12万羽の殺処分開始 高病原性鳥インフルエンザの疑い高い疑似患畜 今季初・県内5季連続 出水市の養鶏場・鹿児島
MBC南日本放送 / 2024年11月20日 19時29分
出水市の養鶏場で死んだニワトリを検査したところ、高病原性鳥インフルエンザの疑いが分かり、鹿児島県は20日朝からニワトリの殺処分を進めています。県内の養鶏場での高病原性の確認は今シーズン初で、5シーズン連続です。
県によりますと、出水市高尾野町の採卵用の養鶏場できのう19日、死んだり衰弱したりしたニワトリ10羽に行った簡易検査で、鳥インフルエンザウイルスの陽性が確認されました。
その後の遺伝子検査で、20日にH5亜型の高病原性ウイルスの疑いが極めて高いことが分かり、県は午前7時からこの養鶏場のおよそ12万羽のニワトリすべての殺処分と埋却を始めました。
今シーズン県内の養鶏場で高病原性疑いが確認されたのは初めてで、全国では10例目です。県内での確認はこれで5シーズン連続となりました。
鹿児島県は、肉用のブロイラーの飼育数がおよそ3129万羽で全国1位、採卵用のニワトリの飼育数は1158万羽で全国3位と、養鶏が盛んな地域です。このうち、出水市は、ブロイラー・採卵用ともに県内有数の産地となっています。
採卵用と肉用両方のニワトリを飼育する農家からは、悲観的な声も聞かれます。
(養鶏農家)「野鳥がいる限り、(ウイルスは)増える。消毒は確実にしても無理。(このまま拡大すれば)やめるしかない」
県は殺処分を進めるとともに、この農場から半径3キロ圏内を移動制限区域に、3~10キロ圏内を搬出制限区域とし、制限区域付近の国道3号などに消毒ポイント6か所を設置して、消毒を開始し、移動制限区域内のすべての養鶏農場への立ち入り検査などを行っています。
なお、県によりますと、出水市の東干拓と荒崎地区で、今月16日と17日に回収されたナベヅルとヒドリガモあわせて4羽の死がいから、20日に高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。県内で野鳥からの検出は初めてです。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【鳥インフル】鹿児島・出水市での発生受け熊本県が対策会議 熊本県は搬出制限区域外
KKT熊本県民テレビ / 2024年11月20日 19時0分
-
12万羽の殺処分開始 高病原性鳥インフルエンザの疑い高い疑似患畜判定 鹿児島
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年11月20日 12時14分
-
12万羽の殺処分開始 高病原性鳥インフルエンザの疑い高い疑似患畜判定 出水市の養鶏場 鹿児島
MBC南日本放送 / 2024年11月20日 8時25分
-
鹿児島県出水市の養鶏場で鳥インフル疑い、確定すれば九州で今季初
読売新聞 / 2024年11月19日 21時23分
-
出水市の養鶏場で鳥インフルの疑い例確認 今シーズン初 鹿児島
MBC南日本放送 / 2024年11月19日 19時46分
ランキング
-
1父親の修被告「覚えていない」繰り返す 母親の6回目の公判で すすきのホテル頭部切断殺人事件 札幌地裁
HTB北海道ニュース / 2024年11月20日 18時31分
-
2東海大と桜美林大でスト実施へ 非常勤講師の賃金ベア要求
毎日新聞 / 2024年11月20日 12時27分
-
3個人情報、公開か削除か…マイナカード偽造被害、悩む地方議員ら
毎日新聞 / 2024年11月20日 19時16分
-
4「とんでもない不当判決」=原告ら怒りあらわに―厚木基地訴訟
時事通信 / 2024年11月20日 19時25分
-
5経済対策、自公国が合意=「103万円」引き上げ
時事通信 / 2024年11月20日 18時18分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください