台風１３号 奄美地方から徐々に西へ 奄美市で時間雨量８４ミリ（午後１１時推定）土砂災害と暴風に厳重な警戒を

MBC

台風13号は奄美市の西の海上を西寄りに進み、次第に奄美地方から離れ始めています。奄美市では時間雨量84ミリの猛烈な雨を観測していて土砂災害と暴風に厳重な警戒が必要です。

台風13号は14日午後11時には奄美市の西およそ80キロの海上にあって、1時間に20キロの速さで西北西に進んでいると推定されます。

中心気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルです。台風の接近に伴い、現在奄美大島の大半と、徳之島の全域が風速25メートル以上の暴風域に入っていて、台風は次第に奄美地方から離れ始めています。

予想される最大瞬間風速は、奄美地方の北部と南部で45メートル。十島村で35メートルです。14日午後6時以降、最大瞬間風速は奄美市で32．4メートル、瀬戸内町で31．1メートルを観測しています。台風の接近に伴い大雨となっていて、県の雨量計では午後9時すぎ奄美市で時間雨量84ミリの猛烈な雨を、大和村で69ミリの非常に激しい雨を観測しました。

奄美地方では今後も15日明け方にかけて断続的に非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがあり、また落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。15日午後6時までに奄美地方で予想される24時間雨量はいずれも多い所で、北部で150ミリ南部で150ミリ十島村で120ミリです。

現在、土砂災害警戒情報が大和村、宇検村、瀬戸内町に出されています。また大雨洪水警報が奄美市、大和村、宇検村、瀬戸内町、龍郷町に出されています。気象庁は土砂災害と暴風に厳重警戒を呼びかけるとともに、うねりを伴った高波、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒を呼びかけています。