「きらめき3号」搭載 H3・4号機打ち上げ成功 H3として静止衛星打ち上げ成功は初

MBC

H3ロケット4号機が4度の延期を経て、4日、種子島宇宙センターから打ち上げられ、打ち上げは成功しました。種子島には多くの観光客が訪れ、打ち上げの瞬間を見守りました。

午後3時48分、種子島宇宙センターから打ち上げられたH3ロケット4号機。ロケットに搭載された防衛省の通信衛星「きらめき3号」は予定の軌道に投入され、打ち上げは成功しました。

きらめき3号は、自衛隊の情報伝達や海外など遠方で活動する部隊の通信に役立てられます。防衛省によりますと、今回の衛星の製造から打ち上げ、運用などをあわせたコストはおよそ700億円だということです。

H3は今年度で運用が終了するH2Aの後継機で、去年の初号機の打ち上げは失敗しましたが、4日の4号機の打ち上げで、3機連続で成功したことになります。

（打ち上げ見学者）
「かっこいいですね、感動しました」
「炎が光った時はとても眩しかった」
「感動して涙がでた」

ロケットは予定の軌道で衛星を分離した後も飛行を続けていて、長距離の飛行を可能にするためのデータを収集しているということです。