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サンロイヤルホテル移転方針 跡地を“スタジアム検討対象に”の声も…どうなる? 記者解説 鹿児島

MBC南日本放送 / 2024年8月2日 19時55分

MBC

市政担当の記者とお伝えします。

(キャスター)
サンロイヤルホテルの移転の方針が示されましたが、「住吉町15番街区」はどのような場所なんでしょうか?

(記者)
現在の与次郎から北に2キロ余り離れた鹿児島港本港区の県有地です。天文館からも比較的近い場所です。

(キャスター)なぜ移転先として「住吉町15番街区」が挙げられたのでしょうか?

(記者)
2日の会見で陶山社外取締役は、長期的に土地が借りられることと、良い立地条件を挙げました。

(将来検討委員会委員長 陶山賢治社外取締役)
「民有地の場合、希望する長期の定期借地の借り受けが困難。スポーツ関連施設に近く、桜島、錦江湾の眺望も確保され、鹿児島の地域つくりのために果たしてきた役割を引き続き確保できる立地」

(キャスター)
ここは、かつて鹿児島市が新しいサッカースタジアムの候補地として検討していた場所ですよね。

(記者)
そうですね。スタジアムの候補地から外れた中、去年8月、市議会で住吉町15番街区への移転を提案する声があり、これに対し、サンロイヤルホテルの運営会社に出資している下鶴市長は当時、「運営会社の動向を見守る」と答弁していました。

(キャスター)「住吉町15番街区」は県が進める本港区のまちづくりでも、たびたび名前が聞かれますよね。

(記者)
県が今年初めにまとめた本港区のエリアコンセプトプランでは、「住吉町15番街区」を、国際会議などの参加者や個人旅行者らをターゲットとした「交流・観光エリア」と位置づけています。

15番街区の土地の所有者は県で、サンロイヤルホテルの運営会社に県も出資していることから、今後、本港区のまちづくりの議論と連動していくのか注目されます。

(キャスター)
一方で、今のホテルの跡地がどうなるかも気になりますね。

(記者)
一部の市議会議員からは、鹿児島市が計画するサッカースタジアムの候補地の検討対象になるのでは、との観測も出始めています。ホテルの敷地はおよそ1万9000平方メートルで、3万平方メートルを超える白波スタジアムはそのままでは入りませんが、今後の動向が注目されます。

(キャスター)コロナ禍を経て、鹿児島市では去年、外資系高級ホテルも開業しましたが、新たなホテルは今後、どのようなものが求められますか。

(記者)
記者会見でホテルの下津社長は「公共性」の重要性を挙げました。

(鹿児島国際観光 下津昭則社長)「50年余り果たしてきたホテルの役割、公共的な使命、公共の利益に資する営業をしてきたので、それは引き続き十分可能と考えている」

(記者)
経済の専門家は、公的な役割に加え、高級感か、手軽さか。明確なコンセプトを打ち出すことが必要だと指摘します。

(九州経済研究所 福留一郎部長)「新しく生まれかわったときにコンセプトをどう打ち出して、どっち側に軸足を置くのか、理想はどちらも対応できることがいいだろうが、どういう風にして機能をつけていくのかは今後の検討課題」

(記者)
鹿児島市の再開発、観光振興の行方にも関わるサンロイヤルホテルの移転。今後の動きに注目です。

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