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思い出のクレープ、グラタンに行列…鴨池ダイエーからイオン鴨池の49年間 閉店日は2万人が来店

MBC南日本放送 / 2024年9月2日 20時33分

MBC

「鴨池ダイエー」としてスタートし、長年、客に親しまれた「イオン鴨池店」が8月31日に閉店しました。およそ2万人が駆けつけた最終日。多くの客に見守られ、49年の歴史に幕をおろしました。

以前、鹿児島市の鴨池にあった動物園が、現在の平川動物公園に移転。その跡地に1975年7月、イオン鹿児島鴨池店の前身・ダイエー鹿児島ショッパーズプラザがオープンしました。開店にはおよそ8万人が並び、広い店内で買い物や食事を楽しむ客で賑わいました。

あの日から49年。店名はダイエーからイオンに変わり、施設の老朽化を理由に閉店が決まりました。

最終日の先月31日も、店の中央にあるクレープ店には長蛇の列ができていました。高校生のときから10年あまり働いてきた店長は…。

(ディッパーダン 福元詩織店長)「私も小さい頃から鴨池ダイエーによく来ていたので寂しい」

【午後4時ごろ 49年間営業続けたグラタン店・薔薇道】
(薩摩川内市から)「小さいころからよく来店していたので、思い出がある」

(鹿児島市から)「おいしかった相変わらず。懐かしい味がした」

49年前、今は亡き夫と一緒に店を立ち上げた重信良子さんです。最後に夫との思い出の味・グラタンを食べました。

Q.亡き夫・信義さんにどんなことを報告します?
(重信良子さん)「昔とちっとも変わってなくて良かった。味も変わらずにおいしかったと言いたい」

4年前に重信さんから店を引き継ぎ、今年の秋に騎射場に移転する山川さんです。

(薔薇道 山川拓郎代表)「店が本当に愛されていたんだと、あらためてきょう感じた」

【午後5時ごろ】
日置市から来たこちらの家族は、よく一緒に遊んでもらったおもちゃ売り場の店員へ最後の挨拶に訪れました。

(父)「こんにちは」
(店員・杉野さん)「やっちゃいますか?」
(父)「ぜひ、(子どもたちが)一緒に戦いたいって」

子どもたちが一緒に遊んだ現代版のベイゴマです。

(おもちゃ売り場 杉野敬一さん)「かけがえのない時間で楽しい。私も仕事を忘れて遊ばせてもらっていた貴重な時間」

(記念撮影)「ありがとうございました」

(記者)「閉店まで2時間を切りましたが、今も買い物を楽しむ客や、古い写真が掲載されたボードを見て閉店を惜しむ客で賑わっています」

【午後6時ごろ】
最終日の8月31日の客はおよそ2万人。記念に写真を撮ったり、馴染みの店員に別れの挨拶をする姿が見られました。

【閉店時間】
そして…従業員が最後の客を見送った午後7時すぎ。閉店セレモニーにはたくさんの人がつめかけました。

(イオン鹿児島鴨池店 中村武店長)「また皆様方にお会いできる日を楽しみにしています。今まで本当にありがとうございました」

(拍手)(客から)「ありがとう」

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