フェリー屋久島2、再開めど立たず 就航31年…交換部品の手配難しく「観光客多く大変」 鹿児島

MBC

鹿児島と屋久島を結ぶ「フェリー屋久島2」が、エンジン関連のトラブルで5日から欠航しています。交換する部品の調達ができず、運航再開のめどは立っていません。

フェリー屋久島2は、鹿児島と屋久島を1日1往復し、乗客のほかに屋久島への食料品のコンテナ、車両なども運んでいます。

折田汽船によりますと、今月4日夕方の鹿児島港での定期点検で、エンジンの回転を落とす「減速機」とエンジンの接続部分にある部品に不具合が見つかりました。

フェリー屋久島2は1993年の就航で31年が経ち、新たな部品の手配が難しいことから、運航再開のめどが立っていないということです。

フェリーを利用している屋久島の住民らは…。
（利用客）「だいぶ打撃を受けている。もちろん早く復旧してほしいです」

（利用客）「10月、11月はまだまだ観光客も多いので、大変だと思う」

折田汽船によりますと、8日以降の代船の運航はなく、乗船予約の受け付けを停止していて、「多大なるご迷惑をおかけし、お詫び申し上げます」とコメントしています。