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ペットの熱中症防ぐには?“昼のアスファルトは70度超”「ペットは子どもと思って対策を」 鹿児島

MBC南日本放送 / 2024年8月7日 19時1分

MBC

暦の上ではきょう8月7日から「秋」ですが…連日の厳しい暑さのなか、熱中症になるのは人だけでなく犬や猫などのペットも同じです。
ペットの熱中症を防ぐためにはどうすればいいか?取材しました。

例年よりもさらに厳しい暑さが続く今年の夏。

(記者)「昼すぎの鹿児島市。日差しがジリジリ暑いですが、地面に近いペットたちはもっと暑いはず」

サーモグラフィーカメラで撮影した街の様子を見てみると、植え込みの木などは濃い紫色の40度以下ですが、芝生の上は赤色の50度を超え、アスファルトの地面は黄色で70度を超えていました。

地表に近い犬や猫などのペットは、人以上に危険な暑さにさらされています。どのような暑さ対策が必要なのでしょうか?

(みなみ動物クリニック 吉永みち子院長)
「足の裏をやけどする子もいる。(ペットを)日中外に出すのは必要最低限にしていただきたい」

鹿児島市のみなみ動物クリニック、吉永みち子院長です。一般的に犬の場合は、健康を保つためにも必要な散歩ですが、日差しの強い時間帯は危険だといいます。

(みなみ動物クリニック 吉永みち子院長)
「早朝・夜の散歩がいい」

午後6時半ごろ。街では日が傾いてきたタイミングで、犬の散歩をする様子が見られました。

(みなみ動物クリニック 吉永みち子院長)
「それでも暑いので注意が必要。長く散歩にいくのではなく、用を足すために行くことが多いので、用をたしたら帰るというのが予防としてはいい」

(飼い主)「(Q.今年の暑さは?)異常ですね。散歩は今の時間の方が犬のためにも(Q.夏だけこの時間?)そうですね」

(飼い主)「散歩は朝と夜と。夜は6時くらい。(Q.暑さには強い?)弱いですね、犬は体温が高いからどの子も一緒だと思う」

ペットも人と同じく危険な暑さの中では、「熱中症」にかかるリスクがあります。

日本気象協会(2019年)が犬の飼い主を対象に行った調査では、4分の1の犬が「熱中症と診断」または「熱中症の症状が出たことがある」という結果になりました。

(みなみ動物クリニック 吉永みち子院長)
「犬が熱中症になりやすい。呼吸数があがる、触ったときに熱い。ぐったりして吐いたり、意識障害が出たり、心臓に負担が来たり(Q.最悪の場合は?)亡くなる」

人は身体全体に「汗腺」という汗をかく器官があり、汗を蒸発させることで体の熱を発散させています。しかし、犬には汗をかく器官が足の裏などにしかなく、熱を発散させるために口で激しく呼吸をして唾液を蒸発させますが…。

(みなみ動物クリニック 吉永みち子院長)
「呼吸数が上がると熱がこもり、悪循環になるのを防ぐことが一番。室内ではエアコンをかけて、犬が動き回ってもハアハアいわないような温度設定が大事。ペットは小さい子どもだと思って対応してほしい」

室内でも人と同じようにエアコンを使い、熱中症の対策をとることが大事です。そして、ペット用の暑さ対策グッズもあります。

犬や猫などのペットグッズを販売する鹿児島市の専門店です。この時期は、ペット用の暑さ対策グッズを100アイテムほど取り揃えています。

(イオンペット リテール事業本部 勝山翔さん)
「ゼリーや水などの食べ物や部屋でつかうマットなど。特に7月のはじめからたくさんのお客様が買い求めている」

先月の暑さ対策グッズの売り上げは去年7月の1.6倍に伸びていて、すでに品薄になっている商品もあるといいます。

中でも人気というのが、犬の首に巻くひんやりとした素材の商品で、保冷剤を入れられるものもあります。取材中にも、暑さ対策グッズを身に着けている犬に出会いました。

(飼い主)「ここに保冷剤が入るんです」

この先もしばらく続くとみられる猛暑。ペットを熱中症から守る上で基本になるのは、日差しの強い時間帯の外出を避け、室内ではエアコンをつけてあげること。

こうした飼い主の行動が、危険な暑さから小さな命を守ることにつながります。

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