飛行訓練中にネジ落下か 鹿屋航空基地の練習機 部品の紛失 鹿児島県

MBC

海上自衛隊鹿屋航空基地は10日、教育訓練で飛行したヘリコプターの部品の一部を紛失したと発表しました。部品は飛行中に落下した可能性もあるということです。

海上自衛隊鹿屋航空基地によりますと、9日午後3時ごろ、鹿屋航空基地に着陸した第211教育航空隊の練習機ヘリ「THー135」を点検したところ、機体上部のサンド・フィルターと呼ばれる防塵装置の固定ネジ1個がなくなっているのが、確認されたということです。

ヘリは教育訓練のため、9日午後2時14分に鹿屋航空基地を離陸し、東串良町や志布志市を経由して海上に出た後、経路を折り返し、午後2時50分に鹿屋航空基地に着陸したということで、飛行中に落下した可能性もあるとしています。

ネジは、長さおよそ22ミリ、直径およそ10ミリのチタン製で重さはおよそ10グラムです。これまでに、人や建物への被害は確認されていないということです。

第211教育航空隊の城元一利2等海佐は、「周辺住民のみなさまにご心配をおかけして、申し訳ございません。再発防止に努めて参ります」とコメントしています。