「桜島学校」の開校時期が予定より遅れる可能性も 入札不調・随契不成立で 鹿児島市

MBC

桜島の8つの小中学校を統合して鹿児島市が新設する小中一貫の「桜島学校」について、建設工事の入札が2度不調となり、2026年4月の開校が遅れる可能性が出てきたことが分かりました。

「桜島学校」は、桜島の5つの小学校と3つの中学校を統合し、2026年4月に開校を予定している小中一貫の義務教育学校です。工事費は47億円以上を見込んでいます。

鹿児島市教育委員会によりますと、市は今年10月の着工を目指し7月に入札をしましたが、資材の高騰や作業員の確保が難しいことなどから不調に終わりました。10月に工事費を見直しましたが、再び不調に終わったため、市は参加した業者に随意契約を打診したものの、成立しませんでした。

当初予定していた2026年4月の開校について鹿児島市教育委員会は「大変厳しい状況」とし、今後、入札内容を精査して再度入札を行うとしています。

鹿児島市教育委員会は11日午後6時半から桜島公民館で整備検討委員会を開き、住民に説明することにしていて、「住民の話を聞きながら、開校時期も含めて検討したい」としています。