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停止中の小型機にヘリが接近「管制官の確認不十分」運輸安全委が報告書 鹿児島空港

MBC南日本放送 / 2024年9月2日 16時26分

鹿児島空港でおととし、小型機が停まっている誘導路上にヘリコプターが着陸しようとしたトラブルについて、国の運輸安全委員会は「管制官の確認が十分でなかった」とする調査報告書を公表しました。

鹿児島空港でおととし6月2日、宮崎の航空大学校の小型機が停まっている誘導路に、鹿児島国際航空のヘリコプターが着陸しようとしました。

航空大学校の小型機には1人、鹿児島国際航空のヘリには2人が乗っていましたが、いずれもけがはありませんでした。

このトラブルについて、国土交通省は「重大インシデント」と認定しています。

国の運輸安全委員会は今月2日までに調査報告書を公表し、当時、「管制官が目視による確認を十分に行わず、小型機の存在を認識していなかった」と指摘。「管制官の業務の負荷が高い状態だったことが背景にあった可能性がある」としました。

再発防止策として、国土交通省航空局は、滑走路の運用状況を管制官が把握するための表示板「リマインダー」の再点検などを定めました。

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