大雨災害の復旧費357万円を護岸かさ上げや排水処理工事に流用「不適切な処理」 鹿児島・奄美市

MBC

奄美市は、大雨災害復旧費として計上していた1400万円の予算の一部を、別の工事に流用していたと明らかにしました。

（奄美市　安田壮平市長）「管理監督者として市民のみなさまに深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」

奄美市によりますと、市は去年6月に住用町で起きた土砂災害の復旧工事のため、昨年度の補正予算で1400万円を計上しました。

崩れた土砂を撤去する重機の借り上げのための予算でしたが、支所の職員で土砂の一部を撤去したことから予算が357万円が余っていました。

この余った予算を、当時、市の産業建設課長だった50代男性が、川の護岸のかさ上げなど別の工事に流用したということです。

奄美市は当時の産業建設課長について、3か月間、10%減給する懲戒処分としました。