米盛病院を救命救急センター指定へ 塩田知事が19日にも表明か

MBC

重篤な患者を24時間体制で受け入れる救命救急センターを巡り、塩田知事はあす19日にも鹿児島市の米盛病院を指定すると表明することが分かりました。

複数の関係者によりますと、鹿児島県は米盛病院について、職員の配置や病床数などが「国の定める要件を満たしている」と判断し、救命救急センターに指定するということです。

現在、県内の救命救急センターは鹿児島市立病院、鹿児島大学病院、県立大島病院の3か所で、米盛病院が指定されれば4か所目です。

米盛病院の指定について、県の医療審議会は「鹿児島市を含む鹿児島医療圏の救急医療はひっ迫していない」などとして、県に慎重な対応を求めていて、判断は塩田知事に委ねられていました。

県は、人口100万人あたりの救命救急センターの設置数が1.9か所で全国41位と少ない状況や、高齢者の増加で救急搬送の需要が増えることなどを見据え、指定に踏み切るとみられます。

あす19日にも塩田知事が表明する見込みです。