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鹿児島・薩摩地方に線状降水帯が発生 台風10号

MBC南日本放送 / 2024年8月29日 5時21分

MBC

鹿児島県の薩摩地方では、線状降水帯による非常に激しい雨が同じ場所で降り続いています。命に危険が及ぶ土砂災害や、洪水による災害発生の危険度が急激に高まっています。
気象台は午前5時17分に顕著な大雨に関する情報を発表しました。

非常に強い台風10号は29日午前5時には薩摩川内市の南西およそ30キロにあり、時速15キロの速さで北へ進んでいると推定されます。中心気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルです。鹿児島県本土が暴風域に入っていて、県内では降り始めからの雨量が500ミリを超えたところも相次いでいて、土砂災害の危険度が高まっています。

薩摩、大隅地方の広い範囲に暴風特別警報、海に面したところには波浪特別警報、東シナ海側の長島町、阿久根市、いちき串木野市、薩摩川内市に高潮の特別警報が出されています。

県内は引き続き線状降水帯発生のおそれがあります。奄美地方で29日午前中、薩摩、大隅地方、種子島・屋久島地方では29日夜にかけて発生する可能性があり、災害発生の危険度が急激に高まるおそれがあります。

気象庁は暴風や、うねりを伴った高波、高潮、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に最大級の警戒を呼びかけています。

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