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「当たり前のことが幸せだと痛感」地震の影響で食器が散乱 食堂の再開に向けて 大崎町假宿・鹿児島

MBC南日本放送 / 2024年8月12日 19時55分

MBC

今月8日に発生した日向灘を震源とする地震で震度5強を観測した鹿児島県大崎町の食堂は、揺れで物が落ちたり地面が隆起するなどの被害が出ました。お盆に帰省してきた子どもや孫も一緒に手伝い、少しでも早い店の再開を目指しています。

(記者)「地震発生から4日が経過しましたが、こちらの店では地面が隆起して、ドアが開きにくいままとなっています」

大崎町假宿で「川畑食堂」を営む川畑興江さん(79)です。

(川畑興江さん)「地震のときはひとりで不安だった」

今月8日の地震で、大崎町では震度5強を観測。川畑さんの店も棚が倒れたり、食器やグラスが床に落ちるなどの被害が出ました。

80年以上この場所で営業を続けている川畑食堂。先月、夫の紘一さんが体調を崩し入院して以降、店は休業中でした。

(川畑興江さん)「ガーっと横揺れが来た。頑丈な家だがつぶれるかと思った。もう終わりだと思うぐらい強かった」

地震発生時は、家にひとりだった興江さん。倒れた棚などを戻すことができず、手がつけられていませんでしたが、11日、福岡から帰省した長男の一仁さんや孫の絢埜さんと一緒に、割れた皿やグラスを片付けました。

(長男・一仁さん)「細心の注意を払って、けがのないように慎重に片付けた。良いタイミングで帰ってこられた」

(孫・絢埜さん)「おばあちゃんにけががなくて安心した」

(川畑興江さん)「歩けなかったから。助かった。子どもたちが片付けてくれて」

夫の紘一さんも12日、鹿児島市の病院を退院することができ、およそ1か月ぶりに家に戻ってきました。

(夫・紘一さん)「食器がだめだったらやめようと思っていたが、皿が残っていたので続けていこうと思う」

(長男・一仁さん)「被害にあって、当たり前のことが幸せなことだと痛感した。やめてほしくない。(店を)続けられるうちは続けてほしい」

(川畑興江さん)「あと1週間から10日ぐらいで店を再開できると考えている。また頑張りたい」

地震の被害を受けながらも、家族と一緒に店の再開へ準備を進めています。

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