JR九州が来年4月から運賃値上げ 全体で15パーセント 鹿児島

MBC

JR九州は来年4月から、運賃を値上げすると発表しました。全体の値上げ率は15パーセントで、利用客の減少が見込まれることや経費の増加などを理由としています。

JR九州は記者会見で、運賃の変更を19日、国土交通大臣に申請したと発表しました。JR九州が運賃を改定するのは、消費税率の引き上げに伴うものを除くと、29年ぶりとなります。

改定後は、いずれも平均で普通運賃が14.6パーセント、定期運賃が通学用で16パーセント、通勤用で30.3パーセント、新幹線特急料金が12.4パーセント値上げされます。全体の値上げ率は15パーセントで、新たな運賃は来年4月1日から適用されます。

九州新幹線の博多・鹿児島中央間の指定席は、現在の1万640円から1310円値上がりし、1万1950円となります。

値上げの理由についてJR九州は人口の減少などで利用客の減少が見込まれることや、電気料金や物価の高騰による経費の増加、従業員の待遇や職場環境の改善などを挙げています。