南署の男性警察官を書類送検 詐欺事件の訴えと異なる書類を作成した疑い 被害女性が刑事告発

MBC

詐欺にあった県内の女性が鹿児島南警察署で被害を訴えた際、事実と異なる書類を作成したとして、当時、対応した男性警察官が今月4日までに書類送検されました。

虚偽公文書作成等の疑いで鹿児島地検に書類送検されたのは、鹿児島南警察署に勤務していた男性警察官です。

刑事告発した県内の50代女性によりますと、男性警察官は、鹿児島南警察署に勤務していた2022年、男から2000万円以上をだまし取られたとして女性が被害を訴えた際、事実と異なる内容の書類を作成した疑いです。

当時、女性は詐欺の被害届を出そうとした際、この男性警察官に「男女間の貸し借りだから難しい」などと言われたものの、その後、別の警察署に相談した結果、被害届は受理され、住所不定の56歳の男が逮捕、起訴されました。

鹿児島南警察署の対応に疑問を持った女性は、情報開示請求で被害を訴えた際の警察の記録を確認すると、自分が話した内容と異なっていたため、今年3月に男性警察官を刑事告発していました。

県警監察課は「検察庁の処分などを踏まえ、適切に対応する」としています。