8・6豪雨から31年、あの日何が?市街地で相次いだ氾濫、土砂災害「忘れてはいけない」 鹿児島市
MBC南日本放送 / 2024年8月6日 19時49分
鹿児島市を中心に土砂災害や浸水で48人が死亡し、1人が行方不明となった1993年の8・6豪雨災害から31年です。あの日、皆さんどんな体験をしたのか?ふり返ります。
「やっぱり思い出す。災害はないことが一番いい」
31年前の8月6日、7月からの長雨に2時間で180ミリの集中豪雨が重なり、鹿児島市では中心部を流れる稲荷川、新川、甲突川が氾濫。街を濁流が覆い、住宅などおよそ1万4000戸が浸水被害を受けました。
がけと海に挟まれた鹿児島市の竜ケ水地区では、国道沿いのがけが崩れ、3000人が孤立。花倉地区では土石流が病院や住宅を直撃しました。一連の災害で48人が死亡、1人が行方不明者となりました。
31年前の8月6日、皆さんはどのような体験をしたのか?街で聞きました。
(50代・友人が駅で被災)
「友人が電車の中に取り残されて、途中から歩いて帰った人もいた。鹿児島中央駅(当時の西駅)の地下が水浸しになって泳いだと。忘れてはいけない災害」
(80代 地盤調査で土砂崩れ現場へ)
「土砂崩れが起きたということで、仕事柄すぐに写真を撮りに行った」
(Q.どんな光景だった?)「まるでグランドキャニオンのようだった。すごかった、これは考えられないと」
(30代)
「(8・6豪雨の時)お腹の中にいて、生まれてくるか分からなかったから大変だったと親から聞いた。8・6水害があったから、ここも大変なことになるかもしれないから、気を付けないと話を聞いた」
(80代・自宅で被災)
「家は水浸し。タンスの中も、冷蔵庫の中にも水が入る。あの時のきつさは何とも言えない。孫たちは経験がない。8・6豪雨があったことや、避難したほうが良いと話している」
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