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鹿児島県知事選 あす20日告示「七夕決戦」制すのは?立候補表明3人の主張は?

MBC南日本放送 / 2024年6月19日 18時58分

MBC

あす20日に告示され、選挙戦がスタートする鹿児島県知事選挙。「七夕決戦」とも言われる来月7月7日の投票日に向け、17日間の選挙戦が始まります。

県知事選挙に立候補を予定しているのは、現職で2期目を目指す塩田康一さん(58)。新人で元自民党県議の米丸麻希子さん(49)。新人で元看護師の樋之口里花さん(52)です。

3人はいずれも無所属での立候補を予定しています。選挙の構図と、これまでの動きをまとめました。

【塩田康一氏 無・現1】

(塩田康一氏)
「再び県民の皆さまの支持、支援がもらえるのであれば、引き続き県政を担当させてもらいたいと考え、次期知事選への出馬を決意した」

塩田康一さんは3人の中で最も早い、去年12月に出馬の意向を表明。推薦を受ける自民党など組織の支援に加え、草の根の活動も展開しています。

新型コロナへの対応やかごしま国体・大会などを1期目の実績にあげ、少子高齢化への対応や「稼ぐ力」の向上などを訴えます。

(塩田康一氏)
「AIを活用した投資に向けても集中的に支援するよう予算編成した」

1期目の任期中、最後の県議会となったきのう18日は、県議会の各会派を回りました。

(塩田康一氏)
「県政の課題について議員の皆さんと意見を交わした。感慨深いものがある。(Qまた議場に戻ってきたいと思った?)これからも県政をしっかりと前に進めてきたいと思う」

【米丸麻希子氏 無・新】

(米丸麻希子氏)
「自分自身、(体育館の建設を)止められると信じていた。しかし、止められなかった。そこで私は今回、出馬を決意した」

米丸麻希子さんは自民党の県議を辞職し、4月に出馬の意向を表明しました。中学・高校の同窓生らの支援も受けながら、政党色を出さずに幅広い層への浸透を図っています。

県がドルフィンポート跡地で進める新たな総合体育館の見直しを掲げ、財源を子育て支援などに充てるべきと訴えます。

(米丸麻希子氏)
「20年ぶりの街中の大型投資。このお金があったら、もっともっと世界に発信できる」

出身の姶良市以外での知名度アップにも力を入れ、「鹿児島初の女性知事」をめざしています。

(米丸麻希子氏)
「少しずつ支持者が広がっているのではないかと感じている。ぜひ女性初の知事として県政を担わせてほしい」

【樋之口里花氏 無・新】

(樋之口里花氏)
「選択肢を県民に提示したいと思ったのが一つの大きな理由。県民の声を聞いて判断していく、決めていく姿勢や知事が必要だと思う」

樋之口里花さんは国政選挙での野党共闘を目指す市民団体の共同代表を務め、先月、出馬の意向を表明しました。

自主的に支援する共産党や市民団体と連携して各地を回り、川内原発1、2号機の20年運転延長や、県内で進む防衛強化に反対しています。

(樋之口里花氏)
「軍事基地がたくさんある鹿児島は、戦争の最前線になってしまう」

「反現職票」の取り込みも念頭に、政策への賛同の声を広げたい考えです。

(樋之口里花氏)
「(県内を)回る中でよく立ってくれた、投票先ができたという声をもらっている。有権者に粘り強く訴え、支持を広げていきたいと思う」

(キャスター)
今回の知事選はどのような点が争点になる見込みですか?

(記者)
ポイントはおもに3つです。
1つ目が、塩田さんの1期4年の県政運営に対する評価です。
2つ目が、少子化対策。去年、県内で生まれた子どもの数は初めて1万人を割り込みました。
3つ目が、物価高に直面する中、暮らしを支えるための経済対策が挙げられます。

また、県がドルフィンポート跡地で進めている新たな総合体育館の整備や、来年にかけ20年の運転延長期間に入る川内原発、馬毛島の自衛隊基地整備をはじめとした防衛強化の動きについても論戦が交わされるとみられます。

(キャスター)
告示が迫る中、政党の動きも活発になっている一方、複雑な動きもありますね。

(記者)
そうなんです。県内に組織を置くおもな政党の対応をまとめました。

今回、自民党と国民民主党は現職の塩田さんを推薦し、公明党も19日に塩田さんを推薦することを決めました。
共産党は樋之口さんを自主的に支援しています。

その一方、立憲民主党は態度を決めておらず、社民党は「反自民」の立場での自主投票を決めました。

また、労働団体の組織「連合鹿児島」は塩田さんの推薦を決めましたが、連合の支援を受ける国民民主党は塩田さんを推薦する一方、同じく連合の支援を受ける立憲民主党は推薦を見送りました。

そして、自民党の友好団体でもある県医師連盟は先週、「政策協定にそごが生じた」として塩田さんの推薦を取り消すなど、告示直前まであわただしい動きがみられます。

塩田さんの実績を評価して県政を継続するのか、それとも新人に託すのか?有権者の判断が注目されます。

県知事選の投票はあす20日告示、来月7日投開票です。

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