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次世代の「デトネーションエンジン」実証実験 観測ロケットS520-34打ち上げ成功 内之浦宇宙空間観測所 鹿児島

MBC南日本放送 / 2024年11月14日 19時2分

MBC

JAXA=宇宙航空研究開発機構の観測ロケットが、14日、内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられ、打ち上げは成功しました。

観測ロケットS-520-34号機は14日午前11時半に内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられ、打ち上げは成功しました。液体燃料の燃焼で発生する衝撃波を推進力にする新たなロケットエンジン=デトネーションエンジンの実証実験が目的です。

(エンジンを共同開発・名古屋大学 笠原次郎教授)「世界各国のエンジンの研究者に情報を伝えて、次のステップに進めていきたい」

今後、回収したデータを解析し、将来的には、H3ロケットなどにも役立てたいとしています。34号機の打ち上げは当初、今年8月に予定されていましたが、直前に発生した日向灘を震源とする地震の影響で、14日に延期されていました。

【実証実験したデトネーションエンジンエンジンとは】

「デトネーション」は、日本語で爆轟(ばくごう)と言われます。燃料が酸化剤と混合した後、燃焼したガスの膨張速度が音速を超えるスピードになる現象を指します。
デトネーションエンジンは、ロケットエンジンの小型・軽量化と高性能化につながる技術で、宇宙用高性能エンジンとして、日欧米、アジアで研究されています。
 

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