南海トラフ 初の臨時情報で見えた課題と再確認できる避難の備えとは 鹿児島
MBC南日本放送 / 2024年8月15日 20時13分
南海トラフの臨時情報の発表以降、この1週間で店では水や食品の買い占めが見られたほか、お盆休みが重なったことで観光地では宿泊のキャンセルが相次ぐなどの影響がありました。井村准教授は臨時情報に対する住民の反応や行政の対応はどのように感じましたか。
(鹿児島大学 井村隆介准教授)
システム自体はずいぶん前にできていたが、なかなか想像ができていなかった。今回、実際には(南海トラフ地震が)来なかったが、この瞬間にまたあるかもしれない。
全然リスクはゼロになっていないということは知っておいていただいた上で、今回のことを教訓に、足りなかった部分。特に津波からの避難などに、炎天下の中避難をするというのは大変。
そういうものに備えて、自分自身で何をしなければいいか、考えるきっかけになればいいのかなとは思っている。
(キャスター)
「巨大地震注意」の情報では事前の避難行動は必要ではないものの1週間程度は・日頃の地震への備えを再確認し・揺れを感じたらすぐに避難できる準備を心掛けるよう呼びかけられました。
特別な防災行動の呼びかけは1週間で終わりましたが、今後、どのように過ごすことが求められますか。
(鹿児島大学 井村隆介准教授)
南海トラフ地震だと緊急地震速報が鳴ってから揺れがやってくると思う。だけど、今回の日向灘の地震は、大隅地域の人たちには、緊急地震速報が鳴る前に揺れがやってきたと思う。
近くで起こった地震なので、津波が来るまでの時間も短いと考えてすぐに高いところに避難する。情報を待つのではなく、自分で感じてすぐに行動できるようにしておくということが大事。
鹿児島大学の井村隆介准教授とお伝えしました。ありがとうございました。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
南海トラフ 過去の地震と鹿児島県内のリスク
MBC南日本放送 / 2024年8月15日 20時12分
-
日向灘地震から1週間 南海トラフ臨時情報の呼びかけ終了 鹿児島
MBC南日本放送 / 2024年8月15日 20時6分
-
「巨大地震注意」の情報の中で過ごすお盆休み 専門家「同規模の余震起こりうる 日頃の備えを家族で確認する機会に」
MBC南日本放送 / 2024年8月12日 19時52分
-
鹿児島震度5強 鹿大・井村准教授が現地調査 雨への警戒、液状化への備えを 南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」
MBC南日本放送 / 2024年8月9日 19時40分
-
「命を守る行動を最優先に」地震が起こった時に大切にするべきこと 専門家は…
KYTニュース / 2024年8月9日 16時17分
ランキング
-
1言えなかった「死なないで」 戦艦「大和」乗る父との最後の会話
毎日新聞 / 2024年8月15日 15時30分
-
2「また地震が来る」 最大震度6弱の被災地、臨時情報終了も残る不安
毎日新聞 / 2024年8月15日 18時36分
-
3南海トラフ臨時情報、注意呼び掛け終了 日ごろの備えは継続を
毎日新聞 / 2024年8月15日 17時2分
-
4相次ぐ宿泊キャンセル、高知は損失1.4億円超 南海トラフ臨時情報「書き入れ時に痛手」
産経ニュース / 2024年8月15日 13時55分
-
5村の男たちはくわで家族を手にかけた―。91歳女性が証言する、沖縄戦の集団自決 「息絶えた母の横で、死んだふりをして生き延びた」逃げ場のない島で起きた地獄絵図
47NEWS / 2024年8月15日 10時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)