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子育て・原発・体育館…鹿児島知事選争点 3候補の主張は

MBC南日本放送 / 2024年6月21日 19時45分

MBC

任期満了に伴う県知事選挙が21日告示され、17日間の選挙戦に入りました。

立候補したのは、届け出順に新人で元自民党県議の米丸麻希子さん(49)、新人で元看護師の樋之口里花さん(52)、現職で2期目を目指す塩田康一さん(58)の3人で、いずれも無所属です。

21日は、主な争点について、それぞれの主張を紹介します。

■子育て政策

米丸さんは子ども医療費の窓口負担ゼロ、オーガニック給食の推進など。

樋之口さんは子ども医療費の窓口負担ゼロ、すべての学校のトイレに生理用品を置くことなど。

塩田さんは子ども医療費の窓口負担ゼロは課税世帯の未就学児まで広げ、先進不妊治療の支援などを訴えています。

(米丸麻希子候補 無・新)「子どもの窓口医療費ゼロ、特別支援学校、子どもたちの教育にはどんどん分配していくべきだと思う。その分、鹿児島の経済の財政の中でしめるところはしめる。利権にとらわれすぎていた鹿児島県の古い体質を壊していきたい」

(樋之口里花候補 無・新)「子どもの貧困率が高い、鹿児島県。子ども医療費の窓口無料化は急務だと考えている。ひとり親家庭医療の窓口無料化や給食費の無償化、不登校の子どもたちの居場所づくりなどに取り組みたい。誰もが尊厳をもって生活できること、安心して子どもを持つ選択ができる環境をつくりたい」

(塩田康一候補 現・1)「不妊治療の先進的な医療について助成したり、産後ケアを充実させていき、保育士を確保する。子ども医療費はこれまで非課税世帯に限られていたが、課税世帯についても未就学児まで広げていき、その後の中学生までの分については引き続き、検討していきたい」

■新総合体育館

県がドルフィンポート跡地に計画している新総合体育館は基本構想から68億円膨らんだ313億円の事業費も議論に上っています。

米丸さんは場所や規模を見直し財源を子育て支援などに充てる。

樋之口さんは場所や計画を見直し、多額の資金をかけない施設を造る。

塩田さんは2029年の供用開始を目指し、ドルフィンポート跡地での整備を着実に進めるとしています。

(米丸麻希子候補 無・新)「景観を守りたい。313億円かかるのであれば、分配が必要なところ。子どもの教育だったり、いろいろなところにお金をかけていくべきだと思っている」

(樋之口里花候補 無・新)「今の進められている計画には反対。これまで積み重ねられてきた議論を尊重しつつ、多くの県民が納得する施設整備に取り組む」

(塩田康一候補 現・1)「県民の皆さんからもらっていた景観の問題、あるいは防災の観点。こういったことについてもしっかり取り組みながら着実に整備を進めていきたい」

■川内原発

川内原発は1号機が来月、2号機は来年11月に、運転期限だった40年を迎えます。

米丸さんは延長については容認する一方、原発は段階的に停止し、再生可能エネルギーへの転換を訴えます。

樋之口さんは運転延長に反対し、県民の意見を直接、反映させる仕組みとして、県民投票条例の制定を訴えます。

塩田さんは延長を容認し、安全対策や情報発信の強化に取り組みたいとしています。

(米丸麻希子候補 無・新)「原発のことは心配。ただ議会で20年延長が決まった中、これを知事の権限ですぐに止めるのは難しい。しかし、20年後には必ず止める。20年の再延長はない。原発3号機は造らない」

(樋之口里花候補 無・新)「能登半島地震で分かったことは避難はできないこと。この教訓を生かしていくべきだと考えている。20年の運転延長には反対。ただ賛否があるので、県民投票を行って県民の意向を確認する。能登半島地震の教訓、想定を上回る地震は起こる。原発を止めることが防災だと考えている」

(塩田康一候補 現・1)「安全対策について専門委員会でも議論してもらい、県としての判断は了承すると示している。今後、安全が最優先ということで引き続き、原子力発電の安全対策、防災対策についてもしっかり取り組んでいきたい」

知事選の投票日は来月7日、きょう21日から期日前投票も始まっています。

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