初代王者へ！ Ｖリーグ開幕戦前に地域も盛り上がり フラーゴラッド鹿児島

MBC

バレーボールの新たな「Vリーグ」が19日開幕します。去年V3を制したフラーゴラッド鹿児島は、新戦力を迎え、初代王者を目指します。

日置市を拠点に活動するフラーゴラッド鹿児島。昨シーズンは開幕から白星を重ね、参入1年目ながらV3の頂点に立ちました。

今シーズンからは、これまでのV1・V2・V3が、上位カテゴリーのSVリーグとVリーグの2つに分かれ、フラーゴラッドは、10チームが所属するVリーグ西地区で戦います。

新キャプテンに就任したのが、昨シーズン、V3MVPや得点王などに輝いた長友優磨選手。これまで、唯一のV1経験者としてチームを引っ張ってきましたが、今シーズンは新たに、長友選手とゆかりのあるV1経験者3人が加入しました。

まずは宮崎県都城市出身のリベロ・久保田雅人選手。

Vリーグ通算240試合以上に出場し、長期にわたって活躍しているとして「Vリーグ栄誉賞」を受賞している経験豊富な選手です。高校時代は、長友選手の1学年後輩でした。

（新加入　久保田雅人選手）「（長友選手と）高校生ぶりに同じチームになるので、懐かしさもあり、勝ちたいという気持ちはすごくある」「自分たちが経験したことを教えて、総合力で強いフラーゴラッドを見せたい」

長い手足を生かした守備が持ち味の小森郁己選手は、昨シーズンV2を制した北海道でキャプテンを務め、V1では3シーズン、長友選手と同じチームに在籍していました。

（新加入　小森郁己選手）「気持ちも上がってきていて、いい雰囲気で練習ができている」「優磨さんの少しでも手助けになれればと思って、後輩たちを引き上げながらプレーしている」

他にも、昨シーズンまでV1でプレーしていた笠利真吾選手も加入。若い勢いに経験値も加わりました。

（新キャプテン　長友優磨選手）「個人的に知っている選手や、一緒にバレーしていた選手が増えたので、気持ちが楽になりいい気分でバレーボールができている」

チームを指揮するのは、鹿屋体育大学出身の小川貴史新監督。「接戦を勝ち切るバレー」を掲げ、練習では実戦形式を中心に、起点となる1本への意識を高めていました。

シーズン開幕が楽しみなフラーゴラッド。あさっての試合を前に盛り上がりを見せている地域が…開幕戦の開催地、南さつま市です。

フラーゴラッドのサブタウンの1つで、毎週水曜日を「フラゴラウェンズデー」として、職員が公式ポロシャツを着て開幕への機運を高めています。

（南さつま市役所職員）
「（南さつま市での開幕に）正直びっくり、うれしい。自分も家族で応援に行く予定」

「自分もスポーツが好きなので、プロスポーツが来てくれることで市もフラーゴラッドも盛り上がれば」

市役所の玄関を入ってすぐの場所に設置したフラゴラコーナーには市民から多くのメッセージも寄せられています。

（南さつま市役所・総合政策課　大倉野格三課長）「市役所だけでなく市民全体でフラゴラを応援したい。これをフラゴラに届けて試合で勝っていただきたいという思いを伝えたい」

（新キャプテン　長友優磨選手）「ホームで迎えられるのはチームにとって強み。ホーム戦でしっかり勝って、たくさんの方にフラーゴラッド鹿児島を知ってもらい応援してもらえるよう、優勝目指して頑張る」

「Let’s！！FLYHIGH」をスローガンに、新リーグで開幕ダッシュなるか？
19日午後1時から、南さつま市で兵庫デルフィーノと対戦します。