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助手席から女性の胸触りキス…鹿児島県警元警部(51)「欲望抑えられなかった」懲役1年6か月求刑

MBC南日本放送 / 2024年6月25日 14時11分

MBC

知人女性にキスをするなど、わいせつな行為をした罪に問われている元・鹿児島県警察の男の裁判が25日に始まりました。男は起訴内容を認め、検察は懲役1年6か月を求めました。

不同意わいせつの罪に問われているのは、県警本部公安課の元警部・幸得健一郎被告(51)です。

起訴状などによりますと、幸得被告は今年3月15日の未明、鹿児島市内に停めてあった車の中で、40代の知人女性にキスし胸を触るなど、わいせつな行為をしたとされています。

幸得被告は食事会で酒を飲んだ後、被害女性の車で自宅に送ってもらう途中でした。幸得被告は停職6か月の処分を受け、すでに依願退職しています。

25日の初公判で幸得被告は起訴内容を認め、「好意を寄せていた相手に欲望を抑えられなかった」と述べました。

検察は、「抵抗する中でも犯行をやめず、卑劣で悪質。警察官への信頼を失墜させた社会的影響は大きい」などとして、懲役1年6か月を求刑。一方、弁護側は、「被害弁償金95万円を払い反省し、一定の社会的制裁も受けている」として、執行猶予付きの判決を求めました。

裁判では、被害女性が「事件以降、生活や心が一変してしまった。穏やかな生活を返してほしい」と涙ながらに述べました。

判決は7月10日に言い渡されます。

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