新型コロナ感染者 鹿児島県は「5類移行」以降、最多更新

MBC

県内の新型コロナウイルスの感染者は4週連続で増えていて、5類に移行してから最も多くなりました。

県内の新型コロナの感染者は、今月14日までの1週間で、前の週より767人多い2826人と、4週連続で増加しました。

県内の定点当たりの感染者数は31.75人となり、5類に移行した去年5月以降、最多となりました。感染者の年齢別では10歳から14歳が最も多く、469人です。

定点あたりの感染者数は、多い順に▼西之表59.50人、▼伊集院46.20人、▼鹿児島市38.83人です。

鹿児島を含め全国的に感染が拡大しているのは、「KP.3」と呼ばれるオミクロンの変異株で、感染力が高く、主にのどの痛みや発熱の症状があり、鹿児島県のゲノム解析では今月7日までの週は77.3%と高くなっています。

また、子どもがかかりやすい「手足口病」の感染者数は、前の週より109人少ない635人となり、3週間ぶりに減りましたが、鹿児島市、姶良、川薩、鹿屋、加世田、出水、伊集院、指宿の8つの保健所で、流行発生警報の基準値を上回っています。

県は、これから子ども達の夏休みに入るため、熱中症に注意しながら混雑する場所を避け、基本的な感染対策を呼びかけています。