管理者置かず350万円不正請求 障害児通所支援事業所「ジョイキッズ」を指定取り消し 鹿児島

MBC

障害を持つ子どもの療育などを行う事業者への給付費を不正に請求したとして、鹿児島市は市内にある事業者の指定取り消しを決めました。

市によりますと、障害児通所支援事業の指定取り消しを決めたのは、郡元1丁目にあるNPO法人「ジョイキッズ」です。

事業所には本来、専任で常勤の管理責任者を1人以上配置しなければなりませんが、ジョイキッズでは今年4月以降、配置していないにもかかわらず、報酬にあたる給付費を市に請求し続けていたということです。

今年6月、鹿児島市に「管理責任者がいない」との情報が寄せられ、市が施設を監査し、従業員の聞き取り調査などを進めてきました。

不正請求額はおよそ350万円に上り、加算額を含め、市は法人に対し、およそ480万円の返還を求めています。

施設には7月時点で26人の子どもが通所しており、対応のため、市は指定の取り消しを来月25日付としています。