来年の豊作願い、奄美大島で伝統の「ショチョガマ」 夕方は海岸で神に祈る「平瀬マンカイ」 鹿児島・龍郷町

MBC

奄美大島・龍郷町で9日、400年以上続く伝統の祭り「ショチョガマ」が行われました。

ショチョガマは、龍郷町の秋名集落を見下ろす山の中腹に作られたわらぶきの小屋のことです。9日は、夜明け前に太鼓が打ち鳴らされ、集落の男性らおよそ100人が屋根に乗り、かけ声とともに小屋を揺すりました。

ショチョガマは稲穂がたわわに実り、傾く様子を表しているといわれ、倒れたショチョガマの上で男性たちが踊り、来年の豊作を祈りました。

（広島から参加）
「気が付いたらワーっと倒れて、興奮した。すごかった」

（兵庫から参加）
「途絶えることなく地域で続けていてすごい」

秋名集落ではこのあと、海岸で海の神に豊作を祈る「平瀬マンカイ」も行われます。ショチョガマ、平瀬マンカイともに、国の重要無形民俗文化財に指定されています。