県選出・森山裕さんが幹事長就任「我が国の政治が間違いなきよう期して参りたい」県内の受け止めは？ 鹿児島

MBC

自民党の石破茂新総裁は30日、自民党の役員人事を発表しました。鹿児島県選出の森山裕総務会長が党のナンバー2である幹事長に就任しました。

（自民党　森山裕幹事長）「石破総理が目指す国づくりのために微力を尽くして参りたい」

森山裕さんは、衆議院鹿児島4区選出で、鹿児島県鹿屋市出身の79歳です。岸田総理のもと、総務会長を務めていました。

また、歴代最長の国会対策委員長を務め、野党との交渉力にも定評があるほか、選挙対策委員長を務めた経験もあり、来月の衆議院解散総選挙や、来年の参院選の陣頭指揮をとることに期待されたものとみられます。

（自民党　森山裕幹事長）「若い人の意見も高齢者の意見もしっかり受け止める政治をしていくことが大事。経済は新たなステージへどう転換ができるか、極めて大事な時期を迎えている。我が国の政治が間違いなきよう期して参りたい」

【鹿児島・鹿屋市】
（70代自営業）「ベテランなので、国民の代表としてリードしているので、鹿児島県にとってはありがたいこと」

（70代無職）「田んぼや畑が遊んでいる。農業に力を入れてほしい。今までよりもっと力がついたので頑張って」

（80代無職）「年を忘れてでも頑張ってほしい。地元をもう少し企業でも誘致して盛り上げてほしい」

自民党県連の吉留厚宏幹事長は、県内のインフラ整備などで「追い風」になるとの認識を示しました。

（自民党県連　吉留厚宏幹事長）「本県にとっては、二階堂幹事長以来の党幹事長で大変名誉なこと。インフラ整備など、政策全般にわたって強い影響力を期待できるので、各市町村や県の予算要求に非常に心強い」

一方、野党第1党・立憲民主党の柳誠子県連代表は、解散総選挙を控え、気を引き締めています。

（立憲民主党県連　柳誠子代表）「非常に重鎮。そこはかなりの手ごたえかなとは思うが、よしやるぞという覚悟でいる」

JNNの取材では、県関係では衆議院比例九州選出で鹿児島3区支部長を務める小里泰弘衆議院議員が、農林水産大臣に起用される方針であることがわかりました。

新しい内閣は、10月1日に発足します。