金利な傾向があります。
すぐにお金を借りたい、低金利なところで借りたい、個人でまとまったお金を借りたいといったときには、金利などの条件を比較しながら最適な借入先を選びましょう。
なお、楽天銀行スーパーローンは通常金利が年1.9%~14.5%(※一部例外あり)で、利用限度額は最大800万円です。楽天会員ランクに応じて審査が優遇される特徴があります。お金を借りたいときの選択肢として、楽天銀行スーパーローンも検討してみてはいかがでしょうか。
※楽天銀行スーパーローンの詳細は商品概要説明書をご確認ください。
※この記事は2024年3月時点の情報をもとに作成しております。
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